俳優の鈴鹿央士が主演するドラマ『クロステイル ~探偵教室~』(東海テレビ・フジテレビ系/毎週土曜23時40分)で、若き初座長を支えた5人、探偵学校のクラスメイト芹沢朋香役・堀田真由、藤巻敦也役・草川拓弥、堀之内純子役・篠田麻里子、そして探偵学校の校長・新偕理子役の檀れいと匡の父・飛田迅平役の板尾創路が、クランクアップを迎えた。
【写真】堀田真由、檀れいら『クロステイル ~探偵教室~』クランクアップの様子
本作は、探偵学校を舞台に、心の謎に直面することで成長する探偵の卵たちを描く“新感覚”探偵ドラマ。
一足先にクランクアップを迎えたのはベテラン勢。檀れいの最後の撮影は、とある駅近くの飲み屋街で藤巻(草川)、野木(福山翔大)に尾行されているというシーン。雑然とした飲み屋街をさっそうと歩く檀の姿は、朝の日の光の中でも輝きを放っていた。
そしてアップの瞬間。通勤ラッシュでひっきりなしに電車が通る線路脇、しかも薄暗い高架下で、監督から花束を渡された檀は「こんなところでアップするの~!?(笑)」とかわいい悲鳴。監督が「探偵っぽいでしょ」とフォローすると現場は和やかな笑いに包まれた。続けて、草川と福山が檀に近づき「ありがとうございました」と爽やかに一礼すると「頑張ってね」と優しいほほ笑み…最後まで校長らしい振る舞いを見せた。
檀は「現場に来るのがすごく楽しい作品で『皆さんに今度はいつ会えるかな?』と思いながら通っていました。生徒たちが日に日に可愛くなってきて、みんなが一生懸命やっている姿を見るのはとても清々しく、微笑ましかったです」とあいさつした。
匡の父・迅平役、板尾創路の最後の撮影は、第7話と最終話・第8話にまたがる“最も重要なシーン”。美しい夕陽をバックに、アクションを含む白熱した芝居で撮影を終えた。
純子役・篠田麻里子の最後の撮影は、第7話のキーワード「探偵 対 探偵」を表す場面。
草川拓弥の最後の撮影は、第6話で登場した、ストーカーにおびえるあかりと藤巻の“フェイク”キスシーン。本作では異質な胸キュンシーンだ。通常、主演が最後にアップすることが多い中、本作は草川が最後に。アップの瞬間は帰宅ラッシュの線路沿い…しかし、コメント中は電車が1本も通らず終了。運の良さにハジケる笑顔を見せた草川だった。
堀田真由の最後の撮影は、教室で生徒7人がそれぞれの未来を語る場面。別れを惜しむように一人ひとりの顔を見ながらセリフを言う生徒たちには優しい微笑みが広がっていた。アップとなった堀田に、監督から花束が渡されると「この教室に来るのが日常となっていたので、撮影が終ってしまってすごく寂しい。朋香の自由なキャラクターを皆さんが受け取ってくださったお蔭で楽しく撮影することができました。私自身もっと朋香にクロステイルしたいので、続編があったら是非呼んでください」とかわいくおねだり、大きな笑いと拍手に包まれた。
土ドラ『クロステイル ~探偵教室~』は、東海テレビ・フジテレビ系にて毎週土曜23時40分放送。
コメント全文は以下の通り。
<コメント>
■檀れい
現場に来るのがすごく楽しい作品で「皆さんに今度はいつ会えるかな?」と思いながら通っていました。生徒たちが日に日に可愛くなってきて、みんなが一生懸命やっている姿を見るのはとても清々しく、微笑ましかったです。私は一足先にクランクアップしてしまいますが、皆さん怪我なく元気に、最後まで良い作品を作って欲しいなと思っています。ありがとうございました!
■板尾創路
皆さん、お疲れ様でした。僕は全8話の前半がほとんど出てこないですけど、後半は頑張りましたんで(笑)。オンエア楽しみにしています。今日の撮影場所を借りていたお宅の奥さんも「面白いドラマ」と言っていたので、スタッフの皆さん、自信を持って残りも頑張って下さい(笑)。ありがとうございました!
■篠田麻里子
長い間、ありがとうございました。無事撮影終了を迎えることができてホッとしています。本当に楽しい現場で、終わるのがすごく寂しいのですが、皆さんとまた一緒にお仕事ができることを楽しみにしています!
■草川拓弥
まさか僕が最後になるとは思っていませんでした。本当に楽しい現場で毎日朝早くから夜遅くまで撮影していても毎日が新鮮で楽しくて、個性豊かなキャストの方々、そして素晴らしいスタッフの方々と一緒に素敵な作品を作ることができて、とても光栄です。
■堀田真由
Q.一番思い出に残ったシーンは?
朋香がメインの回だった第2話ですね。視聴者に朋香の“ちょっと変わった性格”を見せるのが、すごく難しかった点です。衣装やメイクを毎回変えることで彼女の掴みどころのなさが表現でき、「かわいい!」といった視聴者からの声もいただけて、毎回スタッフの皆さんと「どうする?」と悩みながら作った甲斐がありました!
Q.クラスメイトについて。
7人という人数がすごく居心地が良く、年齢はバラバラでしたが脚本家の八津弘幸さんが作ってくださったキャラクターがきちんとあって、そこから徐々に仲が深まり、絆ができていく瞬間も感じることができました。「全10話あっても良かったのに」と思うぐらい、もっとみんなと居たいので続編をぜひ! でも、先生役はセリフが多いのでちょっと嫌です~(笑)。
Q.撮影中、苦労した点は?
セリフを話すにあたり、監督から「後ろにジャズが流れているのをイメージしてください」と言われていたのですが、本当にスピーディーな作品で、自分が思うよりもかなり早く喋らないといけなくて。加えて、探偵用語といった普段使わない言葉もあったので、その点も難しかったですね。ちゃんと言い切れた時は「やり切った!」という達成感もあり「やっぱりお芝居は楽しい」と思えた作品です。朋香みたいな個性的な役はなかなか出会えないですね。
Q.視聴者へのメッセージをお願いします。
放送前のインタビューで「私自身は朋香と違って人のことをそんなに知りたいとは思わない」と言いましたが、朋香役を通じて心境の変化がありました。第2話で登場した匡のセリフ『相手のことを知りたいって思うのは、そんな悪いことじゃないよ』というのが印象的で「確かにそうだな」と思えて来て。