漫画家・高橋留美子のデビュー作を完全新作として約40年ぶりに再びテレビアニメ化する『うる星やつら』(フジテレビ“ノイタミナ”枠ほか)の放送開始時期が10月に決定。併せて、第1弾キービジュアルとPVが解禁された。

またチェリー役を高木渉、サクラ役を沢城みゆきが務めることが発表された。

【動画】テレビアニメ『うる星やつら』第1弾PV

 本作は、地球“最凶”の高校生・諸星あたると、宇宙から舞い降りた“鬼っ娘”美少女ラムの出会いから始まるラブコメディ。テレビアニメ版の前作は1981年から4年半にわたり放送された。今回は小学館創業100周年を記念し、選び抜かれた原作エピソードを新作アニメ化する。主人公の“ダーリン”こと諸星あたるとヒロインのラムをそれぞれ、神谷浩史上坂すみれが務めるほか、三宅しのぶ役を内田真礼、面堂終太郎役を宮野真守が演じる。

 第1弾キービジュアルは、道路の中央に立つあたると、逆さまに宙に浮かぶラムが見つめ合うデザイン。ストーリーの舞台であろう町並みが描かれているものの、家々の姿はぼやけ、あたるとラムの2人だけにピントが合っているビジュアルとなっている。

 第1弾PVは、宇宙人に襲われるあたる、空を飛ぶラム、怒りで机を持ち上げるしのぶ、カッコ良さ漂う“感じ”で名乗る面堂、眉間に皺を寄せるサクラ、食事中の錯乱坊が映し出されていき、キスをするあたるとラムや、電撃を浴びるあたるなど、ドタバタ感とワクワク感が織り交ざる映像となっている。

 そして、チェリーこと錯乱坊役を高木渉、サクラ役を沢城みゆきが務めることも発表され、キャラクターとキャストを“リンク”させたビジュアルも公開。“チェリー柄”のシャツを着た高木とチェリー、スタイリッシュなファッションの沢城とサクラを見ることができる。

 高木は「物語のスパイス的な存在になれるように僕自身楽しんで引っ掻き回していきたいなと思っています」とコメント。

 沢城はサクラについて「いったい本心はどこにあるのやら…(笑)。
掴みどころのない不思議な魅力の人だなと、個人的には感じています」としている。

 アニメ『うる星やつら』第1期は10月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送予定。

 コメント全文は以下の通り。

<コメント>

■高木渉

――高木さんにとって「うる星やつら」とは?

 二枚目と見せかけて案外ポンコツだったり、可愛いけど怪力だったり、美人だけど大食漢、みたいな二面性のあるキャラクターがたくさん出てきて登場人物に惹かれますね。ドタバタコメディかと思いきやシリアスなお話も入ってきたりして、どこを切っても楽しめるエンタメの金太郎飴って感じです(笑)。

――錯乱坊(チェリー)の魅力と、その役を演じるにあたり大切にしたいこと、楽しみなことなど教えてください。

 神出鬼没で錯乱坊が絡むと大概事態が悪化するので、言ってみれば疫病神なんですけど(笑)、登場しないとちょっと寂しいというか、なんか憎めないんですよね。永井一郎さんの絶妙なさじ加減と、とてもチャーミングに演じてらしたキャラクター作りはとても真似出来ないのですが、物語のスパイス的な存在になれるように僕自身楽しんで引っ掻き回していきたいなと思っています。

■沢城みゆき

――沢城さんにとって「うる星やつら」とは?

 今回参加させていただくにあたり、改めて見直してみましたが、登志夫さんはじめ先輩方のエネルギーの凄まじさ(そして、その中にあってふわりふわりと異次元のキュートさで存在するラムちゃんの可愛さ)に、尻餅してしまいました。参りました…!!

――サクラの魅力と、その役を演じるにあたり大切にしたいこと、楽しみなことなど教えてください。

 いったい本心はどこにあるのやら…(笑)。掴みどころのない不思議な魅力の人だなと、個人的には感じています。
少しづつ仲良くなっていかれたらいいなと思っています。

編集部おすすめ