7月スタートのカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”に、波瑠が主演を務める新ドラマ『魔法のリノベ』が決定。ワケあって男だらけの福山家が営む「まるふく工務店」に転職してきた主人公・真行寺小梅を演じる。
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本作は、星崎真紀による同名漫画 (双葉社 JOUR COMICS)を原作にしたリノベーション・お仕事ドラマ。住まいに新たな価値を創り出す住宅リノベーションをテーマに、依頼人が抱えている家や家族に対する問題という“魔物”に、主人公たちが毎話、五感と機転と根性を駆使したリノベ提案という“魔法”で、スカッと華麗に解決し立ち向かっていく。
脚本は、映画『サマータイムマシン・ブルース』、『曲がれ!スプーン』やアニメ『四畳半神話大系』などの脚本を手掛け、2017年には、劇団・ヨーロッパ企画の本公演『来てけつかるべき新世界』で岸田國士戯曲賞を受賞した、ヨーロッパ企画の上田誠。
ある日、「まるふく工務店」に営業職として転職してきた小梅(波瑠)。前職では経験に基づく豊富な知識と優れた観察眼を武器に、営業エースとして順風満帆な会社人生を送っていたが、30歳を目前に“大きなしくじり”に見舞われ、退社を余儀なくされることに…。
波瑠演じる小梅は、同世代の働く独身女性を等身大に描いたキャラクター。特殊な能力や個性的な性格を持つヒロインではなく、真面目に仕事に取り組む一方で、食べることも、寝ることも、趣味の山歩きも、友人と愚痴を言い合う時間も好き…という役どころだ。
一方、間宮演じる玄之介は、脱サラして家業の「まるふく工務店」で営業職として働き始めるも、人の良さから来る押しの弱さでいまだ成約はゼロ。女性にも振り回されがちで、現在バツ2で7歳の息子を養うシングルファザーでもあり、物語が進むにつれて、玄之介がさらにこじれた人間関係に巻き込まれていることも発覚する…。
正反対な部分もあれば、共通点もある2人が繰り広げるまるで夫婦漫才のような会話劇も見どころだ。波瑠と間宮の共演は、『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(2016年/カンテレ・フジテレビ系)、『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(2020年/日本テレビ系)以来、3回目となる。
本作について、波瑠は「ただのお仕事ドラマではなく、家を通して人を見たり、人を通して家を見たりしながら、自分や目の前にいる人の新たな一面に気づかせてくれる、人と人との温かさを描いたドラマです」とコメント。
さらに、3回目の共演となる間宮について、「派手でやんちゃなイメージを勝手に持っていたのですが、以前ドラマでご一緒した際、とても男気があって、落ち着いていて、すごく誠実に作品に向き合う方で、ものすごく頼りにしています」と話している。
現在放送中のドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)をはじめ、役の硬軟問わない活躍を見せる間宮は、「僕が演じる玄之介は、沢山の困難に、打たれても打たれても完全には折れない“強さ”があります。ただ、その核となるものに逃げずに向き合えているかというとそうでもなく…そういった未熟な部分が、波瑠さん演じる小梅との出会いでどう変化していくのか。お互いに足りないものを補い合う、絶妙な営業バディ感を見せていけたらと思っています」と話し、波瑠については「すごくしっかりしていて、ストイックに自分を追い込んでいく役者さんだなと思います。きっと興味がそんなにないだろう僕の話も話題を広げてくれますし、話しやすくてとても信頼しています」と語った。
新・月10ドラマ『魔法のリノベ』は、カンテレ・フジテレビ系にて7月より毎週月曜22時放送。
コメント全文は以下の通り。
<波瑠 コメント>
私が演じる小梅は、誠実にお客様と向き合う、実直な頑張り屋さん。でも、決して世渡り上手ではなく、ちょっと不器用なところがあり、ちゃんと真っ直ぐにぶつかって、失敗して、学んで、成長していく、そんな魅力的な人物です。この作品はただのお仕事ドラマではなく、家を通して人を見たり、人を通して家を見たりしながら、自分や目の前にいる人の新たな一面に気づかせてくれる、人と人との温かさを描いたドラマです。リノベーションという魔法をかければ、お客様が淡く抱いた夢を叶えるお手伝いができるという点でも、ものすごく希望溢れる作品になる気がしています。
バディを組む間宮さんは、派手でやんちゃなイメージを勝手に持っていたのですが、以前ドラマでご一緒した際、とても男気があって、落ち着いていて、すごく誠実に作品に向き合う方で、ものすごく頼りにしています。
先日、監督やプロデューサーと作品について話し、チームの情熱を感じているので、私も気合を入れて取り組みたいと思います。
<間宮祥太朗 コメント>
僕が演じる玄之介は、沢山の困難に、打たれても打たれても完全には折れない“強さ”があります。ただ、その核となるものに逃げずに向き合えているかというとそうでもなく…そういった未熟な部分が、波瑠さん演じる小梅との出会いでどう変化していくのか。お互いに足りないものを補い合う、絶妙な営業バディ感を見せていけたらと思っています。2人が掛け合う場面は、空気感を損なわずに、ちょっとクスっとなるような、コメディスパイスをいれた楽しいシーンにしたいです。
波瑠さんとは以前に共演させていただいて、お互いに信頼と尊敬を持って一緒にシーンを作れたなと思える存在。すごくしっかりしていて、ストイックに自分を追い込んでいく役者さんだなと思います。きっと興味がそんなにないだろう僕の話も話題を広げてくれますし、話しやすくてとても信頼しています。
このドラマはリノベというテーマがあり、営業するお仕事ドラマでもありますが、依頼人にはそれぞれの生活があって悩みや希望があります。テレビを見ている人たちにも、それぞれ自分自身の家や生活、日常と照らし合わせながら見てくださるといいなと思います。
<原作者・星崎真紀さん コメント>
「ドラマ化希望です!」という感想を頂くことが多い作品です。嬉しく思いながらも「いやいや、ビフォーアフターどうやって作るの」「いやいや、どんだけ予算必要なの」と心の中で打ち消していました。ところが令和になりその勇者は現れたのです。まるで女性漫画の主人公のように颯爽とした岡光Pが連ドラにして下さると言うのです。しかも小梅を波瑠さんが!? 玄之介を間宮祥太朗さん!? 演出が瑠東東一郎さんで脚本が上田誠さん!? もう楽しみでしかありません。ドラマオリジナルの話もあるそうで、わたしも負けてはいられませんので令和版の連載頑張(がんば)ります。
<プロデューサー・岡光寛子 コメント>
波瑠さんと間宮さんが演じる“梅玄コンビ”は、20代、目の前の仕事を一生懸命頑張ってきたにも関わらず、人間関係で色々あって一度は心がポキッと折れちゃった者同士。そんな2人が出会い、新しい職場、新しい環境の中で、時にはぶつかり合いながら、住宅リノベの依頼人と家と自らの人生を「再生」していきます。
ステイホーム中に家や家族、仕事や人生について立ち止まって考えた方も多いと思います。かくゆう私もそのひとり。“住まいは人生”というように、家のことを考えることが自分の生き方と向き合うきっかけになりました。
実直なお仕事ドラマに、ちょっぴり遊び心とクセを付け加え、ヒューマンとコメディが行き交う楽しい世界観の作品になりそうです。