アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』の新情報発表特番がONE PIECE公式YouTubeほかで8日配信され、本作の主題歌・劇中音楽を中田ヤスタカが担当することが発表された。さらに、ウタの歌唱を務める歌い手・Adoが歌う劇中歌6曲をMrs. GREEN APPLE、Vaundy、FAKE TYPE.、澤野弘之、折坂悠太、秦 基博が楽曲提供する。
【動画】ウタ(歌唱:Ado)×中田ヤスタカによる主題歌「新時代」も! アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』本予告映像
本作は、今年連載25周年を迎える尾田栄一郎による人気漫画『ONE PIECE』を原作とするFILMシリーズ第4弾。6日には『ONE PIECE』連載開始から25周年となる7月22日の「ONE PIECEの日」に、本作のワールドプレミアを日本武道館で開催することも発表。7日には最終章に向け4週間の休載(週刊少年ジャンプ30号~33号)が発表され、いよいよ物語のクライマックスに向け大きく動き出す。そして、7月25日には連載が再開、8月6日は本作の公開と、怒とうの“OP祭り”が展開される。
8日配信の『ONE PIECE FILM RED』の新情報発表特番では、ヒロイン・ウタのボイスキャストを名塚佳織、歌唱をAdoが務めるなど、キャスト情報や本予告映像などが続々と発表されるなか、本作の主題歌および挿入歌に関する情報も一挙解禁。
素性を隠したままその歌声を発信し、世界中を熱狂させる歌姫・ウタ。そんな彼女が初めて公の場に姿を現すライブが行われる、音楽の島・エレジアが今回の物語の舞台。劇中でもとても重要な役割を果たすウタの楽曲・全7曲を、中田ヤスタカ、Mrs. GREEN APPLE、Vaundy、FAKE TYPE. 、澤野弘之、折坂悠太、秦 基博がそれぞれ担当。ウタの歌唱キャストを務めるAdoが歌いあげる。
Adoは本作への参加について「楽曲は全7曲、ハードな曲からバラードなど、幅広いジャンルの楽曲を歌わせていただきました。劇中ではウタがどんなライブをするのか、そして彼女はどんな歌姫なのか、楽しみにしていてください!」とコメント。
『ONE PIECE』への参加は3回目となる、音楽家・DJ・プロデューサーの中田ヤスタカが、主題歌、そして劇中の音楽を手がける。
中田は「新時代」に関して、「大好きな『ONE PIECE』にまた関わることができ、そして素晴らしいミュージシャンの方々と一緒に参加することができて光栄です。最初に総合プロデューサーの尾田さんからは、新しい歌姫の誕生を象徴するような力強い曲というリクエストを受けました。Adoさん自身が“ウタの曲”というのを意識して歌っているので、いつものAdoさんとは全然違う感じになっていると思います」と語っている。
劇中歌の楽曲提供にも6組のアーティストが集結。「私は最強」はMrs. GREEN APPLE、「逆光」はマルチアーティスト・Vaundy、「ウタカタララバイ」は音楽ユニット・FAKE TYPE.は担当。「Tot Musica」は作曲家・澤野弘之、「世界のつづき」は折坂悠太。そして「風のゆくえ」は秦基博。「音楽」が物語の鍵となる本作だからこその豪華コラボレーションが実現した。
アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』は、8月6日より全国公開。
コメント全文は以下の通り。
<コメント>
■Ado
この度『ONE PIECE FILM RED』にウタの歌唱役として携われたこと、本当に光栄に思います。
ウタというキャラクターとして歌を歌うことは私にとって初めての試みだったため、大変だったことは色々とありましたが…それ以上にすごくいい経験になりました。楽曲は全7曲、ハードな曲からバラードなど、幅広いジャンルの楽曲を歌わせていただきました。劇中ではウタがどんなライブをするのか、そして彼女はどんな歌姫なのか、楽しみにしていてください!
■中田ヤスタカ
大好きな『ONE PIECE』にまた関わることができ、そして素晴らしいミュージシャンの方々と一緒に参加することができて光栄です。
最初に総合プロデューサーの尾田さんからは、新しい歌姫の誕生を象徴するような力強い曲というリクエストを受けました。楽曲制作ではAdoさんの魅力的な歌声と共に、ウタというこれまでとは別のアーティストとして『ONE PIECE』の世界観に合ったサウンドと響きを届けることができるように意識しました。また、今回参加されている他のアーティストの皆さんによる楽曲たちが本当に良い曲ばかりなので素晴らしい音楽体験を劇場で楽しんでいただければと思います。
■Mrs. GREEN APPLE
僕たち全員、勿論『ONE PIECE』の大ファンですし、生きる上でのバイブルなのでオファーをいただき率直に嬉しかったです! 少しでも作品を彩れるように、精一杯僕たちのONE PIECE愛を入れ込もうという非常に熱い気持ちで制作しました。Adoさんが歌うことで世界観がパーッ!と広がり、ウタの姿や心情を感じとれるような楽曲に仕上がったと思います。ぜひみなさんも僕たちと一緒に『ONE PIECE FILM RED』を映画館で楽しんでいただけると嬉しいです!
■Vaundy
子供の頃から当たり前にあった『ONE PIECE』という作品の一部になれることに、とても驚きと興奮を覚えました。それと同時に、そんな大事な役目をやってもいいのかという不安も実は少しありましたが、やるからには一番かっこいい曲を作ってやろう!という思いで挑みました。ぼくもみなさんと同じくらい公開が待ち遠しいです!一緒に楽しみましょう。
■FAKE TYPE.
オファーをいただいた際は、とんでもなく舞い上がりました。以前、尾田先生がジャンプの巻末に僕たちの「プリンセス」という曲をあげてくれていたのを知ってたので、本当に聞いてくれてたんだという喜びと同時に、こんな大きなプロジェクトに参加できることへの驚きとプレッシャーを感じています。映画館で映像と音楽を楽しんでいただき、ぜひ鑑賞後に楽曲自体も楽しんでいただきたいです。
■澤野弘之
劇伴の制作をメインでやっている中、僕が作る歌にも目を向けていただきとても嬉しかったです。いつか関わることができたらと思っていた『ONE PIECE』の作品をより盛り上げるような楽曲を目指して制作しました。今回、音楽をフィーチャーした作品になっているのが新鮮で面白いなと思いました。楽曲とあわせて作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。
■折坂悠太
子供の頃から親しんできた『ONE PIECE』や、今をときめくAdoさんと自分自身が交わることがあると思わなかったので、オファーをいただき本当に驚きました。照明が上がり映画館を出る時、そこからの歩みを応援してくれる、そんな物語になっています。『ONE PIECE』の世界で、ウタの歌たちと、出会ってください。そこで待っています。良い旅を!
■秦 基博
『ONE PIECE』はコミックスも全巻読んでいるので、そんな自分の好きな作品に関われることが純粋に嬉しかったです。