俳優の綾野剛が主演し、6月26日スタートする日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系/毎週日曜21時)に、大久保嘉人、加地亮、坪井慶介、那須大亮、秋元陽太がゲスト出演することが発表された。彼ら日本サッカー界のレジェンドたち5名は、主人公・新町(綾野)率いるサッカー日本代表のチームメートを演じる。
【写真】『オールドルーキー』主人公・新町役の綾野剛、本作のサッカー監修も務める大久保嘉人の2ショット
本作は、愛する娘や妻がもう一度誇りに思えるようなパパになるため、自らの人生を生き切ろうと模索する元サッカー選手の姿を描くヒューマンドラマ。
綾野演じる主人公・新町亮太郎が日本代表選手時代に共に戦ったチームメート役を務めるのは、日本サッカー界のレジェンド5人。
日本代表としてFIFAワールドカップに2大会連続(2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会)に出場したほか、史上初のJ1リーグ3年連続得点王や、最多得点記録という数々の快挙を成し遂げた大久保嘉人。元日本代表で右サイドバックを務め好プレーを連発してきた加地亮。Jリーグデビューを飾った同年に日本代表に選出され、2006年FIFAワールドカップドイツ大会に出場した坪井慶介。2004年のアテネオリンピックでは日本代表のキャプテンとしてチームを牽引し、J1リーグで400試合出場を達成した那須大亮。多くの試合でゴールキーパーとしてゴールを守り、チームを支えた秋元陽太という豪華なメンバーがドラマのスタートに花を添える。
彼らが出演するのは、新町がサッカー選手として最も活躍していた時代に記念すべきゴールを決めた日本代表戦での一幕。5人にはそれぞれ役名があり、その名前が入ったユニフォームを着て試合のシーンを撮影したが、ピッチをダイナミックに走り回るレジェンドたちの姿は「言われなかったら本当にサッカーの試合を見ている」よう。現役時代に数々の輝かしい記録を残し、日本サッカー界を牽引してきた5人の元Jリーガーたちがドラマをリアルに彩る。
さらに大久保は本作のサッカー監修も担当。サッカー経験が全くない綾野にゼロから指導し、2月からマンツーマンで練習してきた。
大久保は綾野について「サッカー経験がなかったので最初は不安でしたが、陸上をやっていたこともあってすぐコツを掴んでうまくなりました。彼はすごく研究熱心。サッカーの動画を見て、選手の動きを細かく研究していましたね。それもあって、最初はアドバイスをしていたんですが、途中からはダメだったところを自分で分かるようになっていて。サッカーをやったことがない人が、ここまで短期間でできるようになるのはなかなか難しいと思います」と感心している。
綾野と大久保、2人で作り上げたサッカー選手・新町亮太郎の背番号は「13」。この番号は、大久保が日本代表戦で着用した思い入れのある背番号だ。大久保の想いを新町に投影し、力をもらうためにと綾野たっての希望で実現した。綾野は新町として大久保が大事にしている背番号「13」を背負うことで、大久保へのリスペクトを持って作品に臨んでいる。
そして、日本代表戦のシーンはレジェンドたちの力だけでなく、今年カタールで行われるFIFAワールドカップ2022をはじめ、日本代表の活動をバックアップしている日本サッカー協会の協力のもと、よりリアルに届ける。
日曜劇場『オールドルーキー』は、TBS系にて6月26日より毎週日曜21時放送(初回25分拡大)。
コメント全文は以下の通り。
<大久保嘉人 コメント>
サッカー監修のお話をいただいた時は、初めてのことだったので不安とワクワク感がありました。日曜劇場は、僕の子どもたちもハマってよく見ています。その番組にまさか自分が監修だけでなく撮影にも参加できることになるとは想像もしていなかったので、とても楽しみでした。
主演の(綾野)剛くんは、サッカー経験がなかったので最初は不安でしたが、陸上をやっていたこともあってすぐコツを掴んでうまくなりました。彼はすごく研究熱心。サッカーの動画を見て、選手の動きを細かく研究していましたね。それもあって、最初はアドバイスをしていたんですが、途中からはダメだったところを自分で分かるようになっていて。サッカーをやったことがない人が、ここまで短期間でできるようになるのはなかなか難しいと思います。
それもあって日本代表戦の出来栄えはかなり良かったです。僕も現役を離れて間もないですが、スタジアムで試合をすることを懐かしいなと思いながら、楽しくプレーさせてもらいました。剛くんはもちろんですが、僕のキャプテンマークにも注目してください(笑)。初めて日本代表のキャプテンマークをつけたので、みんなびっくりすると思います。
このドラマはサッカー選手にとって、とても現実的な話です。サッカー選手って華やかに見えるので、辞めても大丈夫だ、と思われる人が多いと思うんです。実は全然そんなことなくて、苦しんでいる人が多いです。サッカーを続けたくても続けられない選手が、セカンドキャリアを歩むという再現度の高い“中身”の部分を見られる貴重なドラマだと思います。僕も撮影の現場を実際に見ていて、楽しいドラマになると感じています!