日向坂46の二期生・渡邉美穂の卒業公演「渡邉美穂卒業セレモニー」が28日、東京国際フォーラム ホールAで開催。グループの前進・けやき坂46への加入から約5年。

笑顔と涙に包まれたステージで渡邉は「グループが大好きで、メンバーが大好きで。絶対絶対、みんなには幸せになってほしいです」と思いを伝えた。

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 メンバー22人全員で臨んだグループ初の“卒業セレモニー”では、二期生の楽曲「半分の記憶」「沈黙が愛なら」「恋した魚は空を飛ぶ」など、全15曲を披露。渡邉に関するクイズコーナーではステージが笑顔に溢れ、グループの冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/毎週日曜25時5分)でMCを務めるお笑いコンビオードリーの2人からは、サプライズのビデオメッセージが届いた。

 アンコールで渡邉は「最後まで空を感じていたい」という理由で選んだ、グループカラーを連想させる“空色”のドレスを着て登場。静かに見守る客席を前に、卒業への思いを語り始めた。

 4月の卒業発表から「正直、ずっと実感が湧かなくて」と明かした渡邉は「今この瞬間も『私って本当に卒業するのかって思うくらい本当に信じられないんですね。それくらいこの日向坂46っていうのが私の人生の一部になっていて」と吐露。「すごい寂しいなとも思うけど、幸せだなと思って。メンバーって本当に家族みたいな存在で。メンバー以外にもいつも支えてくださってる周りの方々だったり、おひさま(ファンの愛称)の皆さんも本当に私にとってはとっても大切な人たちで、そんな人たちに囲まれて、今この場を迎えられるって本当に幸せだなって思います」と笑顔で伝えた。

 約5年間の活動では「『自分が今、どういう状態で周りからどう見られているのかな』とかも、やっぱりすごく悩んだんですよ。
『あんまり成長できてないんじゃないかな』とか、皆さんの期待に応えられていないんじゃないかって、すごい悩むこともあった」と回想。涙ながらに「卒業発表してから、自分の思っている以上にいろんな人から愛を与えてもらえて、自分ってこんなに愛されていたんだなって初めて知りました」と語り、「今この瞬間、こんなにもたくさんの人に私は常に見守ってもらえてたんだなって強く感じました。幸せだなって言葉では収まりきらないくらい、本当に生きててよかったなって。この道に来てよかったなってそう思います」と振り返った。

 支え続けてくれたファン、スタッフ、自分の家族へ感謝を伝え、メンバーへの思いも吐露。先輩の一期生に対しては「明るさに私も本当に励まされたし、やっぱりこの“ハッピーオーラ”の根源というか、一期生さんがいなかったらきっと作られなかったもの」と話し「こんなすてきな先輩の元で、後輩できてよかった」と感謝。「卒業したら『これからは親友になれるね』と言ってもらえて、その言葉で私は前を向くことができました」と語った。

 後輩の三期生に対しては「少ない人数(4人)なんですけど、私はみんなの雰囲気がすごく大好き」と話し、「本当にすてきな後輩で。どんどんどんどん成長していく姿が感じられて、すごく頼もしいなと思っていました。これからは私は外で見守ることになるけど、たぶん、毎回のライブとかのたびに成長した姿を見せてくれるのかなって楽しみにしています」と期待を込めた。

 同期の二期生には「個性豊かな子たちばかりで、本当にみんな優しくてすごく面白くて私は大好き」と思いを打ち明け、自身が二期生初の卒業を迎えることに言及し「(同期)全員に囲まれて卒業できる人って一番最初の1人しかいないので、その点ではちょっと私はラッキーだったかなと言ったらあれですけど、みんなに囲まれて卒業を迎えられて本当によかったなと思います」とほほ笑んだ。

 4期生の加入を予定しているグループについては「きっともっと違う形になってくると思うし、永遠に同じものなんてないから。
この先いろんなグループが見えてくるのかな」と期待を込め、卒業後は「おひさまになれるし、外からグループを見たことが実は一度もないので、そういうまた違った景色から見えるのは楽しみだなって思います」と吐露。

 「グループが大好きで、メンバーが大好きで。絶対絶対、みんなには幸せになってほしいです。共にいろんなことを乗り越えてきた仲間たちを、私はこの先の人生もずっと応援しています。そして、私はこれからまた違った道を自分の足で歩き始めますが、もっとなりたい自分になって、また皆さんと違った形で会えるのを楽しみにしています」と、涙を浮かべながらも力強くスピーチを締めくくった。

 スピーチが終わると、渡邉の思いを舞台裏で聞いていた二期生が合流。「寂しくて寂しくて仕方ない」と話し涙を浮かべた金村美玖は「美穂だからこそ、こんなにたくさんの人に愛されていたんだよって伝えたくて。美穂がいつでも明るくて誰かの支えになってくれて、寄り添っている姿をずっと見ていた」と吐露。「いろいろ助けられていたし、あなたがいたから、いつも助けられていたファンの方々も本当にたくさんいると思うので。本当に自信を持ってこれからも輝いていってほしい」とエールを送った。

 二期生同士のトーク後は、ステージに呼び込まれた三期生・上村ひなのと共に富田鈴花のピアノ伴奏による「君のため何ができるだろう」を渡邉に向けてサプライズで披露した。最後は、一期生や上村以外の三期生も渡邉への思いを伝え、全員で「JOYFUL LOVE」をパフォーマンス。
アイドルとしてのラストステージを終えた渡邉は公演の最後、1人でステージに残り、客席の隅々へ笑顔を振りまいた。

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