女優の生駒里奈が主演を務める、7月24日スタートのドラマ『OTHELLO(オセロ)』(ABCテレビ、テレビ神奈川)より、メインビジュアルとロングPR、松原タニシ、市川九團次、鈴木光司のゲスト出演が発表された。

【動画】『OTHELLO』VHSテープから始まる怪奇現象 全貌が明らかに!? ロングPR映像

 本作はジャパニーズホラーを代表する『リング』『貞子』シリーズの著者である鈴木光司による、オリジナル最新作のホラーサスペンス。



 舞台は大阪。通天閣近くの薄汚れた雑居ビルに稽古場を置く小劇団『ENGINE』(エンジン)。看板女優の山口麻依(生駒里奈)をはじめ若い劇団員たちは東京公演を間近に控え、寝る間も惜しんで劇団の代表作『DICE』(ダイス)の稽古に励んでいた。

 この作品は10年前に初演を行い、今作で初の東京進出を果たした劇団にとって想い出深いもの。それゆえ座長・重森の気合いは普段以上で、劇団員たちの芝居の出来に納得がいかず不満を募らせていた。

 そんな時、麻依は劇団事務所の資料庫で『DICE』と書かれた1本のVHSビデオテープを発見する。そこには10年前の初演時の稽古風景が収められていたのだが、その映像を見た途端、麻依たちの周囲では、不可解な怪奇現象が起こりはじめる…。

 公開されたメインビジュアルは『OTHELLO(オセロ)』の名の通り白と黒を基調としたもの。中央には主演の生駒、後ろの幕からは『リング』の貞子を彷彿とさせる瞳がこちらを覗いている。

 120秒のロングPR動画は、怪しげなVHS映像から始まり、山口麻依(生駒)ら劇団員たちが怪奇現象に襲われる様が絶叫と共に描かれている。

 また、ゲスト出演者も発表された。『事故物件階段 怖い間取り』(二見書房刊)で一躍有名になった”事故物件すみます芸人”松原タニシが本人役で登場。
さらに歌舞伎役者として活躍中の市川九團次が、劇団の主催者が連れてきた「最後の切り札」として、胡散臭いお経を唱え除霊するナゾの修験者・鐘尾磨久須役で登場。ロングPRでは迫真の表情で除霊をしている。さらに、ジャパニーズホラー界の巨匠である鈴木光司が、怪奇現象の噂を嗅ぎ付け、山奥から降りてきた正体不明の霊能者・太田無軌道役としてゲスト出演する。

 主演の生駒は3人の印象をそれぞれ、松原については「服が個性的で、なおかつお芝居も個性的でドラマに独特の彩りを与えて下さいました」、九團次については「目力と台詞の強さが凄すぎました!! 1つ1つの言動が歌舞伎の作品から出てきたようなのインパクトで、間近で見ることが出来て嬉しかったです!!」、鈴木については「初対面が衣装を着られた状態で…ホラー界の巨匠らしい不思議なオーラを放ちながら弁慶のように座っていらっしゃいました。笑」とコメント。

 3日後に放送を控えた本作について「キャストの皆さん本当に素敵な方々で、ホラー作品ではありますが、笑い声や、芝居についてのディスカッションが絶えない現場でした。皆さんとご一緒することが出来て、本当によかったです! ドラマOTHELLO、お楽しみに!」とメッセージを寄せた。

 ドラマ+『OTHELLO』は、ABCテレビにて7月24日より毎週日曜24時25分(初回は24時50分)、テレビ神奈川にて7月26日より毎週火曜23時放送。

 ゲスト出演者のコメント全文は以下の通り。

<ゲスト出演者コメント全文>

◆松原タニシ

松原タニシ役を演じさせていただきます、松原タニシです。
事故物件住みます芸人という役どころを、事故物件住みます芸人が演じるという、現実なのか虚構なのか自分でもわからなくなる不思議な体験をさせていただきました。果たしてどっちが本当の自分なのか。
そして僕はどうなってしまうのか。お楽しみに!

◆市川九團次

鐘尾磨久須役を務めさせていただきました市川九團次です。
この暑い夏にふさわしい?ホラーでございますが、昨今あるホラーとは一味違うドラマになっていると思います。物語の中盤に登場する鐘尾磨久須は、霊能者でありますが、どこかインチキ臭さの一面も持ち合わせたお役で、劇団員の恐れ苦しみの日々の中で、切り札として投入されます。実際に磨久須の祈祷や水晶、そして、護符がどのような効力を持つのか!演技に対しキャストスタッフが一丸となり、役者として、最高の時間を味わわせて頂きました!今から放映が楽しみでなりません!どうぞお楽しみに!!

◆鈴木光司

1シーンにのみ、監督や原作者が出演することを”カメオ出演”と呼ぶ。
実は、ぼく、カメオ出演のマニアなのだ。
映画『リング』の続編『らせん』では「遊園地で子どもとたわむれる父親役」、映画『アイズ』では「呪われて死ぬバスの運転手役」、連続ドラマ『あの子が生まれる』では「大病院の院長役(ピエロ)」を演じて、好評(?)を博してきた。今回、満を持して挑戦するのは、正体不明の霊能者「太田無軌道」役である。アドリブで台詞を増やしてまさにやりたい放題……、もはやカメオの域を越えてしまった。
無軌道な小説家が演じる太田無軌道なだけに、鬼気迫るものがあるぞ。

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