持ち前の笑顔で周囲を明るく照らすのが、日向坂46の丹生明里だ。自分は「かわいいのかな?」と思い自信を持てなかった彼女は、1st写真集『やさしい関係』の撮影に向けた努力をきっかけに変わったという。

彼女の象徴は、やはり笑顔。しかし、人は誰しも“喜怒哀楽”がある。ニコニコしながら写真集の撮影秘話を語る彼女に、ふと「いつも笑顔の丹生ちゃんだけど、怒ることってある?」と聞いてみた。

【写真】丹生ちゃんのかわいい「笑顔」「怒り顔」「泣き顔」 写真集から水着姿など先行カットも

■撮影前のトレーニングで実感「筋肉は裏切らない」

――写真集出版が決まった当時は「不安な気持ちでいっぱいでした。自分に自信がなくて」とブログで明かしていました。そう思っていた理由は?

丹生:ビジュアル面が気になって。「私、絶対に今プクプクしてるな」みたいな不安だったり、自分のグラビアを客観的に見て「写真写り悪いのかな」とネガティブに思っていたりしたんです。写真集はすべて自分の写真ですし、どうなっちゃうんだろうって。今の自分ではダメだという気持ちしかなく、カメラを向けられても「今、かわいいのかな?」と思っていました。

――撮影へ向かうまでに、気持ちは変化しましたか?

丹生:だいぶ変わりました。決まってからは自分の見た目を変えるため、たくさん努力をしましたし。内面的には、メンバーの宮田愛萌が励ましてくれて、金村美玖も「本当に楽しみだよ」と明るい言葉をずっとかけてくれたので、楽しみにしてくれる子がいるんだと思ったら頑張れました。


――見た目を変えるため、どんな努力をしたんでしょう?

丹生:体を鍛えるためにジムでトレーニングしたり、食事も気を付けていました。「1ヵ月間はお菓子禁止!」みたいなレベルではないですけど、お菓子はほとんど食べなくなりました。自宅でもYouTubeを見ながら腹筋を鍛えて、最初はしんどすぎて体がヒーヒー言っていたんですけど、「写真集のために頑張るぞ!」という気持ちでした。成果を感じられましたし、「筋肉は裏切らない」という言葉は本当だと身に染みました。

――ロケは、夏の瀬戸内と冬の青森で敢行。海もあり、自然豊かな瀬戸内での思い出は?

丹生:ロケ中はずっと晴れていたのでよかったです。フェリーに乗ったんですけど、車も一緒に運ばれるのを想像していなかったので「車も一緒なんだ」と驚いて(笑)。フェリーに乗っている間のカットは、時間が限られていたのでカメラマンさんが急いでカシャカシャとシャッターを切っていて、わちゃわちゃした撮影が楽しかったです。

商店街の撮影もあり、周りにバレないようにカメラマンさんと“お父さんと娘”の設定で撮影したのも印象的でした。“丹生ちゃん”と呼ばれると分かってしまうので、撮影中は“はるな”を名乗っていました(笑)。

――(笑)。雪が降る青森の撮影はいかがでしたか?

丹生:埼玉県出身ですし、自分が住んでいた街では一面真っ白な世界で過ごすことがなかったので、異世界のようでした。
「でも、日本なんだよなぁ」と思いながら過ごして。ロケ中はずっとスノーブーツを履いていましたけど、現地の高校生の子たちが制服姿でローファーを履いていたのが衝撃でした(笑)。

――夏の瀬戸内では、プールや海で初の水着カットにも挑戦しました。

丹生:一番初めに撮影したのが、白い水着を着たプールでのカットでした。写真集の撮影が始まる緊張と、水着カットの緊張が両方あったんですけど、気が付いたら楽しんでいました。ウォータースライダーがあり、浮き輪もたくさんの種類があって、素直に楽しかったです。トレーニングはしましたけど「肉体美を見て!」みたいな感じではなく、ただただ楽しい瞬間を収めていただけたらなという気持ちしかなくて。いい意味で撮影を忘れる感覚で、挑めたかなと思います。

■いつも笑顔の丹生ちゃんに聞いてみた「怒ることってある?」

――写真集でも満載の笑顔は、丹生さんの象徴。自分なりの“笑顔の秘けつ”は?

丹生:笑顔でいなきゃと思い込んでいるときほど笑えないので、ありのままの感情を顔に出そうという気持ちでいます。撮影では「笑おう」という意識もありますけど、テレビ番組では映像を見て楽しんだり、その場の空気で笑っている感じなので、特別な意識はあんまりないです。

――周りから、笑顔を褒められることもありそうです。


丹生:昔から「よく笑うね」と言われていました。だから、ずっと笑いのツボが浅いのかなとか、ゲラなのかなみたいな気でいたので。おいしいご飯を食べて笑顔をチャージ…みたいなわけでもなく、楽しくしゃべるのが好きなので、自然と笑えているのかなと思います。

――日常で笑顔が役に立った場面は?

丹生:すっごい昔の話なんですけど、中学時代の職業体験で託児所へ行ったんです。楽しくてニコニコ笑っていたら、ちっちゃい子たちが「明里お姉さ~ん」ってなついてくれたときは、もう「わあ、うれしい!」ってなりました(笑)。

――笑顔にちなみ、丹生さんの“喜怒哀楽”にまつわるお話も聞きたいです。丹生さんが怒ることってあるんですか?

丹生:怒るのが苦手っていうか…。だからって全く怒らずに生きてきたわけではないんですけど…。

――その場で怒りの感情を出すことはない?

丹生:激しく表には出さず、笑いながら言うのが多いと思います。

――つらさや悔しさは、どう解消しますか?

丹生:最近は、涙を流すようになりました。涙をこらえて、感情を溜めてしまうと滅入ってしまうので、自宅で泣いたりとか、お母さんやスタッフさんに相談しています。感情を表に出すのが自分には合っていると分かってきて。
溜め込んでいいことはなかったですし、頼れる人に気持ちを吐き出すのが大事だなと思っています。

――悲しさも、同じように?

丹生:気持ちを共有するしかないので、家族や友達、メンバーに話しています。お母さんの存在は、特に大きいです。吐き出すことで「本当は自分は何を考えていたんだろう」と整理されていくし、客観的に「本当はこう思っていたんだ」と気付けるので、吐き出して、今自分がどういう気持ちでいるのかを考えられるのが大きいです。

――ありがとうございます。丹生さんの“喜怒哀楽”が十分に伝わってきて、ほっこりしました!

(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:上野留加)
(スタイリスト:武久真理江 衣装協力:AOIWANAKA)

 丹生明里1st写真集『やさしい関係』は幻冬舎より発売中。価格は2200円(税込)。

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