俳優の小宮璃央と井上想良が出演するドラマ『永遠の昨日』が、MBSほかにて10月20日スタート。小宮、井上らのコメントが到着した。



【写真】ドラマ『永遠の昨日』メインキャラクターを演じる小宮璃央&井上想良

 原作は、榎田尤利の同名BL小説。発売以降「頭が痛くなるほど泣いた」「泣きながら読んだBL小説は後にも先にもこれだけ」と、長きにわたり多くの読者の心を捉え続け、今年、主人公のその後を描くエピローグが加えられた新装版が発売。そんな「泣けるBL小説」の決定版として多くのファンに支持されている本作の実写化に、小宮璃央と井上想良が挑む。

 陽気でクラスの人気者の浩一と秀才で人付き合いが苦手な満。高校生の2人は正反対の性格ゆえに強く惹かれあっている。しかしある朝、浩一は満の目の前でトラックにはねられてしまう。その場で起き上がり、いつものように笑ってみせた浩一は、確かに「生きて」いるけれど、クラスメイトたちは、次第に浩一の存在を忘れ始め…?

 交通事故にあってしまった高校生の浩一と同級生の満が心を通わせ、生と性を見つめて懸命に“生きた”2人の姿を描いた青春ラブストーリーだ。

 小宮は、陽気でクラスの人気者であり、突然不運な交通事故に遭ってしまう山田浩一役に。今作では俳優人生で初めて髪を黒い短髪にし役に挑む。秀才で人付き合いが苦手な青海満役は井上想良。井上が繊細な高校生役をどう演じるのか期待が高まる。

 小宮は「原作を読みページを捲るうちに浩一と満の心情が細やかに描き出され涙が溢れました」と作品の感想を。
井上は「満と浩一、2人だけが共感できる心の痛みや喜びを自分なりに必死に描きました」と撮影を振り返る。

 本作の監督・脚本を務めるのは、映画『ぼんとリンちゃん』(2014)で第55回日本映画監督協会新人賞、『殺さない彼と死なない彼女』(2019)では29回日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞、『恋は光』がロングラン上映中の小林啓一。青春のきらめきを独特の視点で紡ぎ出す小林が、男子高校生2人の切ない恋愛模様を鮮やかに描き出す。

 小林は「内に秘めたる孤独を共有し合う浩一と満を、小宮くんと井上くんが見事に演じてくれました」とメインキャラクターを演じる2人に太鼓判。そして、原作者の榎田は「たくさんの方に、浩一とみっちゃんの物語が届きますように」とメッセージを寄せている。

 ドラマ『永遠の昨日』は、10月20日よりMBSにて毎週木曜25時20分、テレビ神奈川にて毎週木曜25時放送。チバテレ、テレ玉、とちテレ、群馬テレビでも順次放送(全8話)。

 コメント全文は以下の通り。

<コメント>

■山田浩一役:小宮璃央

 山田浩一役を演じさせていただく小宮璃央です! 原作を読みページを捲るうちに浩一と満の心情が細やかに描き出され涙が溢れました。小林監督と初めてご一緒させて頂き、浩一役にリアリティを持たせられるようにリハーサルを重ねて自分自身とも向き合いました。

 作品の完成が今からすごく楽しみです! 撮影現場では満役の井上さんにもたくさんの事を教えて頂き、満と浩一のような信頼関係を築く事が出来ました。それがお芝居を通して皆さんにも伝わると嬉しいです。
「永遠の昨日」放送をどうぞお楽しみに!

■青海満役:井上想良

 この度、青海満役を演じさせて頂きました。最初に小説を読んだとき、ものすごく無垢で綺麗で、自然と涙が溢れました。満と浩一、2人だけが共感できる心の痛みや喜びを自分なりに必死に描きました。そして今作の監督・脚本の小林監督だったからこそ作れたこの世界が僕は大好きです。初めての連続ドラマの主演作がこの作品で良かったと心から思っています。

 たくさんの方に、この切なくも温かい青春物語をお届けすることができれば幸いです。

■原作者:榎田尤利

 文字だけで作られた小説という世界を映像にする時、それは原作とは違う形でありながらも、核の部分は原作としっかり結びついていてほしい―私はそう考えています。監督とお話し、脚本を拝見し、撮影現場にもうかがわせていただいて、『永遠の昨日』はまさしくそれが成り立つドラマだと、期待に満ち満ちております!

 原作を真摯に読み取って下さった小林監督、メインキャラクターのふたりを瑞々しく演じて下さった小宮璃央さん、井上想良さん、ほかにもたくさんの演者さんとスタッフのみなさまに、心から御礼を申しあげます。たくさんの方に、浩一とみっちゃんの物語が届きますように。

■監督・脚本:小林啓一

 内に秘めたる孤独を共有し合う浩一と満を、小宮くんと井上くんが見事に演じてくれました。

 エモいという言葉を今まで口にした事はなかったのですが、今回は思わず連発してしまった程です。撮影の田中さんのショットも非常に美しく、二人の繊細さが際立ったと思います。


 ドラマ初挑戦ということで緊張しましたが、キャストやスタッフに支えられ、とても良いものになったと思います。撮影中、何度も泣きました。榎田先生、素敵な原作をありがとうございます。

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