女優の清野菜名と俳優の松坂桃李がダブル主演する映画『耳をすませば』より、大人になった雫(清野)が聖司(松阪)に会いに訪れたイタリアの街を360度カメラで写した特別映像が解禁された。映像の後半には聖司が仲間と「翼をください」をセッションするメイキング映像も収録されている。



【動画】聖司(松坂桃李)のメイキング映像も 映画『耳をすませば』イタリアの街を巡る360度映像

 1989年に柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛漫画『耳をすませば』。読書が大好きな中学生の女の子・月島雫が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司に思いを寄せていくけなげな姿が共感を呼び、1995年、スタジオジブリがアニメ映画化しヒットした。本作はそんな伝説的漫画を実写化。漫画・アニメ映画で描かれた中学時代の物語はもちろん、完全オリジナルストーリーの10年後の物語が加わった。大人になった月島雫を清野菜名、天沢聖司を松坂桃李が演じ、中学時代の2人には安原琉那、中川翼が抜てきされた。監督は平川雄一朗。

 今回解禁されたのは、清野演じる大人になった雫が松阪演じる聖司と会うために訪れたイタリアの街を撮影した特別映像。聖司の家の前から2人が待ち合わせをしたポストの前を通り、歴史を感じる石畳の道を歩きながらオシャレなカフェを横目に道を抜けると、噴水のある小さな広場に到着する。そこでは聖司が街の人々と「翼をください」のセッションを始め、街の人たちも幸せそうにその音色に耳を傾ける。今回の特別映像では、聖司が広場でセッションするメイキング映像が360度カメラで収録されている。

 ロケ地となったポルトヨーロッパは和歌山県にあるテーマパーク内にあり、イタリアの街並みを本格的に再現した施設。コロナ禍で海外ロケを断念せざるを得なかったスタッフは、ポルトヨーロッパでの撮影とイタリアの現地クルーを使った撮影を行い、聖司が暮らすイタリアの街並みを完全再現。
本映像では聖司や雫が実際に歩いた道を360度カメラでたどりながら、映画の世界に浸ることができる。

 さらに、後半のセッションシーンのメイキングでは、撮影現場に実際に足を踏み入れたような臨場感を感じられる。どこか懐かしく、そして優しさに包まれた街の温もりが伝わってくる映像となっている。

 映画『耳をすませば』は、10月14日より全国公開。

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