女優の観月ありさが、11月12日21時放送の土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’22 秋の特別編』(フジテレビ系)のエピソードのひとつ「コンシェルジュ」で主演を務めることが発表された。観月の『世にも奇妙な物語』シリーズでの主演は18年ぶり。
【写真】18年ぶりに『世にも奇妙な物語』の主演を務める観月ありさ、共演の金子ノブアキ
本番組は、おなじみのストーリーテラー・タモリとキャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版。4つの“奇妙な”エピソードのひとつ、「コンシェルジュ」で観月が演じるのは、夫に不倫され、娘・七海と2人で新居のマンションに引っ越してきたシングルマザーの女優・松久保真希。夫のいない初めての生活に苦戦する真希の前に、願いをなんでもかなえてくれるコンシェルジュ・大神マサテルが現れる。「お望みならばなんなりと」という、その“スーパーコンシェルジュぶり”に頼り切る真希だったが、次第にエスカレートしていく大神の行動に不安を募らせていく…という、まさしく『世にも』らしいストーリーだ。
観月が『世にも奇妙な物語』に出演するのは、2004年春の特別編「殺し屋ですのよ」以来18年ぶりとなり、「そんなに出ていなかったんだ!」と驚いたそう。コンシェルジュ・大神マサテル役を務めるのは、金子ノブアキ。観月と金子が共演するのは、『いちばん大切なひと』(1997年・TBS)で姉弟を演じて以来、約25年ぶりとなる。10代の頃に共演して以来の再会に、金子は「同じ作品で密に共演できて、感慨深かったです」、さらに観月も「お互い時を経て、地に足をつけてお芝居ができました」と感激した様子。金子が『世にも奇妙な物語』に出演するのは、『世にも奇妙な物語2014年春の特別編』以来、約8年ぶりとなる。
土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’22 秋の特別編』は、フジテレビ系にて11月12日21時放送。
コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■観月ありさ
――『世にも奇妙な物語』の出演が決まった時の感想。
18年ぶりの出演と聞いて、”そんなに出ていなかったんだ!”と驚きました。久しぶりにお声がけいただいてうれしかったですし、台本もすらすら読めるのにとても個性があって、面白いストーリーだなと思いました。ハートフルすぎず、切なさも残しながら、”最後にここへとつながるのか!”という感じがして、本当に奇妙な話でしたね。
――金子ノブアキさんと共演してみていかがでしたか?
すごく久しぶりで、金子くんも私も10代で、私の弟役をやってもらったんですよ。それから時を経て、(お互い)経験値も上がっていますし、当時お芝居に対してふわっとやっているようなところがあったけど、今は地に足をつけて、キャラクターを全うしながらお芝居ができているなと思いました。
――コンシェルジュと女優の掛け合いが見どころかと思いますが?
金子さんが初日から役作りをバッチリされていて、ちゃんとコンシェルジュな感じでいてくれるので、とても久しぶりに共演するんですけど、やりやすくお芝居できていますね。
――番組を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ。
久しぶりの『世にも奇妙な物語』なので、皆さんに楽しんでみていただければと思います。難しい話じゃないので、コンシェルジュというドラマの世界観にどっぷりつかってくれればと思います!
■金子ノブアキ
――『世にも奇妙な物語』の出演が決まった時の感想。
子供の頃から見ている、フジテレビでも代表的な番組だと思うので、本当にうれしかったです!
――『ラスト・シネマ』以来、『世にも奇妙な物語』には約8年ぶりの出演ですがいかがですか?
8年ぶりと聞いて結構驚きましたね。その間に、自分は何をしてこれたかなと回顧する時間にもなって、こうやって定期的に出られるのはうれしいですし、もっと頑張ろうと思いました。
――脚本を読んでの感想
松木(創)監督とは何作もご一緒しているので、監督が得意とする表現もありましたし、じわじわと狂気じみてくる物語も、“これぞ『世にも』だな”と思いました。
――観月ありささんと共演してみていかがでしたか?
僕がおそらく中学生で、それ以来25年ぶりになるんですけど、同じ作品で密に共演するのがそれ以来なので、感慨深かったですね。演技の掛け合いもすごく楽しくて、(過去に共演した)当時子役だったので、何もわからない状態で現場にきていて、観月さんにもお世話になったので、恩返しできればと思っています。
――番組を楽しみにしている視聴者の方にメッセージ。
僕自身も子供の頃から親しんでいる番組ですので、参加できることがとてもうれしいです。内容的にも『世にも』らしい空気感に持ち込めていると思うので、ぜひ気楽に見て、“『世にも』だな”という雰囲気を感じ取ってもらえたらうれしいです。
■演出:松木創
このシリーズでは、偏愛するジャンルである怖い話ばかりを演出しておりまして、僕の役割は、映像をいかに不穏なものにしていくか、ということだと捉えているのですが、今作では、これまでの自作と比べても、指折りと言える“不穏シーン”が撮れたという手ごたえを得ることができました。それもこれも豪華役者陣のおかげであります。
観月ありささんとは、なんとご一緒するのが初めて。観月さんと仕事をしていないなんて、この業界ではモグリみたいなものなので、ようやく私も一人前になれたでしょうか。ともすれば“奇妙になり過ぎる物語”を、しっかりと現実に繋ぎ(つなぎ)とめてくれた観月さんの豊かなお芝居には唸ら(うなら)されました。
金子ノブアキさんのことは、実は勝手に“戦友”だと思っていまして、今回も撮影現場でアイデアを出し合い、議論を重ねて、稀有(けう)なキャラクターを創造しました。