松本潤が主演する2023年1月8日より放送の大河ドラマ『どうする家康』の追加キャストが発表され、女優の松嶋菜々子が於大の方(おだいのかた)を演じることが明らかとなった。松嶋は『利家とまつ~加賀百万石物語~』(2002)で主演・まつ役を演じて以来、2度目の大河ドラマ出演となる。



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 第62作大河ドラマとなる本作は、脚本を映画『ALWAYS 三丁目の夕日』や、ドラマ『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)などで知られる古沢良太が担当し、新たな視点で歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く物語。徳川家康を松本が演じる。

 この度、本ドラマに松嶋が出演することが発表。松嶋が演じるのは、家康に乱世の厳しさを教えた戦国の母・於大の方。わずか15歳で竹千代(家康)を産み、その3年後に、実家の水野家が松平家と敵対関係になったために離縁され、竹千代と生き別れることに。数ある困難にもめげず、乱世をたくましく生き抜き、天下人となる家康を支えた大らかな母だ。

 松嶋は自身の役柄について、「母、華陽院(けよういん)の慈悲深さ聡明さを受け継いだ於大は安寧の世を夢見、世相を見て子育てをするたくましく力強い女性だったと想像しています」と分析。さらに「台本には和気あいあいとした家族像がユーモアたっぷりに描かれているので、於大の役作りはとても楽しいです。しっかりとお役目を務めて参ります」と抱負を語った。

 大河ドラマ『どうする家康』は、2023年1月8日より、NHK総合にて毎週日曜20時、NHK BSプレミアム・BS4Kにて同18時放送(初回15分拡大)。

 ※松嶋菜々子のコメント全文は以下の通り。

<松嶋菜々子コメント全文>

■役柄説明を読んで、また実際に演じてみた於大の方の印象

『どうする家康』出演への意気込みも含めてお願いいたします。
母、華陽院の慈悲深さ聡明さを受け継いだ於大は安寧の世を夢見、世相を見て子育てをする逞しく力強い女性だったと思います。その於大という偉大なお方の役をいただけたこと、有り難く嬉しく思います。

■『利家とまつ~加賀百万石物語~』に出演した際の印象に残っていること

「利家とまつ」では、プロデューサーから、支え合う夫婦の物語を作りたいとお話しがありました。舞台は戦国時代ですが、戦乱の世の夫婦愛という視点がとても新鮮に感じたことを覚えています。お互いを支え合う夫婦関係、やりとりはユーモアもあり気持ちも入りやすく、台本にはまつの魅力が最大限に描かれていました。利家役の唐沢さんは、いつも明るく冗談を言いながら現場を盛り上げてくださいました。

■初出演となる古沢良太作品への印象や期待、『どうする家康』に関して楽しみにしていること

古沢さんの作品は初参加になります。これまで多くの話題作を書かれてきた古沢さんから於大を松嶋にと言っていただけたことはとても光栄でした。和気あいあいとした家族像がユーモアたっぷりに描かれているので、於大の役作りはとても楽しいです。ご期待に添えるようしっかりとお役目を務めて参りたいと思います。

■主演であり、息子役の徳川家康役・松本潤との過去の共演エピソードや、今回、大河で共演してみての感想、その他共演を楽しみにしているキャスト

松本潤さんとは何作目かの共演です。今までの関係は姉、上司、隣人、そして今回は母。
更に素の松本くんと、様々な角度からで関わらせていただきました。それぞれに違う顔を見せてくれて、どの作品にも真摯に向き合い冷静に状況を見渡す姿にはいつも感心させられます。今回の作品でも共に成長できることを嬉しく思います。朝ドラ「なつぞら」でご一緒だった、音尾琢真さん、山田裕貴さんとはこんなにも早くお会い出来たので現場が楽しみです。

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