俳優の賀来賢人と女優の浜辺美波が主人公2人の声を務めるアニメ映画『金の国 水の国』より、美しい映像・歌声・音楽で彩られた本予告が解禁。併せて本作のテーマ曲(劇中歌)が、シンガーソングライターの琴音が歌う「Brand New World」に決定したことも発表された。



【動画】美しい映像と歌声、音楽で贈られる『金の国 水の国』本予告映像

 本作は、岩本ナオによる同名漫画をアニメ化。商業国家で水以外なんでも手に入る<金の国>アルハミトの、誰からも相手にされないおっとり王女サーラ(声:浜辺)。豊かな水と緑に恵まれる<水の国>バイカリの、貧しくも家族思いの建築士ナランバヤル(声:賀来)。2人は100年断絶している敵国同士の身でありながら、ひょんなことから“偽りの夫婦”を演じるうち、恋に落ちてしまう。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、国の未来をも変えていくことに…。

 本予告は、王女サーラと建築士ナランバヤルが腕を組み“偽りの夫婦”になるところから始まる。続いて、琴音が歌うテーマ曲「Brand New World」が流れ出し、<金の国>アルハミトの豊かな街並みが「この国で今手に入らないものなんて、水と一途な愛くらいですよ」という言葉と共に映し出される。「お嬢さんが生きている間に、水に困らない国にしたいんだ」と語るナランバヤル。しかしその後は、2人の周囲でさまざまな陰謀がうごめいていることを示唆する映像が続いていき、最後はサーラの「いつでも、難しいほうの道を選んで下さい」という意味深なセリフで幕を閉じる。

 アニメーションスタジオ・マッドハウスが手掛けた圧倒的な美しさを放つ風景に加え、中盤から流れる琴音のテーマ曲(劇中歌)「Brand New World」も印象的な本予告。優しい歌声と心に響くメロディーで、美しい映像をよりエモーショナルに盛り上げている。今回抜てきされた琴音は、オーディション番組で見出されて以来、数々のドラマや映画で主題歌を担当してきた新進気鋭のシンガーソングライターだ。


 琴音はテーマ曲のオファーを受けた当時を振り返り「関係者の方々から自分の歌声を良いと言ってくださっていた事を聞いて、凄く嬉しくなりましたし、何かお役に立てるならと頑張ろうと思いました」とコメント。本作については「時に力強い勇気となって見る人を包み込んでくれる物語です。是非劇場でそのパワーを体感してください」とメッセージを寄せた。

 現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』やアニメ映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』などを手掛け、本作の音楽を担当したエバン・コールも琴音の歌声を絶賛。「歌声を聴いた瞬間、『この声だ!』と思ったのが琴音さんでしたし、監督やプロデューサーの意見もまったく同じで満場一致のオファーでした」と起用の裏側を明かし、「これまでの琴音さんの曲も聴いたうえで、レコーディングではその想像も超えるほどにイメージにぴったりハマっていると確信しました」と語っている。

 なお本作は現在、期待・感想投稿キャンペーンを実施中。本作への期待や感想を指定のハッシュタグでツィッターに投稿すると、映画『金の国 水の国』スマホ限定壁紙をもらうことができるほか、さらに抽選で豪華プレゼントも当たる。詳細は映画公式サイトにて。

 アニメ映画『金の国 水の国』は、2023年1月27日より全国公開。

 ※琴音、エバン・コールのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■琴音(テーマ曲担当)

今回このような温かい作品に参加する機会を頂き、大変光栄に思っています。聡明なナランバヤルと大らかなサーラが紡ぐ時間は愛に溢れていて、私自身どこかナレーターになったような気持ちで歌っていました。
また、そんな2人に寄り添うオドンチメグとルクマンの健気さに胸打たれ、お陰様で無事猫派から両方派に転身することとなりました。他にも劇中ではなかなかにクセのあるキャラクターが沢山登場しますが、皆自分なりの熱い想いや何だかんだ憎みきれない可愛らしさがあり、一層朗らかな気持ちになりました。

時に甘酸っぱい癒しとなり、時に力強い勇気となって見る人を包み込んでくれる物語です。是非劇場でそのパワーを体感してください。

■エバン・コール(音楽)

――映画について

2つの国で異なる文化があるため、それぞれの国をイメージした楽器を使い分けました。そしてそれぞれのカラーが色濃く出るように作曲しました。この映画のキャラクターたちのように、国も境遇も違えどお互いを理解し、温かい気持ちが通いあう…現実世界もそうであるべきではないかと思います。皆さんがこの映画を観て、人同士がリスペクトしあって向き合う、人間らしさ溢れる優しさを感じていただけたらと思います。

――琴音について

歌声を聴いた瞬間、「この声だ!」と思ったのが琴音さんでしたし、監督やプロデューサーの意見もまったく同じで満場一致のオファーでした。これまでの琴音さんの曲も聴いたうえで、レコーディングではその想像も超えるほどにイメージにぴったりハマっていると確信しました。表現力が素晴らしく、迫力がありつつも繊細で、感情が沸き上がるような歌い方もできる、とても素晴らしいアーティストです。

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