英王室のアイドル、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃の末っ子ルイ王子。今年6月のプラチナジュビリーでは自由すぎる振る舞いが度々キャッチされ、主役のエリザベス女王を食ってしまうほどの注目を集めた。
【写真】ルイ王子、コロコロ変わる表情で視線を独占! プラチナジュビリーを振り返り
■ルイ王子、プラチナジュビリーで無双
6月にエリザベス女王の在位70年を記念する祝賀行事、プラチナジュビリーが開催され、4日間に渡ってさまざまなイベントが開かれた。エリザベス女王が即位したのは1952年。70年の在位はイギリス君主としては最長で、世界史上でも第二位のものすごい記録。イギリス国内はお祭りムードに包まれ、普段は公務に参加しないルイ王子もこの行事に参加。破壊力あるかわいらしさでチビッコロイヤルファミリーとして立派に務めを果たした。
■大規模パレードに初参加
初日に行われたパレードには、8歳の兄ジョージ王子と7歳の姉シャーロット王女、母のキャサリン妃やカミラ夫人(当時)と一緒に、ジョージ王子も馬車に乗って参列。観衆が大勢詰めかけるパレードに参加するのは、ジョージ王子もシャーロット王女も、もちろんルイ王子もこれが初めて。ジョージ王子は未来の国王らしく、ネイビーのスーツにネクタイという大人びたルックで、シャーロット王女はブルーのシフォンワンピースでおしゃまな出で立ち。そしてルイ王子は、セーラーカラーのアンサンブルと、末っ子らしさ爆発のキュートなファッションで登場した。このアンサンブルは、父のウィリアム王子が1985年のトゥルーピング・ザ・カラーで着ていたものとそっくりだそう。パレード中、ルイ王子は観衆に向かって一生懸命手を振り続け、シャーロット王女に“もういいから”とたしなめられる姿もキャッチされている。
■バルコニーイベントで百面相
恒例行事のトゥルーピング・ザ・カラーでは、王室の主要メンバーがバッキンガム宮殿のバルコニーに一堂に会し、英空軍の航空機による祝賀飛行を観覧した。ルイ王子は、曾祖母エリザベス女王と母のキャサリン妃の間という絶好のポジションにつき、女王と何やら親し気に会話する、ほほえましい世代間コミュニケーションがキャッチされた。またイベント中は、空軍機に向かっていかめしく敬礼したり、パフォーマンスに口をあんぐりさせてみたり、逆に目を覆ってみたりと百面相を披露。また、空軍機の爆音に耳を塞いで絶叫する姿や、退屈してしまったのか変顔をするところまでキャッチされ、そのあまりのかわいらしさに世界中の視線が集中した。
■プラチナジュビリー最終日も注目を独り占め
最終日に開催されたプラチナ・ジュビリー・ページェントでも、ルイ王子はやっぱり主役級の振る舞いで注目を独り占め。水色のパイピングのついた白いシャツにネイビーのコートを着たルイ王子は、ボリス・ジョンソン首相や、他の王室メンバーと並んで立派に参加…したのも束の間、長いイベントの途中で飽きてしまったのか、座席の上に立ち上がったり、注意するキャサリン妃の口を手でふさいだり、そうかと思えば、逆にキャサリン妃の肩にほほを寄せ、キスをしたりと、くるくると表情をチェンジ。ついには座席を移動し、祖父チャールズ皇太子(当時)の膝の上に座って観覧する様子もキャッチされた。ウィリアム王子(当時)の従姉ザラ・ティンダルの夫で、ルイ王子の後ろの席に座っていたマイク・ティンダルによると、この日子どもたちは退屈しのぎにお菓子を沢山食べたため、シュガーハイ(砂糖の取りすぎでハイテンションになる)になっていたそう。大人の都合で退屈した子どもがすることは、洋の東西を問わず一緒である模様。
■クリスマス礼拝に初参加!
9月にエリザベス女王が崩御し、ジョージ王子とシャーロット王女が葬儀に参加する一方、まだ長時間の行事には早いと判断されお留守番だったルイ王子。久しぶりにその姿が見られたのは、王室恒例のクリスマス行事が3年ぶりに復活した12月。サンドリンガム・ハウスに集まった王室メンバーは、クリスマス当日に近くの聖メアリー・マグダレン教会で行われるクリスマス礼拝に参加するため、歩いて移動。
■今年4歳に 転校も経験
4月に4歳の誕生日を迎え、これまでより活躍の場が増えてきたルイ王子。両親であるウィリアム皇太子夫妻はこの秋、子どもたちがよりのびのびと暮らせるようにと、住み慣れたロンドンのケンジントン宮殿から、郊外にあるウィンザー城のアデレード・コテージにに転居した。これに伴い、ルイ王子もジョージ王子やシャーロット王女とともに、近くの私立校ランブルック・スクールに転校。新しい学校では、お友達も出来たそうだ。来年はますますパワーアップしたルイ王子の姿を見ることが出来るかもしれない。
(文・寺井多恵)