俳優・楽駆が主演のドラマ『俺の美女化が止まらない!?』(テレビ東京)に、鞘師里保が出演。主人公の恋の相手・原口苺美役を務める。

併せて、阪本奨悟、木田佳介、とまん、丸山智己が、女装カフェ&バー「スピカドール」で働くメンバーとして登場することが発表された。オープニングテーマは花澤香菜の「Circle」に決定した。

【写真】原口苺美役を演じる鞘師里保 『俺の美女化が止まらない!?』キャラクタービジュアル

 原作は、宙出版のWEBマンガレーベル「コミックWACHA」連載の愛染マナによる同名人気漫画。女装をテーマに新しい世界に飛び込む主人公の姿を描いた成長物語だ。

 大学進学を機に家賃1万円の破格物件に下宿することになった斉藤晴臣(楽駆)。下宿先で出迎えてくれたのは、恋々乃(ココノ)という女の子だった。晴臣は女性と話をすると顔が赤くなってしまう赤面症に悩んでおり、恋々乃とも上手く話せないが、上京を機にこんなカワイイ女の子と同居できるなんて!と心が躍っていた。

 ある日、恋々乃がお風呂に入っているところに遭遇した晴臣は、慌てて自分の部屋に戻ろうとするが、中から出てきたのは男性。そう、なんと恋々乃は男だったのだ。恋々乃から事情を聞くと、この下宿は女装カフェ&バー「スピカドール」が営業しており、ここに住むものは「スピカドール」で働かなければいけない契約だとか。そんな話を聞いていなかった晴臣は、大学デビューを前に、女装デビューすることになってしまう…。

 晴臣が雷に打たれたように恋に落ちる大学の同級生・苺美を演じる鞘師は、台本を読み、登場人物達に感情を持っていかれたことを告白。
「苺美に関しては、実は彼女の抱えているもの、形は違えど自分に置き換えて共感できる事が多く、苺美と私を繋げて頂けたことが嬉しかったです」と明らかにし、視聴者へ向けて、「チームで愉快に、そして真摯に向き合ったこの作品が皆様に伝わればと思います」とメッセージを寄せた。

 また、晴臣に女装の楽しさを教える物語のキーパーソンとして、女装をして働く際は恋々乃と名乗る九井恭平役を阪本、メイクアップアーティストで晴臣を強めの美女“ハル”へと変身させるジュカ役を木田、インフルエンサーでハルに美しい所作を教えるうにぴょ役をとまん、晴臣が住む下宿先の管理人で「スピカドール」のオーナー百恵役を丸山が務める。

 さらに主題歌を担当する花澤からコメントも到着。「晴臣くんが思いがけず女装をすることになり、そこから人生が急展開していく様と、『Circle』が持つ歯車が回り出したような疾走感のあるメロディーがとてもフィットしているんじゃないかと思います」とメッセージを寄せた。

 ドラマ『俺の美女化が止まらない!?』は、テレビ東京にて2023年に放送予定、動画配信サービス・Paraviでは2月1日20時から独占先行配信。

 ※鞘師里保らのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■鞘師里保(原口苺美役)

――ドラマ『俺の美女化が止まらない!?』のお話を聞いた時の率直な感想をお願いします。

女装男子達の集まるカフェが舞台という、私にとってはかなり新鮮なシチュエーションにまず驚きがありました。けれど、そこに集う人たちの人生、輪に放り込まれる晴臣や、私の演じる苺美のそれぞれの人生の道筋にカフェ・スピカドールが自ずと現れるのだな。と台本を読み進めるほどに納得させられ、あっという間に登場人物達に感情を持っていかれてました。苺美に関しては、実は彼女の抱えているもの、形は違えど自分に置き換えて共感できる事が多く、苺美と私を繋げて頂けたことが嬉しかったです。

――原作『俺の美女化が止まらない!?』を読んでみての感想はいかがですか?

絵を通してキャラクター達の感情がとても活き活きしている様に思いました。
身体の質感やメイクなどの表現も繊細に描かれていて、それによって言葉の温度がより感じられましたし、読んでいて楽しくなる仕掛けが幾つもあり、この深みとコミカルさはドラマではどう表現できるのだろう。と楽しみな気持ちになりました。

――視聴者の方へメッセージをお願いします。

私自身も普段からメイクをしたり、洋服を身につける事で1日の始まりを感じたり、時には自分の弱気な気持ちをカモフラージュして別の自分になったような感覚を覚えます。でも、それが本当の自分に近づく様な感覚もあります。自分の居心地を良くも悪くも自らコントロールしなければいけない生活の中で、人と純粋に心が通った時の喜びに少しずつ救われて、自分を肯定していけるのかもしれません。チームで愉快に、そして真摯に向き合ったこの作品が皆様に伝わればと思います。

■阪本奨悟(斉九井恭平/恋々乃役)

――ドラマ『俺の美女化が止まらない!?』のお話を聞いた時の率直な感想をお願いします。

とても面白そうな作品に参加できることに嬉しい気持ちがありつつ、人生で初めて演じるような役柄に不安もありました。しっかりと役を自分のものにして嘘なくその人物として生きられるようにとにかくやれるだけやろうと思いました。

――原作『俺の美女化が止まらない!?』を読んでみての感想はいかがですか?

登場する女装子達がほんとに可愛く美しく描かれていて、これを僕が演じるのはハードルが高いなと感じました。可愛い女装子になれるように自分磨き頑張ろう!と気を引き締めました。


――視聴者の方へメッセージをお願いします。

女装男子たちの世界が色濃く描かれた作品。観ていてとても新鮮な気持ちになれるドラマだと思いますし癖になってしまうかも。女装をするキャストの皆さんは本気で女装をしています。本気の女装子です。だから、観ていて本気で心が動く瞬間がきっとあります。新鮮味溢れる世界で今まで感じたことのない感動と出会って頂けたら。是非、楽しみにしていてください。

■木田佳介(ジュカ役)

――ドラマ『俺の美女化が止まらない!?』のお話を聞いた時の率直な感想をお願いします。

さすがにスピカドールの超絶美女達は女優さんが演じるんだろうなと思ったら、なんとビックリ全員男でした。カラコンもつけまつ毛もスカートもヒールも全てが初めて。俺の美女化が止まらない!?最高だ。


――原作『俺の美女化が止まらない!?』を読んでみての感想はいかがですか?

自分を信じ生きたい様に生きる。周りの人間の顔色なんて気にしない。芯を強く生きる。今の時代に必要な事が描かれている作品だなと思いました。

――視聴者の方へメッセージをお願いします。

人間は冷たい生き物では無い暖かい生き物なんだ。そんな事を僕はスピカドールで生活をしていて感じました。スタッフ、キャスト全員で作りあげた作品。1人でも多くの方に観て頂けたら嬉しいです。

■とまん(うにぴょ役)

――ドラマ『俺の美女化が止まらない!?』のお話を聞いた時の率直な感想をお願いします。

お仕事で女装をする機会が多々あり、「女装をするドラマ...絶対とりにいくぞ!」と入念に準備をしたので、オーディション結果を頂いた時は嬉しかったです。タイトルと役名を聞いてからは、可愛さの研究の日々でした。


――原作『俺の美女化が止まらない!?』を読んでみての感想はいかがですか?

繊細な絵の美しさもありながら、晴臣君の健気な頑張りも、スピカドールで働くみんなの優しさに、読んでいて心が温まりました。それと同時に、この美女たちをキャストの皆さんと演じる日が待ち遠しかったです。

――視聴者の方へメッセージをお願いします。

私たちが働くカフェ「スピカドール」はお客様、皆様の居場所ですので、視聴者の皆様の心の居場所になるような、そんなドラマになれたら嬉しいです。美女なキャストのみんなと、晴臣君の成長を、是非最後まで見届けてください。

■丸山智己(百恵役)

――ドラマ『俺の美女化が止まらない!?』のお話を聞いた時の率直な感想をお願いします。

まず頭に浮かんだのは、ついに女装かぁ…という若干の戸惑いと、「美女」というキーワードに対する、そこはかとない不安でした。しかし、すぐに作品の面白さと、未開の地に踏み入るワクワクとで楽しみに変わりました。

――視聴者の方へメッセージをお願いします。

撮影中は楽しくて、楽駆くんをはじめすっかり美女化した20代のキャストたちをうっとりと眺めておりましたが、47歳の自分もそこにいたことを思い出し今は少々戦慄しております。皆様におかれましては、どうか優しい目で楽しんでいただけたらと思います。

■花澤香菜(オープニングテーマ)

この度『俺の美女化が止まらない!?』の主題歌を担当できて嬉しいです!晴臣くんが思いがけず女装をすることになり、そこから人生が急展開していく様と、「Circle」が持つ歯車が回り出したような疾走感のあるメロディーがとてもフィットしているんじゃないかと思います。
物語と一緒に、主題歌も楽しんでいただけますように!

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