俳優の米倉涼子が主演を務めるAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』より、新入社員の高木凛子役・松本穂香による特別メッセージとともに、豪華キャスト陣が演じる個性豊かな7人のスペシャリストたちの本編シーン特別映像が解禁された。

【動画】松本穂香のメッセージも収めた特別映像

 本作は、第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した佐々涼子の『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』を原作としたヒューマンドラマ。

国境を越え、あらゆる試練を乗り越えて、ご遺体とその思いを母国で待つ遺族のもとへ届けるプロフェショナルたちの姿を1話完結で描く(全6話)。脚本は古沢良太と香坂隆史。

 世界中で起こる“生と死”をテーマに紡がれた本作は、羽田空港にあるエンジェルハースという会社が舞台。主人公・伊沢那美(米倉)率いるエンジェルハースの個性豊かな国際霊柩送還士たちは、大切な人を失った遺族に最期のお別れをする機会を設けて、前を向いて今後の人生を歩んでもらえるよう、様々な問題へ立ち向かっていく。

 解禁された映像は、海外で活躍できる国際霊柩送還士という仕事に憧れを抱いて入社した新入社員・高木凛子(松本)が、社長お手製のもつ煮をせっせと配りながら社員一人一人を紹介するシーン。まず始めは、エンジェルハースの女社長・伊沢那美(米倉)。短気で口が悪いけれど、仕事には人一倍の思いがあり、不屈で前向きな精神で仕事に打ち込む女性だ。思ったことをバンバン言葉にするザ・姉御肌な性格だが、仕事になると遺族にしっかり寄り添い、共に涙する情に厚い一面も垣間見える。

 それに続くのは、遺体処置のスペシャリスト・柊秀介(城田優)。超一流の遺体処置の技術を持つ柊は、国際霊柩送還士としてのスキルを上げるために遺体修復や死化粧などの研究を欠かさない。人体模型を触りながら「死体が好き」などと公言するなど少し変わった性格ではあるが、同僚からの信頼は厚く、社長である那美も認めている存在だ。

 さらに、ギャルのような見た目の手続き担当・松山みのり(野呂佳代)。
遺体搬送にまつわる複雑な書類を整え、運送業者や航空会社など社内外の連絡柱として連絡交渉を受け持っている。噂が好きでマイペースな雰囲気を醸し出す姿から一変、任された仕事は軽々とこなす頼れる存在でもある。

 そして、元ヤンの若手社員・矢野雄也(矢本悠馬)。メンバー随一の楽観的な性格の持ち主で、チャラい言動と持ち前の明るさでチームのムードメーカーを買って出る。霊柩車のドライバーを務めるのは、田ノ下貢(徳井優)。とにかく優しく癒される存在だが、他の誰よりもその正体は謎に包まれている。

 最後は、那美の上司であるパワフルで強面な会長・柏木史郎(遠藤憲一)。大手葬儀会社で働いていた経験を活かし、那美とエンジェルハースを立ち上げるも、採算よりも遺族のケアを優先する那美とよく衝突する光景は日常茶飯事。その一方で、那美を一番近くで見てきた上司であり、那美の実力をよく理解して信頼を置いている。

 Amazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』は、Prime Videoにて3月17日より独占配信。

 ※キャストのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■米倉涼子(伊沢那美役)

那美と私は似ていて、負けず嫌いで馬鹿にされたくないし、口が悪いけど気が弱い部分があったり、演じていてとても共感できるんです。
みんなそれぞれ演じるキャラクターを上手に探り当てて、チームとして同じ意識を持つことで、チーム感がより増したのかなと思います。

■松本穂香(高木凛子役)

凛子は冷静に物事を見ているようで、まだまだ視野が狭い未熟なキャラクターです。でもそんな凛子が那美社長をはじめとしたメンバーから影響を受けながら成長していく姿に、私自身も感動しました。個性豊かなメンバーたちは一見ばらばらに見えますが、意外と共通点があったりもして。ヘラヘラしているように見えて仕事と真摯に向き合う姿とか、これがエンジェルハースのチームとしての魅力なのかなと思います。

■城田優(柊秀介役)

堀切園監督はほぼ毎カット、セリフが終わってから30秒くらいカットをかけないスタイルで、毎日アドリブ合戦でした。この時間を通して、それぞれのキャラクターの深掘りが出来ましたし、その場の空気でしか生まれない”生きたお芝居”が新鮮でした。何より、社長、会長をはじめ、個性の強い社員たちの突発的な会話が本当に面白く、笑いを堪えるのが大変だったシーンも多々あります。心から楽しいと思える時間でした。
演じた柊は、元々台詞も少なく、あまり喋らないクールな役だったのですが、この時間のおかげで彼のことをより理解出来た気がします。米倉さんをはじめ、キャストもスタッフの皆さんも、とても優しく面白くて、素敵な出会いに恵まれました。

■野呂佳代(松山みのり役)

今まで面白い役とか明るい役を演じてきたので、知らなかった職種ということもありとても緊張しました。
みなさん臨機応変な対応力があって、それぞれの役のことも深く考えていて。みなさんの経験と感覚とチームワークによる連携プレーでした。また現場でもフラットに接してくれる方ばかりで、エンジェルハースのチームの魅力にも繋がったのかなと思います。

■矢本悠馬(矢野雄也役)

チャラくて楽観的な矢野にとって、叱ってくれるエンジェルハースの社員たちは思いやりがあり尊敬できる存在です。
演じるキャスト同士お互いに信頼しているので、相談もなしに芝居の中でユーモアやチームプレー感が生まれました。とくに米倉さんと遠藤さんの大先輩2人に率先して良い雰囲気を作ってもらえて、とても楽しかったです。

■徳井優(田ノ下貢役)

撮影に入る前に、実際に羽田にあるドラマのモデルとなった会社に見学しに行きました。そこで質問タイムがあったんですけど、その時点でみんな演じる役をよく理解していたので、撮影まですべてスムーズに進むだろうと思いました。キャスティングの時点で、良いチームワークはできていました。

■遠藤憲一(柏木史郎役)

個性豊かなキャラクターたちなので、みんなあえてのびのび演じていました。柏木は実際に現場で作業するメンバーとは違ってデスク業務が多いので、のびのびしているメンバーの気を引き締める役どころです。唯一お金とか細かいことにうるさくて好かれる役ではないのもあり、みんな俺に対して好き勝手なこと言ってましたよ(笑)。

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