森七菜と奥平大兼がダブル主演する映画『君は放課後インソムニア』の公開日が6月23日に決定。追加キャストとして、工藤遥、斉藤陽一郎、田畑智子、でんでん、MEGUMI、萩原聖人の出演が発表された。
【動画】映画『君は放課後インソムニア』特報
オジロマコトの同名漫画(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)を池田千尋監督のメガホンで実写化する本作は、眠れない高校生を満天の星が優しく包む青春物語。森七菜が不眠症に悩む女子高生の曲伊咲(まがり・いさき)、奥平大兼が同じく不眠症の男子高生・中見丸太(なかみ・がんた)を演じる。さらに、主人公二人が所属する天文部の顧問・倉敷兎子役で桜井ユキ、天文部のOG・白丸結役で萩原みのり、クラスメート役で上村海成、安斉星来、永瀬莉子、川崎帆々花らが出演する。
誰にも打ち明けられなかった不眠症という悩みを持つ伊咲と丸太が偶然出会った、今は使われていない天文部の部室。安息の場所として共有した矢先、勝手に使用していたことがばれてしまう。休部中の天文部を復活させるため、二人だけの活動が始まった。クラスメートや天文部OG、さらには家族をも巻き込みながら天文部復活という目標に向かい、次第に絆を強めていくも、眠れなくなった理由が徐々に明かされていく…。
このたび発表されたのは、主人公二人をそばで優しく、時に厳しく見守る家族などのキャスト。
伊咲の四つ年上の姉で、伊咲に日頃は冷たくあしらうような態度を見せつつも、実は妹思いの曲早矢に、モーニング娘。の元メンバーの工藤遥。丸太と共に天文部に所属したいと気持ちを伝えた娘の意志を尊重しようと温かいまなざしで見つめる両親を、斉藤陽一郎とMEGUMIが演じる。
丸太が幼い頃、母親が家を出て行って以来、夜勤の仕事を続けながら男手一つで丸太を育てる父親を萩原聖人が演じる。
父子家庭となったことから息子に遠慮がちになってしまった父親に、ほとんど言葉を交わさなくなってしまった丸太が本音をぶつけるシーンは見どころだ。
家族以外にも伊咲と丸太を温かく気遣う大人たちが登場する。伊咲の幼なじみの母親に田畑智子。休部中の天文部を復活させるため、夏合宿を企てる伊咲と丸太。合宿のゴールとなる真脇遺跡を訪れた時に現れる歴史資料館の館長をでんでんが務める。
映画『君は放課後インソムニア』は、6月23日より全国公開。
※キャストコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■工藤遥
初めて台本に目を通した時、溢れる想いを丁寧にこぼさないように、登場人物一人一人が声を発している印象を受けました。
森七菜ちゃんと奥平大兼くんを見ていると、微笑ましくて、可愛くて、母性をくすぐられまくりでした。劇中の早矢と伊咲のように喧嘩できなくなるな~、なんて思う程、愛おしかったです。美しい景色と空気、人々を存分に感じて頂けると映画になっていると思います。
■斉藤陽一郎
眩しすぎる青春のきらめきへの羨望と、もう二度と戻ってこないあの頃の時間に軽い絶望を感じながら脚本を読みました。
しかし、現場に入ってみると、奥さん役のMEGUMIさんは勿論、森菜々さん、工藤遥さん演じる娘たちがとにかくかわいらしく、家族の一員としての居場所がある喜びを噛みしめながら撮影に臨む事が出来ました。同時に、これは単なる恋愛映画ではなく人々の「居場所」の映画である事に気付きました。生きている人、生きていた人、すべての人々の「居場所」を通じて、生きる事を全肯定した青春映画です。エンドロールの最後の最後まで生きる事の眩しさを、あなたの「居場所」で感じて頂けたら嬉しいです。
■田畑智子
私は1日だけの参加だったのですが、とっても重要な役どころでした。監督とは一度お仕事させて頂いているので、安心して撮影に臨めると思っていました。
1日だけの参加とはえ、とっても重要なシーンです。緊張感のある現場でしたが、カットがかかった時の森さんの安堵の笑顔と、涙ぐむくらい感動してた監督がいました。
是非、色々な世代の方に観て頂いきたいです。
■でんでん
高校生の青春コメディかなと思って読みだしたのですが良い意味で期待を裏切ってくれました。話しは不眠症から小気味良く展開、いろんな愛あり笑いあり涙あり。この純愛物語を池田千尋監督がどう描くのだろうか。
また館長役をどう演じようかと考えながら読み終わると、余韻で、しばらく無口になりました。
森七菜さん奥平大兼さん二人が醸しだす初々しさは伊咲、丸太そのものだと感じました。爽やかな季節にふさわしい清々しい映画です。どうぞお楽しみください。
■MEGUMI
美しい夏の時間を切り取った美しい映画だと感じました。
森さん、奥平さんが兎に角可愛くてキラキラしていました。夏の石川県で撮影出来たのは、とても良い思い出になりました。
様々な想いを抱えた若い2人の美しい成長物語です。登場人物が皆優しく愛を持った人達ばかりで、温かい気持ちになるかと思います。
美しい日本の景色と共にお楽しみください。
■萩原聖人
現場は若いスタッフが多く非常に活気がありました。監督とは初めてご一緒させていただきましたが、親子関係などディスカッションしながら撮影に臨めた事は良かったです。
奥平くんはたぶんかなり緊張していたように思いましたが、その緊張も演じる役と繋がっているようで素敵だなと感じました。是非劇場でご覧ください。
編集部おすすめ