木村拓哉が主演を務める月9ドラマ『風間公親ー教場0ー』(フジテレビ系/毎週月曜21時)の主題歌が、Uruの書き下ろし楽曲「心得(こころえ)」であることが発表された。Uruが月9主題歌を担当するのは本作が初。

主題歌についてUruは「風間や全ての登場人物、作品に寄り添うことのできる曲になってくれることを願っています」とコメントを寄せている。

【写真】木村拓哉、“最恐の刑事”で月9ドラマに帰還 『風間公親ー教場0ー』第1話名場面

 本作は累計130万部突破のベストセラーとなった長岡弘樹の『教場』シリーズが原作。今回の連続ドラマでは、新春スペシャルドラマとして放送された『教場』(2020年)、『教場II』(2021年)以前、主人公の風間公親(木村)が新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代が描かれる。刑事指導官・風間がキャリアの浅い若手刑事とバディを組み、実際の殺人事件の捜査を通して、刑事のスキルを教育していく。

 この度、本作の主題歌が、Uruの書き下ろし楽曲「心得(こころえ)」であることが明らかに。これまでSPドラマとして放送してきた『教場』シリーズには主題歌がなかったが、連続ドラマ『風間公親-教場0-』として放送するにあたり、主題歌をUruが担当することとなった。Uruが月9ドラマの主題歌を担当するのは今回が初。同曲は事前の告知なく、本日4月10日に放送された第1話のエンディングで解禁され、すでにSNSで話題を呼んでいる。

 2016年にメジャーデビューしたUruは、日曜劇場『テセウスの船』(TBS系)の主題歌に抜てきされ話題を集め、その後も数々のドラマや映画の主題歌を担当。「第62回 輝く!日本レコード大賞」では特別賞を受賞するなど、活躍を続けるシンガーソングライターだ。2020年には、木村拓哉のオリジナルアルバム『Go with the Flow』へ楽曲提供もしている。

 そんな木村とのゆかりもあるUruが、『教場』シリーズ初の主題歌として書き下ろした楽曲『心得』は、静けさの中にも確かな意思を感じさせる清廉なバラード。
本日放送の第1話では、難解なミステリーが次第にひもとかれていく物語のクライマックスで『心得』が流れ、ドラマをさらに盛り上げた。

 Uruは、本作について「何事にも流されず物事の本質を捉え、追究していく風間の姿に尊敬の念を抱きつつ、自分なりの心得と志を持って歩き続けていれば必ず道はつながっていくということを教えてもらったような気がします」と印象を明かし、主題歌については「風間や全ての登場人物、作品に寄り添うことのできる曲になってくれることを願っています」とコメント。なお「心得」は、5月1日にデジタルシングルとしてリリースされる予定。

 主題歌「心得」について、主演の木村は「耳にしたとき、風間がバディを組む新人刑事たちの顔が浮かんできて目頭が熱くなりました。目の前に立ちはだかる試練に対して、新人刑事たちそれぞれが苦しみ、悩みながらも、踏ん張る。風間という人物から、新人刑事たちへのメッセージソングになっていると思います」と語っている。

 月9ドラマ『風間公親ー教場0ー』はフジテレビ系にて毎週月曜21時放送。

※Uru、木村拓哉、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■Uru(主題歌担当)

『教場』という作品のファンとして、主題歌を担当させていただけることにとても喜びを感じています。『風間公親-教場0-』に相応しい曲とはどんなものだろうととても悩みましたが、『教場』『教場II』や今作の脚本を読んだ直後の感情のままに作っていきました。

何事にも流されず物事の本質を捉え、追究していく風間の姿に尊敬の念を抱きつつ、自分なりの心得と志を持って歩き続けていれば必ず道はつながっていくということを教えてもらったような気がします。そしてこの曲が、風間や全ての登場人物、作品に寄り添うことのできる曲になってくれることを願っています。


■木村拓哉(風間公親役)

今回の主題歌が現場に届き、それを耳にしたとき、風間がバディを組む新人刑事たちの顔が浮かんできて目頭が熱くなりました。目の前に立ちはだかる試練に対して、新人刑事たちそれぞれが苦しみ、悩みながらも、踏ん張る。風間という人物から、新人刑事たちへのメッセージソングになっていると思います。

■中江功(演出・プロデュース/フジテレビ ドラマ・映画制作部)

『教場』が連ドラになったからといって、作品イメージはある程度出来上がっており、主題歌は必要ないだろうと思っていました。“ま、仮にあるなら”くらいのつもりでデモを作っていただいたのですが、最初の2秒で魅了されました(笑)。

逆に作品の可能性を広げていただいたことに感謝しています。風間と組む刑事たちを見守るだけでなく、風間自身の孤独にも寄り添った、作品への深い愛を感じる、繊細で優しい、心のひだをくすぐるテーマが誕生しました。

■渡辺恒也(プロデュース/フジテレビ 編成部)

今作に主題歌は必要有るのか無いのか、有るとしたらどなたに依頼するのか、考え始めてすぐ、頭の中に浮かんだのが、Uruさんでした。静謐(せいひつ)な中にも折れない芯の強さを持った彼女の歌声が、必ず作品に寄り添ってくれるものになるだろうという不思議な確信のもと、一歩一歩打ち合わせを重ねていきました。

傷つき、倒れそうになっている全ての人を包み込んでくれる優しさと、それでいて物事を俯瞰して見ているかのような視界の広さを兼ね備えた、唯一無二の楽曲だと思います。

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