岡田将生と清原果耶がダブル主演する映画『1秒先の彼』より、本ビジュアル、90秒予告、著名人コメントが解禁された。
【動画】甘酸っぱい恋の行方は? 『1秒先の彼』90秒予告
本作は、京都を舞台に、何をするにも人より1秒早いハジメ(岡田)と1秒遅いレイカ(清原)の“消えた1日”を巡る物語。
郵便局の窓口で働くハジメは、何をするにもとにかく1秒早い。記念写真では必ず目をつむり、漫才を見て笑うタイミングも人より早い。街中で路上ミュージシャン・桜子の歌声にひかれて恋に落ちたハジメは花火大会デートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。“花火大会デート”が消えてしまった…? 秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくる、何でも1秒遅い大学7回生のレイカのようで…。
脇を固めるのは、荒川良々、羽野晶紀、加藤雅也、福室莉音、片山友希、しみけん、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉ら個性豊かな俳優陣。また、先日他界した笑福亭笑瓶さんが、本人役でハジメが聴いているラジオ番組のDJと写真店店主の一人二役として出演している。
ハジメとレイカの優しく真っすぐな視線が印象的なビジュアルには、2人の何気ない日常の姿がちりばめられており、“人とタイミングがずれる”ハジメとレイカに愛おしさすら感じさせる、キュートでポップな仕上がりとなっている。
90秒予告は、ハジメがデートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日になるシーンから始まる。覚えのない自分の写真、異常な日焼け、見知らぬ鍵、謎の手紙…。ハジメの身に起こる数々の不可解な出来事はいったい…?
そして後半では、消えた1日の秘密を握るレイカの視点に切り替わる。ハジメが勤める郵便局に毎日やってくるレイカは、手をつないで歩くハジメと路上ミュージシャン・桜子の様子を遠くから見つめており…。タイミングを逃し続けてきた2人の時間が重なる時、起きる奇跡とは―? レイカの「ありがとう、心の中で寄り添ってくれて」などの印象的なセリフと、幾田りらの主題歌「P.S.」に彩られ、甘酸っぱい恋の行方を予感させる予告となっている。
また映像には、ハジメが恋に落ちる桜子(福室莉音)、バス運転手(荒川良々)、写真店店主(笑福亭笑瓶)、ハジメの妹とその彼氏(片山友希、しみけん)、ハジメの母(羽野晶紀)も登場。ハジメとレイカをとりまく個性強めな人々の姿もうかがえ、ストーリーの広がりに期待がかかる内容となっている。
さらに本作を一足先に鑑賞した著名人から推薦コメントが到着。フリーアナウンサーの宇垣美里は「人とは少しテンポのずれた2人が、かわいくて、微笑ましくて、愛おしくて」とキャラクターの魅力に言及し、タレントの大久保佳代子と映像ディレクターの大根仁はそれぞれ、「ノスタルジック感が漂う京都の街でこの塩梅のファンタジー、大好きです」「映画さながらテンポのズレが生み出したこのNEWビート映画は、忘れかけていた“映画を観るという幸福な時間”を取り戻してくれる」と本作独特の絶妙なバランス感を絶賛。芸人のシソンヌじろうは「映画で描かれている1日もすんなりと受け入れることができた。40代のおじさんでは僕だけかもしれない」と明かしている。
映画『1秒先の彼』は、7月7日より全国公開。
著名人からのコメント全文は以下の通り。
著名人コメント(順不同)
ON ビートの宮藤官九郎と OFF ビートの山下敦弘。
映画さながらテンポのズレが生み出したこの NEW ビート映画は、
忘れかけていた“映画を観るという幸福な時間”を取り戻してくれる。
そしてそれは映画館のスクリーンでしか味わえない。
――大根仁(映像ディレクター)
優しい温かな気持ちになりました。
「消えた一日」の理由にも、その通りと納得。
ノスタルジック感が漂う京都の街でこの塩梅のファンタジー、大好きです。
――大久保佳代子(タレント)
目的地を行き過ぎたり、間に合わなかったり、見失ったりしても、人生は続く。
いつもタイミング合わないことばかりの人たちへ。
あなたの心が軽くなるような魔法がこの映画にはかかっている。
――佐久間宣行(テレビプロデューサー)
僕は神様を信じている。日々モノに話しかけるし、もしかしたら異世界に通じるのでは、と壁と柱の間の狭い隙間を通ってみたりする。だから映画で描かれている一日もすんなりと受け入れることができた。40 代のおじさんでは僕だけかもしれない。
岸朝子さんが見たら「大変美しゅうございます」と感想を言うのではないでしょうか。
何かを発信することで何千何万の視線を浴びることよりも、レイカのように静かで美しい生き方を選びたい。その思いは届いて欲しい人に届くのだから。
――シソンヌじろう(芸人)
少し不思議な京都に住まう、
人とは少しテンポのずれた2人が、
かわいくて、微笑ましくて、愛おしくて。
岡田将生のヒロイン力と清原果耶の切ない健気さにそれぞれ 5 億点です!
――宇垣美里(フリーアナウンサー・女優)
クドカン×山下敦弘であの傑作をリメイク!?
どうなるの? 2人は合うの? 合わないの?
そんな不安を開始5分で蹴散らしてくれる岡田将生。
「京都はこの四角の中が洛中、外側は洛外~!」
これぞ、みんなが大好きな岡田将生!
山下敦弘、宮藤官九郎、岡田将生ファンの各位、絶対見た方が良いです。
――ふくだももこ(映画監督・小説家)
レイカが写真を撮る、とあるシーンが頭から離れない。
写真撮影の可能性を、宇宙にまで広げてくれた感じがした。
――浅田政志(写真家)
適者生存の世で、画一的な正しさを刻むメトロノーム。
添えない人間は静かに緩やかに、容赦なく排斥されて。
でもこの映画は、現実から我々を純な時間に連れ帰る。
やさしくて、おかしくて。生来の呼吸を取り戻す魔法。
――SYO(物書き)
成長しなくていい、変わらなくていい。
あなたは、あなたのままで。
そう教えてくれるこの映画はどこまでも優しい。
''今''の自分を抱きしめてくれる。
どこまでも可能性が広がるこの物語は
私たちの人生までも祝福してくれているようだ。
――東紗友美(映画ソムリエ)
リアリティを誇示する作品が増える中、リアリティから適切な距離をとることこそ重要な本作。
緻密に設計された絶妙なバカバカしさにより、純度の高い感情を抽出することに成功した。
――中井圭(映画解説者)
少し先でも遅れても、愛すべきパーソナリティとして、まるっと受け入れているこの物語は時差が生む笑いが、だからこそどこか優しく楽しい。タイムパフォーマンス優先の今の世の中には、とにかく心がほぐれる。
――きさらぎ尚(映画評論家)
人よりもワンテンポ早い彼と、人よりもワンテンポ遅い彼女のごとく、ややミスマッチに思える宮藤官九郎脚本のリズム感と、山下敦弘監督のオフビート感。
このふたつが調和した心地よさたるや!
――松崎健夫(映画評論家)
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