橋本環奈と重岡大毅(ジャニーズWEST)がダブル主演するホラー映画『禁じられた遊び』より、本予告映像と本ポスタービジュアルが解禁。ファーストサマーウイカが、怨霊モンスター“美雪”を演じることが明らかとなった。



【動画】橋本&重岡に襲いかかる“美雪”の姿が明らかに! 映画『禁じられた遊び』本予告

 本作は、作家・清水カルマのデビュー作で第4回「本のサナギ賞」大賞を受賞した小説の実写化。『リング』『スマホを落としただけなのに』『事故物件 恐い間取り』の中田秀夫監督がメガホンを取る。本作は海外の映画配給会社からも注目されており、すでに57ヵ国から上映・配信オファーが殺到している。

 主演を務めるのは、ホラー映画『カラダ探し』の大ヒットも記憶に新しい橋本環奈と、今回が初のホラー作品への出演となる重岡大毅(ジャニーズWEST)。橋本は映像ディレクターの倉沢比呂子、重岡は比呂子の元同僚・伊原直人を演じる。ともに中田組初参加にして初共演となる。

 解禁された本予告映像は、比呂子(橋本)が同じ職場で働く直人(重岡)への恋心に胸をときめかせる映像からはじまる。しかし、比呂子が直人への思いをつづる手紙を書いていると鼻から鮮血が滴り落ち、一気に不穏なムードに…。

 直人の息子・春翔が「生き返って欲しい…!」と唱えた「エロイムエッサイム」という呪文により、土が蠢く。しかし、切実な思いとは裏腹に復活したのは、「絶対に許さない…」と憎悪を剥き出しにした“美雪”(ファーストサマーウイカ)だった。

 初めてその姿を現した怨霊モンスター“美雪”を演じるのは、ファーストサマーウイカ。怨念にまみれ、嫉妬に狂い、どこまでも追いかけてくる美雪の恐怖に、比呂子と直人は飲み込まれる。
拡散した怨念が連鎖し、様子がおかしくなる登場人物たち。「あの世から戻ってきてしまったものを消滅させなければ」と立ち向かう霊媒師・大門(長谷川忍/シソンヌ)の姿もある。

 本ポスタービジュアルは、比呂子と直人を引き裂くように“見ぃ~つけた。”と顔をのぞかせる美雪の姿が描かれている。

 今回出演が明らかとなったファーストサマーウイカは、よみがえったばかりの妖しげで美しい姿から、身体中に植物のような黒い管を這わせた完全な異形へと進化する“美雪”を、4時間超の特殊メイクで熱演。

 橋本は「間近で見ていてもウイカさんのお芝居がとても怖かったので、スクリーンで見たならばさらにゾッとするだろうなと思います。見ている方が痺れる映像になってると思うので出来上がりが本当に楽しみです」とその怪演を絶賛。

 重岡は「ウイカさんは毎日とても早く現場に入って、4~5時間かけて特殊メイクをしていました。特殊メイクは取るのも一手間だそうで、撮影が終わった後も時間が掛かり本当に大変だったと思いますし、それでいてあの鬼気迫るお芝居をされていたのは、心から凄いなあと尊敬しておりました」と苦労を讃える。

 企画プロデュースの平野は、「企画段階から美雪を日本映画史上“最凶”のキャラクターにしたいと考えていました」と、美雪役に強烈な個性を求めたことを明かす。それに対し監督の中田は、「美雪が出てくる場面は全て『見せ場』です。『一度観たら忘れられない』強烈さで演じていただき、現場で私は内心ゾクゾクしていました」と太鼓判を押した。


 中田監督の『リング』の大ファンだと語る当のファーストサマーウイカは、「中田監督とご一緒できること、『リング』でいえば貞子のポジションである美雪役でオファーをいただけたことが本当に嬉しくて。喜びと興奮で“絶対やりたいです、お願いします”と即答したのを覚えています」とオファーを快諾したことを語り、「フィジカル的にもかなり忍耐力のいる撮影だった」と撮影を振り返った。

 映画『禁じられた遊び』は、9月8日より全国公開。

 キャスト&監督のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■橋本環奈【倉沢比呂子役】

 ウイカさんは、すごい気持ちが良い方というか、本当にお仕事で御一緒したいなって思う方でした。シャキシャキしていて、仕事もパッパッパッと決めていって、すごく気持ちが良いなと毎日思っていました。全身に特殊メイクをして、寒い中、外を裸足で歩いたりしながらもいつも通りの空気感で皆さんと接していて本当に素敵な方だなと思いました。

 間近で見ていてもウイカさんのお芝居がとても怖かったので、スクリーンで見たならばさらにゾッとするだろうなと思います。見ている方が痺れる映像になってると思うので出来上がりが本当に楽しみです。

■重岡大毅(ジャニーズWEST)【伊原直人役】

 ウイカさんは毎日とても早く現場に入って、4~5時間かけて特殊メイクをしていました。特殊メイクは取るのも一手間だそうで、撮影が終わった後も時間が掛かり本当に大変だったと思いますし、それでいてあの鬼気迫るお芝居をされていたのは、心から凄いなあと尊敬しておりました。

 美雪が復活して土から出てきて、直人と比呂子に襲い掛かるシーンは、単に襲い掛かってくるだけではなく、美雪のいろいろな気持ちが入り混じった“狂気”が乗っているシーンだと思うので、特に仕上がりが楽しみな場面です。
観客の皆さんの怖がる反応も楽しみなので、それを見に何回も劇場に足を運ぶかもしれません。

■ファーストサマーウイカ【伊原美雪役】

 中田監督の『リング』は子供の頃、怖いながらも凄く好きで何度も観ていました。なので監督とご一緒できること、『リング』でいえば貞子のポジションである美雪役でオファーをいただけたことが本当に嬉しくて。よく真似してましたから、貞子のあの這い方。喜びと興奮で「絶対やりたいです、お願いします」と即答したのを覚えています。

 美雪は母親、妻であることが物語の大切な要素ではあるのですが、生前の綺麗な美雪でいられる時間はほんの一瞬でした。撮影初日だけ生きていて、後はずっと生霊や蘇った美雪での撮影で(笑)。生前の幸せな時間の撮影があまりに短かったので、初日は特殊メイクをしないですむ時間のありがたみを噛み締めながら、幸せな気持ちを重ね合わせて撮影できました(笑)。

 蘇った美雪の特殊メイクって、すごく時間がかかるんです。特殊メイクスタッフさんが、毎回4~5人掛かりで4時間かけて作ってくださるので、擦れて取れちゃわないよう最小限の羽織りだけ、何か食べたらお腹も出ちゃうし、トイレもメイクをやり直さなきゃいけないので出来る限り少なくして…と、フィジカル的にかなり忍耐力のいる撮影だったなと思います。ただ、それがツラく感じないほど現場は楽しく、本当にホラー映画撮ってるのかな?と思うほど終始みんな和気藹々と撮影させてもらえた環境がありがたかったです。

■中田秀夫【監督】

 『禁じられた遊び』の恐怖表現の主軸は何といっても美雪の「造型」にありました。
この世ならざる美雪が「変化(へんげ)」していくのが本作の魅力だからです。そしてその美雪をファーストサマーウイカさんに演じていただく事になり、綿密な打ち合わせや全身の3Dスキャンを経て、変化していく美雪のビジュアルを具現化していきました。ウイカさんには、文字通り全身全霊でこの役に取り組んでいただきました。

 何せ、幸せな家庭の場面は、儚く過ぎ去るので、その後の美雪が出てくる場面は全て「見せ場」です。特にクライマックスの美雪をウイカさんには、「一度観たら忘れられない」強烈さで演じていただき、現場で私は内心ゾクゾクしていました。

■平野隆【企画プロデュース】

 初めてウイカさんをテレビで見た時、あどけない可愛らしい表情からアイドルをやられているんだろうな、と思いました。ただその外見とあまりにギャップのある関西弁の毒舌を聞いた時、唖然とすると共に、女優にむいてるなぁ、と感じました。

 私は企画段階から美雪を日本映画史上“最凶”のキャラクターにしたいと考えていました。そのキャラクターを演じるにふさわしい強烈な個性を持った女優さんを探しましたが、どうもしっくりといきませんでした。そんな折、再びウイカさんの爆裂トークに触れ、吹き出しながら、この方しかいないな、と確信しました。

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