この夏必見！　“漫画原作”注目映画　山崎賢人の大人気シリーズ新作から赤楚衛二の“新感覚ゾンビムービー”まで

7月17日は、1841年のこの日にイギリスで風刺漫画週刊誌が発刊されたことにちなんだ“漫画の日”。いまや日本文化を代表する文化の1つにもなった漫画を実写化した映画が、今年の夏も多数公開される。そこでこの夏に見ておきたい漫画実写化映画をまとめて紹介していきたい。【動画】岸優太がキレッキレのアクション！ 映画『Gメン』キャラクターPV■山崎賢人主演の大人気シリーズ最新作『キングダム 運命の炎』 まず紹介したいのが、28日から全国公開される『キングダム 運命の炎』だ。本作は映画『キングダム』『キングダム2 遥かなる大地へ』に続く人気シリーズの第3弾。 原作は「ヤングジャンプ」（集英社）にて連載中、累計発行部数9700万部（2023年4月時点）を記録する原泰久の同名漫画。時は紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという壮大な夢を抱く戦災孤児の少年・信（山崎賢人）が中華統一を目指す若き王・えい政（吉沢亮）とともに戦う姿を大迫力の映像で描いていく。 このシリーズの見どころは豪華キャストが繰り広げる壮絶なアクション。それに加えて、原作ファンも納得のキャスティングもポイントの1つ。1作目では、大沢たかおが肉体改造で筋肉を増量し伝説の大将軍・王騎になりきってファンを驚かせ、2作目では清野菜名が伝説の刺客一族の一員・羌かい役で常人離れしたアクションを披露している。 最新作となるシリーズ第3弾にも新キャストが多数登場。現在、フランスと日本の2拠点で活動している杏が、えい政の恩人・紫夏を演じるほか、山本耕史、片岡愛之助、山田裕貴が、超大国・趙の最強武将を演じるのも見ものだ。■“大人の性愛”描く2部作『セフレの品格 初恋／決意』 シリーズ累計430万部（紙＋電子）を突破し“レディコミ史上最大級のヒット作”とも言われている『セフレの品格』を2部作で実写化した『セフレの品格 初恋』と『セフレの品格 決意』がそれぞれ今月21日と8月4日に劇場公開される。 原作は、大人の男女の性と恋を真正面から描いた湊よりこによる大ヒットレディースコミックシリーズ『セフレの品格（プライド）』（双葉社 JOUR COMICS）。登場人物たちの生々しい感情のもつれや、大胆な欲望を繊細な筆致で活写したストーリーが大人の女性を中心に多くの支持を集めた。 映画版は、36歳で派遣社員として働くバツ2のシングルマザー・抄子（行平あい佳）と、彼女の初恋の男で産婦人科医の一樹（青柳翔）の心模様を「初恋」編と「決意」編の2部作に渡ってつづっていく。 2部作で監督を務めるのは、田中圭主演のサスペンス『女子高生に殺されたい』や松本穂香・玉城ティナ共演の『恋のいばら』を手がけた城定秀夫。ピンク映画で監督デビューを果たした彼が描く“大人の性愛”は、原作ファンも満足させられるはず。■岸優太映画初主演の青春アクション『Gメン』 8月25日に公開される岸優太映画初主演作品『Gメン』は、名門男子校の問題児たちが大暴れする青春アクションコメディ。 原作は、2014～18年に「週刊少年チャンピオン」（秋田書店）に連載され、コミックス国内累計発行部数150万部を突破した小沢としおの同名漫画。進学校の武華男子高校の中で、問題児ばかりが集うG組に転校してきた主人公・門松勝太（岸）が、クラスメートや上級生ら仲間たちと全力で生きる姿をコミカルに描いていく。 本作で岸が演じる主人公・勝太は全力だけど空回りな“熱きおちこぼれ”ヒーローといったキャラクター。女子には弱いが仲間は決して裏切らない、芯の強い主人公をハードなアクションとともに体現している。 また竜星涼、矢本悠馬、森本慎太郎、恒松祐里、吉岡里帆、田中圭といったテレビや映画で大活躍中のキャスト陣がクセ強めなキャラになりきったハイテンションな熱演にも注目だ。■赤楚衛二主演・新感覚ゾンビムービー爆誕 Netflix映画『ゾン100～ゾンビになるまでにしたい100のこと～』 主演ドラマ『こっち向いてよ向井くん』（日本テレビ系／毎週水曜22時）も放送中の赤楚衛二が主演を務めるNetflix映画『ゾン100～ゾンビになるまでにしたい100のこと～』は、8月3日から配信がスタート。 本作は、麻生羽呂原作・高田康太郎作画で「月刊サンデーGX」（小学館）にて連載中の同名漫画を実写化した新感覚ゾンビムービー。街中にゾンビがあふれるという絶望的な状況を“もう会社に行かなくていい！”と逆転の発想でポジティブにとらえて活きいきとサバイブする主人公・天道輝（赤楚）の姿を笑いとスリルを交差させて描き出していく。 ヒロイン・三日月閑（シズカ）役には、乃木坂46元メンバーで、女優としても着実にステップアップしている白石麻衣をキャスティング。本格的アクションもこなし、ゾンビに果敢に立ち向かう“強いヒロイン”に挑んでいるのも見逃せない。※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記