講談社「月刊デザート」で連載中の人気恋愛漫画「ゆびさきと恋々」のテレビアニメ化が決定、2024年1月より放送されることが発表された。併せて、ティザービジュアル&PVも公開。

メインキャラクターの糸瀬雪役を諸星すみれ、波岐逸臣役を宮崎遊が演じることも明らかになった。

【動画】聴覚障がいのある雪と大学の先輩・逸臣のピュアラブストーリー アニメ『ゆびさきと恋々』ティザーPV

 原作は、累計発行部数340万部突破(電子含む)、各種賞にランクインし、SNSなどでも多くの反響を集める森下suuが描く同名漫画。

 女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…? 聴覚障がいのある女の子・雪と世界を旅する大学の先輩・逸臣のピュアラブストーリーだ。

 このたび、原作者・森下suuからイラストとコメントが到着。森下は「大きな大きな大きすぎる作品への愛を持った監督を筆頭にアニメチームの方々の熱意がとてもすごく、心に伝わってくるアニメになるのではないかと思っています。ぜひたくさんの方々に観てほしいです」と、熱い想いを寄せた。

 ティザービジュアルは、雪と逸臣の原作漫画のワンシーンを切り出しデザインされたもの。原作では雪が降る中、見つめ合う2人だが、今回は原作1話目のカラーページにも使用されている押し花をアレンジし、これから紡いでいく2人の関係を表現。暖かな色合いが優しい世界観を作り上げている。

 一方、PVでは雪が降る日に出会った雪と逸臣のシーンからスタート。
なんの戸惑いもなく自分に接してくれた逸臣に、一瞬で感情を包み込まれ動かされた雪の心の機微を描いている。

 糸瀬雪役の諸星すみれ、波岐逸臣役の宮崎遊からもコメントが到着。

 諸星は「雪だからこそ感じられること、雪だからこそ伝えられることを大切に演じたいです。素直で優しくて、コロコロ変わる表情が可愛らしくて、まっすぐに世界を見つめる雪がとても好きです。アニメでも、皆さまに愛おしく思っていただけるキャラクターや作品になるよう、精一杯演じます!」とコメント。

 宮崎も「彼があの作品の中で感じる感覚や働かせる想像を、僕も一つ一つ丁寧に大切にできたらなと。自分が初めてこの作品を読んだ時に感じたものを、アニメを通してこの作品に触れる方たちに伝えられればいいなと思います」と語っている。

 本作のメインスタッフは監督を村野佑太、シリーズ構成・脚本を米内山陽子、キャラクターデザインを酒井香澄、音楽を橋本由香利、アニメーション制作を亜細亜堂が手掛ける。

 テレビアニメ『ゆびさきと恋々』は、2024年1月放送。

 コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■糸瀬雪(いとせ・ゆき)役:諸星すみれ

――本作の魅力をお聞かせいただけますでしょうか。

 穏やかな雰囲気の中で、世界を優しく広げてくれる作品だと感じました。
キャラクターひとりひとりの魅力と、それぞれにある温かい関係性がとても素敵です。お互いを想い合い、手を取り合って前に進んでいく姿にきゅんとしつつ、大きな勇気をもらっています。

――糸瀬雪を演じるにあたり、意気込みを教えていただけますでしょうか。

 雪だからこそ感じられること、雪だからこそ伝えられることを大切に演じたいです。原作を読み進めていくうちに、私自身も彼女の存在にどんどん惹かれていきました。素直で優しくて、コロコロ変わる表情が可愛らしくて、まっすぐに世界を見つめる雪がとても好きです。アニメでも、皆さまに愛おしく思っていただけるキャラクターや作品になるよう、精一杯演じます!

■波岐逸臣(なぎ・いつおみ)役:宮崎遊

――本作の魅力をお聞かせいただけますでしょうか。

 他人同士の心と心が触れ合うことを、とても優しい繊細さを持って描いている作品だと思います。自分以外の誰かとすごく近い距離に心がどんどん近づいていくドキドキ、お互いのことを思いあえる温かさ、噛み合わなくなるもどかしさ、そんなつもりないのに傷つけてしまうやるせなさ、僕たち全員が生きていく中で必ず感じるそういったものがとても柔らかく、温かく描かれているところが大きな魅力なのではないでしょうか。

――波岐逸臣を演じるにあたり、意気込みを教えていただけますでしょうか。

 こんなに誠実で優しい男は中々いないと思います。彼があの作品の中で感じる感覚や働かせる想像を、僕も一つ一つ丁寧に大切にできたらなと。
自分が初めてこの作品を読んだ時に感じたものを、アニメを通してこの作品に触れる方たちに伝えられればいいなと思います。

■原作者・森下suu

 『ゆびさきと恋々』、アニメ化いたします! 3年ほど前から動き始め、ようやく発表する事ができました。大きな大きな大きすぎる作品への愛を持った監督を筆頭にアニメチームの方々の熱意がとてもすごく、心に伝わってくるアニメになるのではないかと思っています。ぜひたくさんの方々に観てほしいです。

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