マリオン・コティヤール×メルヴィル・プポーが不仲な姉弟に　映画『私の大嫌いな弟へ』予告編解禁 (2023年7月20日)

マリオン・コティヤールとメルヴィル・プポーがダブル主演するアルノー・デプレシャン監督最新作『私の大嫌いな弟へ ブラザー＆シスター』より、日本版予告編とポスタービジュアルが解禁された。【動画】姉・アリス（マリオン・コティヤール）が笑顔で「大っ嫌い」と弟に宣言 映画『私の大嫌いな弟へ ブラザー＆シスター』予告編 本作は、パリの若者たちを描いた群像劇『そして僕は恋をする』（1996）以来、『キングス＆クイーン』（2004）、『クリスマス・ストーリー』（2008）などで日本の映画ファンを魅了し続けてきた、フランスの名匠アルノー・デプレシャン監督の最新作。2022年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。 主演は、『エディット・ピアフ～愛の讃歌～』や『アネット』などで知られ、ハリウッド映画でも活躍するフランスのトップ女優マリオン・コティヤールと、『わたしはロランス』でのロランス役や『それでも私は生きていく』のクレマン役などで素晴らしい演技を見せた人気俳優メルヴィル・プポー。2人が、最高に美しくて、最高に仲の悪い、姉と弟を演じる。 姉アリス（マリオン）は有名な舞台女優で、弟ルイ（メルヴィル）は詩人。アリスは演出家の夫との間に一人息子がいて、ルイは人里離れた山中で妻と暮らしている。何が理由だったかはもうわからないけれど、2人はもうずっと憎みあっていて、顔も合わせていない。そんな2人が、両親の事故によって再会することになり…。果たして、憎しみの出口はどこにあるのか。 予告編は、アリス（マリオン）が笑顔で「大っ嫌い」と弟ルイ（メルヴィル）に言い放つシーンから始まる。続いて、2人の再会のきっかけとなる両親の事故や子供の頃のエピソードなどが映し出されるほか、アリスたちの末の弟を演じる人気ミュージシャンで俳優のバンジャマン・シクスー、ルイの妻役のゴルシフテ・ファラハニ（『パターソン』）、親友役のパトリック・ティムシット（『歓楽通り』）ら豪華キャストも登場。そして最後は、海外で最も人気の高い、2人がスーパーマーケットで衝突するシーンで幕を閉じる。 映像の終盤で流れる「憎しみの出口はどこ？」というナレーションや「それでも幸せな結末はある」という言葉から、これまでも家族というモチーフを独特かつ卓越した視点でとらえてきたデプレシャン監督の新境地を予感させると同時に、監督ならではの映画的興奮に満ちた世界観も感じさせる予告編となっている。 日本版ポスタービジュアルは、姉アリス（マリオン）が弟ルイ（メルヴィル）を見つめるシーンを切り取ったもの。横には「家族なのに？ 家族だから！」という印象的なキャッチコピーが添えられている。 映画『私の大嫌いな弟へ ブラザー＆シスター』は、9月15日よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国順次公開。