映画、ドラマ、舞台とさまざまな表現の場で活躍を見せる俳優・間宮祥太朗。これまで映画などでは演技力を活かしたエキセントリックな役柄が多かったが、近年は現在放送中の月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系/毎週月曜21時)で演じる水島健人のように、爽やかな好青年を演じ、間宮が持つビジュアルを存分に発揮する作品にも精力的に出演している。
【写真】横顔もカッコいい! 間宮祥太朗の撮り下ろしカット(全10枚)
■水島の繊細な感情を「丁寧に演じられたら」
現在放送中の月9ドラマ『真夏のシンデレラ』で間宮が演じるのは、一流大卒で大手建設会社の跡取り息子・水島健人。物事に対して誠実で、優しい目を持つ好青年だ。過去の出演作品を振り返ると、やや癖のあるキャラクターを演じることが多かった間宮にとっては、ど真ん中の王道恋愛ドラマの主人公は新鮮だ。
間宮自身も「まさか月9の、しかも王道の“ザ・恋愛ドラマ”で主演をさせていただくとは思っていなかったです。自分でもこの場にいるのに驚きはありました」と胸の内を明かすも「初めはどうなるかなと思っていたのですが、視聴者の皆様をはじめ、周囲も盛り上がって楽しんでくださっているみたいなので、安心しています」と笑顔を見せる。
間宮の言葉通り、夏を舞台に繰り広げられる王道の恋愛模様は、懐かしさもありSNSを中心に多くの反響を呼んでいる。間宮は「ご覧になっている皆様はお気づきかと思いますが、健人が恋に落ちるのがすごく早いんですよね」と笑うと「常に恋をしている顔になるので、すごく柔和で優しい感じ。でも一方で親からの期待にプレッシャーを感じている繊細な部分もある。そういった感情を丁寧に演じられたら」と役へのアプローチ方法を語っていた。
■「どう見られるか」は意識している
本ドラマ撮影時に30歳を迎えた間宮。そんなタイミングに、月9という王道のキラキラした恋愛ドラマで主人公を務めることになった。
それでも、作品によって周囲から「どう見られるか」ということは意識の中にあるという。「今回の月9もそうですが、以前出演した『ファイトソング』(TBS系)など恋愛ものをやることで、女性からの応援をいただくことが増えている気がします」と笑う。
確かな演技力に裏付けされた俳優というイメージにプラスして、イケメンという言葉も多く聞かれるようになった間宮。「自分に限らずだと思いますが、イメージって結構水物なのかなと。今はそう(イケメン俳優と)言っていただくこともありますが、数年前は言われていませんでしたから(笑)。演じる役や仕事によってイメージっていくらでも変わっていくと思うんです」。
長期的な展望をあえて立てていないという間宮だが、役柄のバランスや幅というのは意識しているという。「先ほどイメージは水物と話しましたが、イメージ通りの作品が続くと、水がどんどん固まっていってしまう。そして固まり切ってしまうと、いざ違うことをすると『あれ?』と違和感を持たれてしまう」。
同じような役柄を繰り返すのではなく、バランスよく作品に臨むことで、自然と「間宮祥太朗は次どんな役をやるのだろうか」と期待が膨らむようになる。間宮も「例えば、今回の月9で僕に興味を持ってくださった人が、『破戒』(2022年に島崎藤村による被差別部落を題材にした原作小説を、60年ぶりにリメイクして公開された映画)を見てくださったり、その逆もあると思うんです。
■視聴者の声を反響して撮影されたシーンも!
制作発表会見で本作のプロデューサーが「物語の反響で結末は変わるかもしれない」と示唆していた。間宮は「毎回いろいろなことが起きていますが、現場でも『どう回収されていくんだろうね』と話をしています。実際、視聴者の皆様や周囲の反響を見て、増やしたというシーンも撮影しています」と証言すると「本当に結末はどうなるか分からないですね」と続けるように出演者たちも気になっているようだ。
取材が行われたときは、第5話を撮影中。間宮は「だいぶ出来上がっています」と共演者たちとの関係値を述べると「最近ロケが減ってスタジオ撮影が増えてきているのですが、待ち時間にババ抜きをするなど、和気あいあいとしています。あと(森)七菜さんが、ガチャガチャにはまっていて、ロケに行くとやるんです。それがみんなに広がっています(笑)」と酷暑のなか、楽しく撮影が続いているという。
間宮は「王道の恋愛ドラマ。想像を裏切らない展開になっていくなか、最後はどうなるか分からない。そんな部分を楽しんでいただければ」と見どころを語っていた。
(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)
ドラマ『真夏のシンデレラ』は、フジテレビ系にて毎週月曜21時放送。