アニメ映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』より、新人コンシェルジュ・秋乃の姿が描かれた本予告&本ポスタービジュアルが解禁。また、本作の主題歌にMyukの新曲「Gift」が決定した。



【動画】映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』本予告

 本作は、「第25回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞」を受賞した西村ツチカによる同名漫画をアニメ映画化。『パプリカ』『風立ちぬ』などに原画として参加し、『ボールルームへようこそ』でテレビアニメ初監督を務めた板津匡覧が、満を持して初の劇場版アニメ監督を務める。脚本は大島里美、制作はProduction I.Gが手掛ける。

 新人コンシェルジュとして秋乃が働き始めた「北極百貨店」は、来店されるお客様が全て動物という不思議な百貨店。一人前のコンシェルジュとなるべく、フロアマネージャーや先輩コンシェルジュに見守られながら日々奮闘する秋乃の前には、あらゆるお悩みを抱えたお客様が現れる。自分のため、誰かのため、さまざまな理由で「北極百貨店」を訪れるお客様の想いに寄り添うために、秋乃は今日も元気に店内を駆け回る―。


 本作は、7月20日~8月9日に開催された第27回ファンタジア国際映画祭のAxis部門にて上映され、「Silver Audience Award for Best Animated Feature(長編アニメ部門観客賞銀賞)」を受賞した。映画祭では、舞台挨拶に登壇した板津監督とキャラクターデザイン・作画監督の森田千誉のサイン会が行われ、行列ができるほどの大盛況だった。

 この度、個性豊かなお客様のおもてなしに奮闘する秋乃の姿が描かれた本予告が解禁された。一度聞いたらクセになると評判の北極百貨店のテーマソングに合わせて映し出されるのは、個性豊かな動物のお客様と、色鮮やかに描かれた百貨店の店内。新人コンシェルジュの秋乃は、あらゆる悩みを抱えたお客様の願いを叶えるべく、全力でお客様に向き合うが、真っ直ぐ過ぎる思いが空回りをして、上手くいかないこともしばしば...。

 謎のペンギン・エルルを踏みつけたり、店内で求愛行動を始めたクジャクのお客様へ失礼な言い方をしてしまったり、特に丁重なおもてなしが求められる、V.I.A(絶滅種)のお客様にも怒られてしまったりと、日々悪戦苦闘中。
「君はこの百貨店に必要ない」と告げられた際には涙を浮かべながらも、「精一杯のおもてなしをしたい」と全力で仕事に向き合う中で成長していく秋乃。そんな彼女を思わず応援してしまう予告映像となっている。

 併せて解禁されたポスタービジュアルでは、笑顔で店内へお客様を招き入れる秋乃を中心に、個性豊かな動物のお客様が勢揃い。特大サイズで穏やかな表情を見せるケナガマンモスの造形作家・ウーリーや、心配そうな顔つきで本を抱き抱えるバーバリライオン、背中を丸めながら歩くニホンオオカミの姿など、表情や動きも細かく描かれている。

 また、本作の主題歌に、柔らかい歌声に定評のある注目の女性シンガー・Myukの「Gift」が決定。初めて映画主題歌を務めるMyukは、「秋乃さんや北極百貨店に訪れるお客さんたちのような真心に寄り添えるように、心こめて歌いました。
tofubeatsさんのサウンドと映画と共に楽しんでいただけたら嬉しいです!」とコメントを寄せている。

 さらに、ムビチケカード第2弾特典での販売が決定した(ムビチケカードの絵柄は変更なし)。第2弾特典は、本ビジュアル仕様のオリジナルクリアファイル(A6サイズ)。第1弾特典のクリアファイル付きムビチケカードは、9月7日までで販売終了となる。

 アニメ映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』は、10月20日より劇場公開。

 ※Myuk、西村ツチカのコメント全文は以下の通り。


<コメント全文>

■Myuk

今回初めて映画の主題歌を担当させていただくこと、それが『北極百貨店のコンシェルジュさん』という作品であること、大変光栄に思います。大切な人に笑っていてほしいと思う気持ちや素直に想いを伝える勇気は、相手だけでなく自分自身をも暖かく照らしてくれる木漏れ日のように感じます。秋乃さんや北極百貨店に訪れるお客さんたちのような真心に寄り添えるように、心こめて歌いました。tofubeatsさんのサウンドと映画と共に楽しんでいただけたら嬉しいです!

■西村ツチカ

アニメーション映画はたくさんのプロフェッショナルの方々の手によって磨かれた多くの要素が総合していてとてもカラフルで、自分のモノトーンな原作漫画を個人商店にたとえるなら、本作はまさに百貨店だと感じました。

北極百貨店という色んな動物たちが楽しく時間を過ごすための環境が、
こうして形を変えつつアニメや映画の世界にまで広がることは、なにより動物たちにとって喜ばしいことと思います。

また個人的に、かつて大型百貨店の薄暗い片隅で働きながら強烈にまぶしい売り場を眺めておぼえた不条理な感覚が漫画を描く大きな動機でしたが、華やかな本作を観てその初心を思い出し、大きな刺激をいただきました。


どうもありがとうございます!