日向坂46・齊藤京子が主演する10月21日スタートのドラマ『泥濘(ぬかるみ)の食卓』(テレビ朝日系/毎週土曜23時30分)の追加キャストとして、原菜乃華、戸田菜穂、筒井真理子の出演が発表された。
【写真】日向坂46・齊藤京子主演『泥濘の食卓』、主人公を奪い合う父子に吉沢悠&櫻井海音
本作は、伊奈子による漫画を初のドラマ化。
深愛とスーパーの店長である父・那須川夏生(吉沢悠)がただならぬ関係だと知っても思いを募らせていく息子・那須川ハルキ(櫻井海音)。そんなハルキに思いを寄せる幼なじみ・尾崎ちふゆを演じるのは原菜乃華。ちふゆのハルキに対する思いはすさまじく、ハルキを独占したいがために、学校で「ハルキが自分をレイプしようとした」というとんでもないうそを広めてハルキを孤立させ、ハルキが深愛に思いを寄せていることを知っていら立ちを募らせては、どんどん行動をエスカレートさせていく…。
そんな、深愛とはまた違った激しすぎる愛を見せるちふゆを「強烈なキャラクターではあるけれど、ある種とても一途で真っ直ぐ人を愛し続ける事ができる乙女」と語る原。「一度ハマったら最後、先が気になってしょうがなくなる、まさに泥濘のような作品だと思います」と本作に期待を寄せている。
戸田菜穂が演じるのは、那須川夏生の妻・那須川ふみこ。病気を患い、家にひきこもる生活を送っていたところ、夫の不倫相手とも知らず近寄ってきた深愛に心を開き始め、仲良くなっていく。那須川家一家全員もろとも、主人公・深愛のぬかるみに引きずりこまれ、パラサイトされて…。
戸田は「優しいからこそ弱い、優しいからこそ傷付き内へ内へと向かうふみこを愛しみながら演じたいと考えています」と役への意気込みを語りつつ、「何か面白い作品が立ち上がる予感がしています。熱量が物凄いです」とコメントしている。
筒井真理子が演じるのは、深愛の母親・捻木美幸。深愛を抑圧してきた毒親で、深愛の那須川への度を越した真っすぐすぎる愛を生むきっかけを作った元凶とも言える存在だ。
筒井はそんな美幸を「我が子を思うゆえの毒親」と分析しつつ、「子を持つ親なら誰もが陥る可能性があるのかもしれません。表面化する言動は性格によって違うとは思いますが、誰の中にも美幸はいるのだと信じて頂けるよう意識して演じています」と語った。
さらに本作には、ほかにも注目の若手俳優が勢ぞろい。スーパーの店長・那須川の元、深愛と一緒に働くスーパーの店員・児玉役を劇団カムカムミニキーナの未来、同じくスーパーの店員・中村を水嶋凜、ハルキの同級生・谷口役を岩瀬洋志がそれぞれ演じる。
また、本作初のティザー予告映像が、9月23日の『ハレーションラブ』内で放送解禁される。齊藤京子演じる主人公・深愛のまっすぐすぎる愛、そして家族を丸ごと飲み込む深い愛が、不穏な雰囲気漂う中で描かれている。
土曜ナイトドラマ『泥濘の食卓』は、テレビ朝日系にて10月21日より毎週土曜23時30分放送。
原、戸田、筒井のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■原菜乃華(尾崎ちふゆ役)
お話を頂いてから原作を読ませて頂いたのですが、個人的に、好みど真ん中すぎる作品だったので、絶対に参加させて頂きたいと強く思いました。原作で1番好きなキャラクターでもあるちふゆ役ができるなんて、とても嬉しいです。
ちふゆは、強烈なキャラクターではあるけれど、ある種とても一途で真っ直ぐ人を愛し続ける事ができる乙女だということは忘れず、主人公の深愛と同じく、ちふゆも親からの歪んだ愛情や教育の被害者であるという事を頭におきながら演じたいと思います。
齊藤さんと櫻井さんと実際にお会いしてみて、お2人とも漫画から飛び出してきたかの様なぴったりのビジュアルで、本読みで並んでいる姿を見た時、深愛とハルキが実在している!と思いました。柔らかくて穏やかな雰囲気のお2人からは想像もつかない役柄なので、撮影がとても楽しみです。
強烈なキャラクター達の行動や今後の展開に、おののきながらも、目が離せなくなるような、まさに泥濘のような作品だと思います。そんな中毒性のある物語を是非楽しみにして頂けたら嬉しいです。
■戸田菜穂(那須川ふみこ役)
原作は、これまで味わったことのない混沌とした読後感でした。人間のぬかるみ…この雰囲気をうまく表現できたらなあと願っています。今作では那須川の妻・ふみこを演じさせていただきますが、優しいからこそ弱い、優しいからこそ傷付き内へ内へと向かうふみこを愛しみながら演じたいと考えています。
主演の齊藤さんをはじめ、吉沢さん、櫻井さんとはポスター撮影の日に初めてお会いしたのですが、みなさんすでに原作のイメージにぴったりはまっていらして、びっくりしました! 撮影が楽しみです。
何か面白い作品が立ち上がる予感がしています。熱量が物凄いです。感情の泥濘にどうぞ皆さまどっぷりと浸かってください。
■筒井真理子(捻木美幸役)
原作を読んだ時は若者たちの心の叫びを聞いたような感情になり、登場人物たちが愛おしくなりました。さらに台本ではハラハラドキドキのジェットコースター感覚が加わり、毎回読み進めるのが楽しみでした。
私が演じる美幸は、我が子を思うゆえの毒親…子を持つ親なら誰もが陥る可能性があるのかもしれません。表面化する言動は性格によって違うとは思いますが、誰の中にも美幸はいるのだと信じて頂けるよう意識して演じています。
主演の齊藤さんは、しっとりと湿り気を帯びた憂いのある雰囲気が『泥濘の食卓』の世界観にぴったりで、作品の完成がとても楽しみになりました。まだ読み合わせとスチール撮影でお会いしただけですが、これから楽しく一緒に作品作りができそうです。
誰もが抱えているであろう悩みや苦しみとどう向き合っていくのか? そんなことも一緒に手探りできるドラマになると思います。安里(麻里)監督が織りなす濃密で極上のエンターテイメントをお楽しみ頂きたいです。