山本薩夫監督没後40年を記念し、代表作である映画『白い巨塔』(1966年)の4Kデジタル修復版が、第36回東京国際映画祭日本映画クラシックス部門で上映されることが決まった。
【写真】2019年ドラマスペシャル『白い巨塔』第一夜場面写真
本作は、2023年に修復完了した4Kデジタル修復版の“世界初上映”となる。
同じく日本映画クラシックス部門では、同監督作『忍びの者』(1962年)も上映される。同作は忍者の非情な世界をリアルに描いた市川雷蔵の代表作であり、世界中に「忍者ブーム」を巻き起こした時代劇の傑作だ。
山本薩夫監督は今回上映される『白い巨塔』のほかにも、『戦争と人間』3部作、『華麗なる一族』、『金環蝕』など、日本社会をリアルに描いた作品を多くヒットさせ、“社会派映画の巨匠”と言われた。没後40年にあたる今年は、ラピュタ阿佐ヶ谷での特集上映、衛星劇場での特集放送等が実施され、注目を集めている。
東京国際映画祭には山本薩夫監督の子息である映画プロデューサー・山本洋氏の登壇も決定している。上映・登壇日時等詳細は追って第36回東京国際映画祭HPにて告知される。
映画『白い巨塔』4Kデジタル修復版、『忍びの者』は、第36回東京国際映画祭にて上映。