女優の深川麻衣が4日、都内で行われた映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』の公開記念舞台あいさつに共演の井浦新、松浦りょう、柳ゆり菜、原作者で元SDN48の大木亜希子、穐山茉由監督と共に出席。アイドルから女優にキャリアチェンジをしたときの葛藤を明かした。



【写真】元SDN48・大木亜希子、井浦新からの賛辞に涙

 本作は、崖っぷち元アイドルのアラサー・安希子と56歳サラリーマン・ササポンの共同生活というまさかの実話を描いた元SDN48の作家・大木による実録私小説を映画化したもの。

 深川は2016年に乃木坂46を卒業し、現在は女優として活躍。深川は自身が演じた安希子について「安希子とは元アイドルでセカンドキャリアを今歩いているという境遇も同じで、共通点も多くて。演じていながらも共感できることがいっぱいありました」としみじみ語った。

 キャリアチェンジをしたときに苦労したことについて深川は「意外と卒業を決めたときは『なんとかなる』っていう勢いで出ていったのですが、(女優の)お仕事を始めた前半の方が自分の中ではいろんな壁にぶつかりました」と回顧。「グループ名という看板が取れて、個人として勝負しないといけなくなったときに、俳優として経験を積まれて来た方々と同じ土俵に立つことが最初すごく恥ずかしくて」を当時の心境を明かし、「自分はなんの技量もないですし、どうしていったらいいんだろうということにすごく悩んでいたので、最初の時期の方が悶々としていた気がします」と吐露した。

 さらに11月4日は「いい推しの日」ということで、共演者の“推しエピソード”を聞かれると深川は「井浦新さんは本当に大学の先生みたいです!」と告白。その理由を「知識が幅広くて、撮影の間はお芝居の話はそんなにしていなくて。逆に健康についての話とかお米についての話とか、衣食住の話をいっぱい教えてもらった」と明かし、「酵素玄米について話したんですけど(笑)、ファスティングについてのおすすめのお店も教えていただいて。すぐにその場でポチりました」と笑顔で振り返った。

 イベントでは原作者の大木が井浦からの賛辞に涙を流す場面もあった。

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