アニメーション制作会社・スタジオポノックの長編アニメ最新作『屋根裏のラジャー』の追加声優キャストとして、一龍齋貞友、かぬか光明、大谷育江、平澤宏々路、川原瑛都の出演が発表された。
【動画】スタジオポノック長編最新作『屋根裏のラジャー』特報
本作は、世界150以上の国と地域で上映され大ヒットを記録した『メアリと魔女の花』以来、7年ぶりとなるスタジオポノック長編最新作。
愛を失った少女は、想像の少年ラジャーを生みだした。ふたりは、想像と現実の世界を駆けめぐり、かけがえのない時間を過ごす。しかしある日、ラジャーを狙う謎の男が現れ“想像”の世界が消えようとしていた…。
原作は、A.F.ハロルドによる小説『The Imaginary(ぼくが消えないうちに)』。イギリス文学協会賞受賞をはじめ、ケイト・グリーナウェイ賞、カーネギー賞等にノミネートされるなど、世界の文学賞を席巻した。監督は、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』などスタジオジブリ作品で中核を担い、スタジオポノック作品の短編アンソロジー『ちいさな英雄』の一篇『サムライエッグ』、オリンピック文化遺産財団の芸術記念作品『Tomorrow’s Leaves』を手掛けた百瀬義行。
本作では人間が生み出したイマジナリの世界で個性豊かなキャラクターたちが大活躍。大勢のイマジナリたちにベテランの声優陣が息を吹き込み、映画を盛り上げる。
イマジナリの世界で圧倒的な存在感を放つ巨大なピンクのカバのイマジナリ・小雪ちゃん役に、『くまのプーさん』のプーさん役で活躍する、かぬか光明。小雪ちゃんと仲良しで骨の姿をしたイマジナリ・骨っこガリガリ役に『忍たま乱太郎』のしんべヱ役や『クレヨンしんちゃん』のマサオ役でおなじみの一龍齋貞友。そして、ラジャーが一番最初に出会うロボットのイマジナリ、ドロン役にピカチュウの声でおなじみの大谷育江。
さらには、スタジオジブリ長編アニメーション『アーヤと魔女』で、声優初挑戦にして主人公・アーヤ役を演じきった俳優の平澤宏々路がヒロイン・アマンダの同級生役で登場し、ドラマ『コタローは1人暮らし』のコタロー役で注目を浴びた川原瑛都が、ラジャーたちが出会う少年・ジョンくん役を務める。
大谷は「躍動する絵がとにかく凄くて、楽しい怖い嬉しい切ない。観終わった後の余韻もぜひお楽しみいただきたいです」、川原は「ジョンくんと僕は『宇宙が大好き』という共通点があったので、すごく嬉しかったしアフレコの収録も楽しかったです」とコメントしている。
アニメ映画『屋根裏のラジャー』は、12月15日公開
追加キャストのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■一龍齋貞友/骨っこガリガリ役(ガイコツのイマジナリ)
オファーを受けたとき、「骨っこガリガリは人間じゃないんです」と説明があったのですが、「人間じゃないほうが得意なんです」とお返事しました(笑)。映画ではそれぞれのキャラクターが生き生きと表現されており、表情もリアルで、ナチュラル。見てくださる方の心に染み入るように、たくさんの思いが込められていると感じました。この作品に関わらせていただいたことがとても光栄なことだと思っております。
■かぬか光明/小雪ちゃん役(ピンクのカバのイマジナリ)
小雪ちゃんはピンクの見た目と中身も相まって可愛いキャラクターです。アフレコ時に監督、ディレクター、プロデューサーとキャラクターの方向性が定まるまで何度も試行錯誤をしましたが、自分の中の最大限の「可愛い」を表現しました。ここまで「可愛い」に特化したキャラクターを演じるのはある意味勇気が必要でしたが、とても楽しく挑戦させていただきました。
■大谷育江/ドロン役(ロボットのイマジナリ)
百瀬監督の作品の世界観がとても温かくて、ファンタジーなのにちょっとリアルでドキュメンタリーみたいな部分もあって、その世界に入れてもらえたのは、本当に嬉しい限りでした。
■平澤宏々路/ジュリア役(アマンダの学校の友だち)
声のお仕事はまたやりたいと思っていたので、今回参加させて頂けてとても嬉しかったです。気持ちを真っ直ぐ言うだけでなく、より気持ちが前面に出ているような感じで演じようと気負わない形でジュリアを演じました。自分の意見をはっきり言えるジュリアの生き生きとした姿を、みなさんに楽しんでいただけたら嬉しく思います。
■川原瑛都/ジョン役(アマンダの学校の友だち)
僕が演じたジョン君は、普段は大人しくて優しそうだけど、想像(イマジナリ)の世界では勇敢でたよりになるカッコイイ子だと思います。ジョンくんと僕は「宇宙が大好き」という共通点があったので、すごく嬉しかったしアフレコの収録も楽しかったです。