テレビアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」(MBS・TBS系)第17話「霹靂‐弐‐」が本日23時56分放送。伏黒甚爾との闘い後、瀕死状態の伏黒恵は、「十種影法術」である式神を呼び起こす。

さらに、放送に先駆け、両面宿儺を演じる諏訪部順一のオフィシャルインタビューが公開に。「渋谷事変」の物語や宿儺の印象、アニメの見どころや作品の魅力を語った。

【写真】両面宿儺は余裕(?)の笑みも 『呪術廻戦』「渋谷事変」第17話場面写真

 本作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の、芥見下々による同名漫画を原作としたアニメシリーズ。人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描く。

 8月31日からスタートした「渋谷事変」は、第1期から続く時間軸となる物語。ハロウィンでにぎわう渋谷駅周辺を舞台に、呪術師と、呪詛師・呪霊たちのかつてない大規模な闘いを描く。

 諏訪部は、「渋谷事変」の印象について「非常に苛烈な展開ですね。物語にとって大きなターニングポイントとなるエピソードです。アニメで描くのならば、制作に携わるスタッフもキャストも大変な熱量が必要となるだろうなと思いました」と語る。

 さらに、自身が演じる両面宿儺について「アニメ化発表以前から、連載ベースで原作を読んでいたのですが、両面宿儺の声色のイメージが明確に浮かんでおらず……。オーディションの際もかなり悩みました。しかし、悩んでも答えが出なかったので、出たとこ勝負でやった結果決まりました(笑)」と振り返りつつ「明らかにされていない要素が多いキャラクターなので、完全に理解することはなかなか難しいですね。
できる限り原作を読み込んで考察し、自分の中でイメージをより具体的なものにしながら演じている感じですね。しかし、その解釈が正解かどうかまだわからないので……。本当に難しい役だと思っています」とコメント。

 最後に、視聴者へのメッセージとして「ご覧になっているあなたには伝わっていると思うのですが、非常に高い熱量で制作されている作品です。『渋谷事変』はその後の展開に影響を与える非常に重要な要素も含んだエピソードなので、最後までどうぞお見逃しなく。引き続き応援よろしくお願いします!」と呼びかけた。

■『呪術廻戦』17話あらすじ

 甚爾との戦闘で深手を負った伏黒は、たまたま居合わせた重面から不意打ちを受けてしまう。瀕死状態に陥ってしまった伏黒は重い足取りで必死に歩を運ぶ。道玄坂の広い交差点にたどり着いた伏黒は、自身の術式「十種影法術」によってある式神を呼び起こす―。

 テレビアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」は、MBS・TBS系にて毎週木曜23時56分放送。

 諏訪部順一のオフィシャルインタビューは以下の通り。

<諏訪部順一 オフィシャルインタビュー>

――「渋谷事変」について、原作コミックやシナリオを読まれた際の印象を聞かせてください。


非常に苛烈な展開ですね。物語にとって大きなターニングポイントとなるエピソードです。アニメで描くのならば、制作に携わるスタッフもキャストも大変な熱量が必要となるだろうなと思いました。

――虎杖ら1年ズ同様、両面宿儺もTVシリーズには3年ぶりの登場となります。

みなさんご存知かと思いますが、アニメ第1期の宿儺は出番はあまり多くないので(笑)。久しぶりに物語本編をしっかりと演じられてうれしかったです。

――諏訪部さんは両面宿儺というキャラクターにどういう印象を抱いていますか?

非常に難しいキャラクターだと思いました。アニメ化発表以前から、連載ベースで原作を読んでいたのですが、両面宿儺の声色のイメージが明確に浮かんでおらず……。オーディションの際もかなり悩みました。しかし、悩んでも答えが出なかったので、出たとこ勝負でやった結果決まりました(笑)。しかし、アニメへの期待値も高まっていたので、オンエアが始まるまではとても不安でしたね。特に原作ファンの皆さんが思う両面宿儺のイメージに合う表現ができているかわからなかったので。
オンエア後、好印象のご感想をたくさん見かけてホッと胸を撫で下ろしました。

――そんな両面宿儺という役をどう捉えて、どう演じようと思ったのでしょうか。

明らかにされていない要素が多いキャラクターなので、完全に理解することはなかなか難しいですね。できる限り原作を読み込んで考察し、自分の中でイメージをより具体的なものにしながら演じている感じですね。しかし、その解釈が正解かどうかまだわからないので……。本当に難しい役だと思っています。

――「渋谷事変」のPV映像が公開されていますが(※インタビュー収録時)ご覧になっての感想をお願いします。

ついに来たな、と。アフレコの段階ではまだ絵が完成していなかったので、早く完成した本編が観たくなりました。アニメ第1期もそうでしたが、漫画で描かれるコマとコマの間を補完したり、同じ場面でも違う視点で描かれたり、映像作品としての面白さが存分に加味されているんですよね。特に迫力のバトルシーンの数々がどうなっているのか、楽しみです。

――第40話「霹靂」では、漏瑚との闘いが繰り広げられました。
収録を終えられての感想や見どころを伺えますか?

非常にスピーディーな戦いが繰り広げられています。両面宿儺は圧倒的強者であるが故、アクションアドリブがほとんどないのですが……翻弄される漏瑚さんは大変そうでした(笑)。

――両面宿儺が漏瑚に対し「誇れ。オマエは強い」と賛辞の言葉を贈るシーンもありした。このシーンを演じてみていかがでしたか?

両面宿儺がどういう気持ちでその言葉を言ったのか、自分の考えはあえて言わないことにしておきたいです。もちろん自分なりの解釈はありますが、視聴者のみなさんの解釈をリードするようなことをしたくないので。想像にお任せします。しかし、漏瑚は泣いていたので、非常に胸に刺さるモノはあったのだと思います。そういった表面的な雰囲気はとりあえず伝わると良いのですが。

――第1期では分散収録だったものが、第2期から少しずつ通常の形に戻っている部分もあるそうですね。やはり掛け合う相手がいると表現は変わりますか?

両面宿儺は、相手の言葉に影響を受けて心情が大きく変化するようなことはあまりないと思います。ここまで演じたシーンの中では、掛け合うことで表現に影響が出ることはないですね。


――いよいよ「渋谷事変」も放送終盤。視聴者に向けて、メッセージをお願いします。

ご覧になっているあなたには伝わっていると思うのですが、非常に高い熱量で制作されている作品です。「渋谷事変」はその後の展開に影響を与える非常に重要な要素も含んだエピソードなので、最後までどうぞお見逃しなく。引き続き応援よろしくお願いします!

編集部おすすめ