吉高由里子が主演する2024年放送の大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合ほか)より、新たなビジュアルが公開された。

【写真】主人公・まひろが宮中で作家として生きていく様子を表現 『光る君へ』ビジュアル(月夜.ver)

 大河ドラマ第63作となる本作は、平安中期に『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。

主人公・紫式部/まひろ役を吉高、紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長役を柄本佑が演じる。脚本は大石静

 千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』。その恋愛ストーリーの原動力は、秘めた情熱と想像力、そしてひとりの男性への思いだった―。

 今回公開されたビジュアル(月夜.ver)は、主人公・まひろが宮中で作家として生きていく様子を表現。メインビジュアルは、まひろの人生観を表現している。

 制作を担当したのは、クリエイティブディレクター・市耒健太郎。「だれにでも、一生を変えることのできる一夜がある。このビジュアルは、美しい平安の装いの中で、月光に吸い込まれるように、作家として生き抜く決意をした瞬間の紫式部を想像しながら撮影しました」とコメントを寄せている。

 大河ドラマ『光る君へ』は、2024年年1月7日よりNHK総合ほかにて毎週日曜20時、BSプレミアム、BS4Kにて18時放送(初回15分拡大)。

※制作統括の内田ゆきチーフ・プロデューサー、クリエイティブディレクターの市耒健太郎からのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■制作統括 内田ゆきチーフ・プロデューサー

光る君への主役「紫式部=まひろ」は、メインビジュアルの吉高由里子さんの美しくも謎めいた表情で見ていただくとして、平安ならではの装いもぜひご覧いただきたい、というのが、この月夜バージョン発想のきっかけでした。
幾重にも重ねた衣で、美と個性を表現する、この時代ならではのファッションです。

選ばれたシチュエーションは意外にも夜。柔らかな月光の中に、凛とした眼差しのまひろが座っていました。清らかな白地に鳳凰の文様が映える袿(うちき)、襟から流れ出る鮮やかな紫。装いのあでやかさもさることながら、静かに光り輝く強さを感じさせる吉高さんのまひろに、一瞬で心奪われました。

この月夜バージョンで、平安の美を体現するかのようなまひろの姿をご覧いただき、なおいっそう『光る君へ』にご期待くださいますよう、よろしくお願いいたします。

■クリエイティブディレクター 市耒健太郎

だれにでも、一生を変えることのできる一夜がある。

このビジュアルは、美しい平安の装いの中で、月光に吸い込まれるように、作家として生き抜く決意をした瞬間の紫式部を想像しながら撮影しました。

「わたしを生きてみせる」

その背景に、実は、彼女の創造性は、いろいろな「わたし」の交差から生まれたのではないでしょうか。

女性としての「わたし」。
母親としての「わたし」。
流行作家としての「わたし」。

ひとりぼっちの「わたし」。
恋人としての「わたし」。


運命に翻弄されながらも、意志と才能で時代を駆け上がっていく吉高由里子さん演じる紫式部。

放送回ごとに、今夜はどのような「わたし」に出会えるのか。
そんな見方も楽しめる一年の大河です。来る皆さん、そして観てくださる方々に愛してもらえるように頑張ります!

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