10年前、2014年1月期ドラマとして『明日、ママがいない』(日本テレビ系)が放送スタートした。人気脚本家・野島伸司が脚本監修を務めた本作は、児童養護施設「コガモの家」を舞台に、さまざまな事情で親と離れた子どもたちの目線で描かれるサスペンスドラマだった。
【写真】ドラマ『明日、ママがいない』スタートから10周年 子役たちの現在
■ 芦田愛菜
本作で単独初主演を飾った芦田は、主人公のポストこと佐々木キララを演じた。すでにこの頃、ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)、映画『パシフィック・リム』などに出演し、天才子役の名をほしいままにしていた芦田は、その後も数々のドラマ・映画に出演している。昨年4月からは大学に進学。本日からは日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系/毎週日曜21時)に西島秀俊演じる主人公の娘役として出演する。
■ 鈴木梨央
そんな芦田にあこがれて芸能界に入ったことで知られる鈴木は、本作でドンキこと渡辺真希を演じ、念願だった芦田との初共演を飾った。その後、2015年1月には『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ系)で連続ドラマ初主演、2019年3月公開の映画『こどもしょくどう』で映画初主演を務めた。そのほか、2015年から女優の吉田羊と母娘役を演じている大塚製薬「ポカリスエット」のCMは、昨年末に第20弾の放映がスタートしている。
■ 桜田ひより
当時11歳の桜田ひよりは、ピア美こと鳥羽直美を演じた。本作の3年後の2017年にはテレビドラマ『咲‐Saki‐阿知賀編 episode of side‐A』(MBS)で初主演し、同作の映画版でも主演を飾った。Seventeenの専属モデルを卒業した昨年2023年は、主演ドラマ『あたりのキッチン!』(フジテレビ系)をはじめドラマ6作、映画1作の計7作に出演し、一躍若手注目の女優に。
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■ 渡邉このみ
ボンビこと東條優衣子を演じた渡邉は、当時わずか7歳だった。その後、2015年のNHK連続テレビ小説『まれ』で土屋太鳳演じるヒロイン・津村希の幼少期を、さらに2016年も同『べっぴんさん』で再び芳根京子演じるヒロイン・坂東すみれの幼少期と、2作の朝ドラでヒロインの幼少期を演じる活躍ぶりだった。2019年にマレーシアへの留学を期に芸能界を一度引退すると、帰国した2022年、教育事業を展開するalchemi株式会社を設立し、10代にして起業家となった。一方、今年秋公開の映画『本を綴る』で女優として復帰することも自身のインスタグラムで発表している。
■ 大後寿々花
17歳になってもなお施設で暮らす「オツボネ」を演じた大後寿々花は、当時20歳。本作に出演する前から、吉永小百合主演映画の『北の零年』や米国映画『SAYURI』で主演のチャン・ツィイー演じるヒロインの幼少期役などを演じて活躍していた大後だが、本作出演時は慶應義塾大学環境情報学部に在学中だった。大学卒業後も多くのドラマ、映画に出演しており、今年5月には出演映画『湖の女たち』が公開される。
■ 寺田心
レギュラー出演ではなかったが、当時わずか5歳の寺田も実は出演していた。寺田と言えば翌年2015年にTOTO「ネオレスト」のCM出演が大きな話題に。また、大人顔負けの丁寧な言葉づかいで、一時期はバラエティ番組にも引っ張りだことなった。そんな寺田ももう15歳。
引用:「渡邉このみ」インスタグラム(@konomiwtnb)