『初めて恋をした日に読む話』スタートから5周年　“ゆりゆり”演じたブレイク俳優ら主要キャストの今

5年前、2019年1月期ドラマとして『初めて恋をした日に読む話』（TBS系）が放送スタートした。「はじこい」の愛称で親しまれた本作は、持田あきによる同名コミックを原作に、恋も仕事もしくじっている超鈍感なアラサー女子・春見順子（深田恭子）が自分の人生を取り戻すべく奮闘し、かつタイプの違う3人の男性からアプローチされるラブストーリー。今回は、毎週視聴者を胸キュンさせ、大ブレイク俳優も生み出した本作のメインキャストの現在をまとめた。【写真】ドラマ『初めて恋をした日に読む話』スタートから5周年 メインキャストの現在■ 深田恭子 本作の主人公・春見順子を演じた深田は当時36歳。10代で地上波ドラマの主演を務めるなど、当時すでに油の乗り切ったトップ女優だった。本作では恋も仕事もしくじっている超鈍感なアラサー女子を好演した。その後も活躍は続き、2019年スタートの主演ドラマ『ルパンの娘』（フジテレビ系）は劇場版も公開された。2021年5月に適応障害のため活動を休止し、出演予定だった『推しの王子様』（同系）を降板したが、同9月に復帰。昨年は、福原遥とダブル主演を務めた『18/40～ふたりなら夢も恋も～』（TBS系）が放送された。■ 横浜流星 何と言っても本作で大ブレークを果たしたのは、“ゆりゆり”ことピンク髪のイケメン・由利匡平を演じた横浜だろう。当時横浜は23歳。東大受験に向けて勉強する匡平と塾講師として彼を教える順子のもどかしい恋模様が、視聴者の胸をときめかせた。本作をきっかけに横浜は若手トップ俳優へと駆け上がった。昨年は主演映画『ヴィレッジ』、『春に散る』が公開。来年放送予定の大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』（NHK総合ほか）では、主人公の蔦屋重三郎を演じる。■ 中村倫也 順子の高校の同級生で、匡平の担任の山下一真を演じた中村は当時32歳。19歳で俳優デビューするも、その後下積み時代が長かった中村だが、本作前年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で演じた朝井正人役をきっかけに“沼落ち”する視聴者が続出。ラブストーリーからコメディ、ミステリーまでジャンルレスに幅広く活躍する人気俳優へとのぼりつめている。昨年3月には、日本テレビアナウンサーの水卜麻美との結婚を発表し、世間を驚かせた。■ 永山絢斗 順子の従兄弟で、彼女を片思いし続けるエリート商社マン・八雲雅志を演じたのは永山だった。永山瑛太の実弟としても知られる絢斗はこのとき29歳。その後も着実にキャリアを積み重ね、人気若手俳優が多数名を連ねた映画『東京リベンジャーズ』シリーズにも出演していたが、昨年6月、自宅で大麻を所持していたとして大麻取締法違反の容疑で逮捕（のちに使用で再逮捕）され、9月に東京地裁で懲役6月執行猶予3年の判決が言い渡された。これに伴い、予定していた2024年の大河ドラマ『光る君へ』への出演を辞退している。■ 吉川愛 匡平と合コンで知り合い一目ぼれする女子高生・江藤美香を演じたのは吉川だった。当時は19歳。吉川は本名名義で子役として活動後、2016年4月に一度芸能界を引退したが、本作の前年2017年4月に現在の芸名で復帰していた。本作以後も、『恋はつづくよどこまでも』（TBS系）で主人公の恋敵役を演じたほか、主演を飾ったドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』（毎日放送・TBS）や、ヒロイン役で出演した『純愛ディソナンス』（フジテレビ系）などセンセーショナルな話題作に立て続けに出演。今月からはヒロイン役を演じるドラマ『マルス-ゼロの革命-』（テレビ朝日系）がスタートする。