北村一輝、ミュージカル初出演での主演は「本当に渋りました」
北村一輝、ミュージカル『王様と私』製作発表に登場 画像（1枚）

　俳優の北村一輝、明日海りお、演出家の小林香が26日、都内で開催されたミュージカル『王様と私』製作発表に出席。ミュージカル初出演にして主演を務める北村は「本当に、本当に渋りました」と明かし、元宝塚歌劇団花組トップスターである明日海について「『あんたできるの？』みたいなことを言われたらどうしようかなと思いながら」と語って会場を沸かせた。



【写真】登壇する明日海りおの手をとりエスコートする北村一輝

　本作は、19世後半のシャム（現在のタイ）を舞台に、国籍や身分の違う二人が互いの人間性に触れ、心を通わせ尊重していく姿を描く。王様役の北村は「本当に、本当に渋りました。渋りましたっていうよりも、無理ですと。正直、お断りするような勢いでずっと返事をしていたんです」とコメント。

　理由として「芝居だけやって来た自分が、果たしてそこでやっていけるのかっていう。歌に対する壁というものがあって。人様の前に出て、そこでお金をいただき、やるに値するのかどうかっていうところでまず一つ悩んだのと、自分が観客になって果たして僕みたいなのを見たいのだろうかと、いろんな考えがあったんです」と回想した。

　最終的には、かつて声楽の発表会を一緒に行った経験があったプロデューサーの「絶対できます」という言葉に励まされたそうで「35年くらい前の話なので、大丈夫かな？っていう不安もありますが。今回は皆さんにびっくりされるほど、きっと頑張れるんじゃないかなと。前向きな気持ちでやろうと思っています」と出演に至る経緯を語った。

　王様と心を通わせるアンナ役の明日海は「新しいケミストリーが、新しい『王様と私』が生まれるんじゃないかなと思って、とっても楽しみです」と笑顔。明日海の印象について北村は「宝塚のトップの方、それだけですごいプレッシャーなんですよ。
会ったときに怖かったらどうしようとか思って。『あんたできるの？』みたいなことを言われたらどうしようかなと思いながら」と白い歯を見せつつ「いいモノづくりができる仲間だなと思いますし、そこの部分は自分の中でクリアしています」と話していた。

　ミュージカル『王様と私』は4月9日～30日に東京・日生劇場、5月4日～8日に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。

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