北川景子が主演するテレビ朝日ドラマプレミアム 山崎豊子生誕100年記念『花のれん』が、テレビ朝日系にて今夜3月8日21時から放送される。オンエアを前に、ヒロインの波乱万丈の人生を“生き抜いた”北川からメッセージが到着した。



【写真】北川景子が美しい 『花のれん』場面写真

 山崎豊子さんの直木賞受賞作をドラマ化した本作は、吉本興業の創業者・吉本せいさんをモデルに、明治、大正、昭和という激動の時代、“女性プロデューサー”の先駆けとして大阪で旋風を巻き起こした“日本エンターテインメント界の母”河島多加の愛、家族、仕事を描いた笑いあり涙ありの物語。北川は、道楽好きの夫・吉三郎(伊藤英明)のもとに嫁ぐ21歳から、61歳で人生の幕を閉じるまでの彼女の生涯を見事に演じ上げている。

 新婚時代は破天荒な夫に悩まされながらも可憐な笑顔を見せ、寄席商売を軌道に乗せた絶頂期には貫禄漂う“席主”の顔に。一方で淡い恋に胸を焦がすひとりの女性としての横顔や、息子との関係に苦悩する母の涙も表現。その後、戦争という時代の波にほんろうされ命を燃やしきる最期の瞬間まで、北川がすごみすら感じさせる演技を披露している。

 北川はまた、メークや衣装にもこだわり、年齢を重ねた多加を演じる際は顔や手のしみ、しわを加えるべくメーク担当と入念に打ち合わせ。戦時中のシーンでは自ら顔にすすや泥をつけ、衣装ももっとボロボロにしたいとアイデアを出すほど、“女優魂”を発揮して役作りに打ち込んだ。

 中学時代から山崎豊子作品の大ファンだったという北川は「原作をリスペクトした脚本のもと、作品の重要な要素のひとつである“船場言葉”を徹底して演じさせていただきましたので、山崎作品の世界観をたっぷり楽しんでいただけるドラマが完成したと自負しています」と出来栄えに自信をのぞかせるとともに、「妻として母として、ひとりの女性として激動の時代を駆け抜けたヒロイン・多加の生き様を、豪華共演者のみなさまとともに描き上げました。笑いあり、涙ありの物語ですので、ぜひ若い世代のみなさんにも見ていただき、“時代モノって面白いな”と感じていただけたらうれしいですね」と、作品の魅力をアピールしている。

 テレビ朝日ドラマプレミアム 山崎豊子生誕100年記念『花のれん』は、テレビ朝日系にて3月8日21時放送。

※北川景子のコメント全文は以下の通り。

北川景子(主人公・河島多加役)コメント全文

 この『花のれん』は、私自身も大好きな山崎豊子先生の生誕100年記念作品です。
原作をリスペクトした脚本のもと、作品の重要な要素のひとつである“船場言葉”を徹底して演じさせていただきましたので、山崎作品の世界観をたっぷり楽しんでいただけるドラマが完成したと自負しています。
 私が演じる多加は、“日本エンターテインメント界の母”とよばれる吉本せいさんがモデル。ショービジネスに身を捧げながら、妻として母として、そしてひとりの女性として激動の時代を駆け抜けた彼女の生き様を、豪華共演者のみなさまとともに描き上げました。笑いあり、涙ありの物語ですので、ぜひ若い世代のみなさんにも見ていただき、“時代モノって面白いな”と感じていただけたらうれしいですね。京都で撮影したので、映像のひとつひとつが“昔の日本ってこんな風景だったのかな”と思えるような、視覚的にも美しい作品になっているのもみどころです。

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