小泉今日子と中井貴一がダブル主演するドラマ『続・続・最後から二番目の恋』が、フジテレビ系にて4月より毎週月曜21から放送されることが決定。坂口憲二、内田有紀、飯島直子の出演も発表された。



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 2014年に放送された前作『続・最後から二番目の恋』から11年の時を経て、3期目の放送となる本作。本作は、古都・鎌倉を舞台に、小泉演じるテレビ局プロデューサーの主人公と、中井演じる鎌倉市役所で働く公務員の恋を描いたロマンチック&ホームコメディ。2012年1月に第1期の連続ドラマ『最後から二番目の恋』、同年11月にスペシャル版として『最後から二番目の恋2012秋』、そして2014年に、第2期となる『続・最後から二番目の恋』が放送された。

 第1期・第2期に続き、完全オリジナル脚本となる第3期本作を書き上げるのは脚本家・岡田惠和。『最後から二番目の恋』の世界感においてもおなじみの心温まるストーリーラインと繊細なタッチで描く親しみやすいポジティブなキャラクター設定、登場人物たちのコミカルな掛け合いの会話劇は岡田脚本の神髄ともいえる。連続テレビ小説『ちゅらさん』(2001年・NHK)では、第10回橋田賞・第20回向田邦子賞をダブル受賞。また、脚本家生活30周年を迎えた2019年には令和元年秋の褒章において、「紫綬褒章」を脚本家として受章している。

 本作の魅力の一つとして、ドラマの役どころの年齢設定が挙げられる。主要キャスト全員が“実年齢”に合わせて各キャラクターを演じきっているため、大人の恋愛模様だけでなく人生の機微を描くドラマの世界感をよりクリアに体現したことで、視聴者から多くの共感と反響の声を生んできた。

 前作2014年当時、小泉今日子演じる千明と中井貴一演じる和平はそれぞれ48歳と52歳、2人合わせて100歳だった。本作は、それから11年という時を経て、千明は59歳の還暦間近、和平は定年を過ぎて63歳となり、それでも互いに変わることなく相変わらずの2人の距離感のまま鎌倉の古民家で、長倉家の家族たちとともに流れゆく人生を見つめる“今”から物語ははじまっていく―。

 小泉が演じる吉野千明(よしの・ちあき 59歳)は、テレビ局のドラマ制作部に所属し、ヒットシリーズを担当するゼネラルプロデューサー。
性格は明るく、世話好きの姉御肌で誰からも好かれる反面、かなりの毒舌家で、和平(中井貴一)から“元ヤンキー”と言われるほど、ガラが悪くなることも。恋愛経験は豊富だが結婚は二の次で、仕事に強いプライドを持っている。和平をはじめとした近隣の長倉家の個性的な面々と出会い、彼らと正面からぶつかり合いながらも新たな暮らしを手にしていく。和平とは、話せばすぐに口論になるなど、ケンカが絶えないが、なぜだかウマが合うという不思議な関係を保っている。

 小泉は「11年の時を経て、『最後から二番目の恋』の続きが始まります。吉野千明と長倉和平はこの11年間、相変わらず悩んだり躓いたりしながらもそれなりに楽しく生きてきたのだと思います。変わらないことと、変わらなきゃならないこと。そんな大人の葛藤を今回も楽しんでいただけたらと思っています。撮影は非常に楽しく、順調に進んでいます!」とコメントを寄せる。

 中井が演じる長倉和平(ながくら・わへい 63歳)は、鎌倉市観光推進課課長兼秘書課課長のちに観光推進課部長経て、定年後の現在も観光課で“指導監”という役職で働いている。性格は生真面目な堅物で理屈っぽく、なにかと説教臭い。また、自分にも他人にも厳しい質で、なかなか羽目を外すことが出来ない性格。
両親を早くに亡くし、一家の大黒柱としての責任感から実直に生きてきたため、口うるさくもあるが、長倉家の長男としては立派で頼もしい長男。好みのタイプからはつれなくされるのに、なぜか未亡人にばかり好意を寄せられるというかなり特殊な女難体質。千明と出会って以来、久しぶりの“恋の感触”に触れ続けている。

 「11年ぶりに、『最後から二番目の恋』が帰って参ります。しかも、月9で…最年長主役かとも思いますが、私の身体に、長倉和平をしっかり降臨させ、今の肌感で、11年経った鎌倉物語を楽しんで頂き、同世代にも、若い世代にも、共感して頂けるドラマになるよう務めます。是非、ご覧下さい」と中井からのコメントも届いた。

 坂口が演じる長倉真平(ながくら・しんぺい 48歳)は、長倉家の次男、万理子(内田有紀)の双子の弟。自宅を改装しオープンした「カフェナガクラ」の店長であり、千明の元カレ。明朗快活な上に、料理はもちろん、家事全般をそつなくこなす。子煩悩なしっかり者で兄の和平(中井貴一)とは心を許せる親友のような間柄。実は深刻な病を抱えている。これまでは常に自分の感情を押し殺すように生きてきたが、2014年に晴れて和平の職場の部下と結婚している。


 内田演じる長倉万理子(ながくら・まりこ48歳)は長倉家の次女、真平(坂口憲二)の双子の姉。極度の人見知りで、人の何気ない言葉に深く傷ついてしまう繊細な心の持ち主。性格は意外とお茶目かつ観察力が鋭く、ファッションが奇抜で凝り性。千明という存在に万年恋こがれており、千明にその個性を買われ、現在は千明専属の脚本家をしている。

 飯島演じる水谷典子(みずたに・のりこ 58歳)は長倉家の長女(和平の妹)で専業主婦。性格は超マイペースで自己中心的。他人の話はまったく聞かず、物事を深く考えずノリと勢いに任せて生きている。さらに口が軽く、余計なことを話す割に肝心なことはなぜか言わない問題児。息子はすでに独立しており、夫のことはすでに無関心。アプリの隙間バイトをしながら、自由気ままに今を生きており、女性としてのポテンシャルは高いと思っている。

 さらに、『最後から二番目の恋』シリーズとして、2012年の第1期に「how beautiful you are」、2014年の第2期「Hello new me」で主題歌を担当している浜崎あゆみが本作において3期連続で主題歌を担当することが決定。新曲「mimosa」は1998年のデビューから4月8日に27周年を迎える浜崎が本作の主題歌として書き下ろした楽曲で、浜崎がフジテレビ月9ドラマの主題歌を手掛けるのは2000年リリースの「SEASONS」(ドラマ『天気予報の恋人』の主題歌)以来、25年ぶり。
作曲は、これまでも浜崎の名曲を数多く手掛けてきた多胡邦夫が担当。本作の世界感にマッチした優しくそっと背中を押し、聴く人の心に寄り添う、そして誰もが共感できる人生の“応援歌”となっている。

 また、フジテレビでは4月からの新作『続・続・最後から二番目の恋』放送にともない、過去作品である『最後から二番目の恋』 (2012年) 『続・最後から二番目の恋』 (2014年)の再放送も決定した。

 ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』は、フジテレビ系にて4月より毎週月曜21時。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

◆小泉今日子

「11年の時を経て、『最後から二番目の恋』の続きが始まります。吉野千明と長倉和平はこの11年間、相変わらず悩んだり躓いたりしながらもそれなりに楽しく生きてきたのだと思います。変わらないことと、変わらなきゃならないこと。そんな大人の葛藤を今回も楽しんでいただけたらと思っています。撮影は非常に楽しく、順調に進んでいます!」

◆中井貴一

「11年ぶりに、『最後から二番目の恋』が帰って参ります。しかも、月9で…最年長主役かとも思いますが、私の身体に、長倉和平をしっかり降臨させ、今の肌感で、11年経った鎌倉物語を楽しんで頂き、同世代にも、若い世代にも、共感して頂けるドラマになるよう務めます。是非、ご覧下さい」

◆坂口憲二

「11年振りの連続ドラマレギュラーという事で不安もありましたが、中井さん小泉さんをはじめとする共演者の皆さんと現場スタッフの皆さんに助けて頂いています。
いま絶賛撮影中ですが、久しぶりに実家に帰って来たような思いの中で日々楽しく過ごしています。病気を抱えながらも結婚して、幸せに過ごしている真平の今にもご期待下さい!」

◆内田有紀

「ご視聴いただきました皆さまとお別れしてから早11年。また大好きな作品に参加させて頂けるとは! 申し遅れましたワタクシ長倉万理子と申します。皆様にお会いできなかった時間も、ワタクシ共は鎌倉で何気ない日々を愛おしく感じながら暮らして参りました。兄の長倉和平と吉野千明さん♡の関係は、あれから進んでいるような無いような。一生懸命生きている大人達はどこか滑稽で愛おしくもあります。あの頃観て下さっていた方々、そして新たに興味を抱いてくださる方。皆様に毎日のほんの少しの幸せを感じて頂けましたらうれしく思います。月曜日の夜9時、鎌倉の片隅でお待ちしております! 長倉万理子(中の人、内田有紀)」

◆飯島直子

「11年と少しの時を経て、あの、千明と長倉家のストーリーを再開、再会、できる事ができて感慨深く思います。なんて事のない日常に、これだけの物語がある。人にはそれぞれその人のドラマがありますね。私が演じる典子は、マイペースで皆に迷惑をかけたり、心配させてしまう性格ではありますが、私はそんな純粋バカな典子が好きです(笑)11年後の“典子”見た目は変わりましたが中身は変わらずで、思い切り楽しく演じたいと思います。
『最後から二番目の恋』この復活を喜んでくれている人もたくさんいると思います! キャスト、スタッフと共に前作を超えるようなココロ温まるドラマにしたいと思っています! 初めてご覧になる方も月曜日の夜にホッとひと息してください!」

◆脚本・岡田惠和

「もう一度『最後から二番目の恋』の続編を連ドラでお届けできる幸せを噛み締めながら、紡いでおります。なかなか生きるのがしんどい世の中を、登場人物たちとともに、同じ場面にいて笑って泣いて怒って語って食べて飲んで、じたばたしたり、キュンとしたりしている気持ちになれるドラマを目指しています。やれやれ、という空気の月曜の夜に、名優たちの会話劇で、ほっこりしたり、安心したり、バカだねぇと笑ったり。せつなくなったりしていただけたらというのが脚本家の願いです」

◆主題歌・浜崎あゆみ

「『how beautiful you are』『Hello new me』に続いて、主題歌を担当させて頂き、とても光栄です。年月を重ねる事で変わっていくものと変わらないもの、誰にでもある人生の両面を表現してみました。ドラマと共に歩んできた皆様にも、今作が初めての皆様にも寄り添える一曲になるとうれしいです」

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