二宮和也、『あんぱん』妻役が松嶋菜々子で「この人生はもう勝ちですね」

2025年04月11日(金)08:15

　今田美桜が主演する連続テレビ小説『あんぱん』（NHK総合ほか）で柳井嵩（北村匠海）の父・清を演じる二宮和也がインタビューに答え、「朝ドラには呼ばれることはないんだろうなと思っていたので、びっくりしました」と明かした上、「嵩が進んでいく道のきっかけを作った人だと思うので、なるべくやさしさとあたたかさを嵩の心に残せるようにしたいと思っています」と語った。

【写真】妻・松嶋菜々子＆子どもたち、柳井家場面写真

　本作の主人公は、漫画家・やなせたかしさんの妻・暢さんをモデルとした朝田のぶ。

何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでを描く。

　二宮が演じる柳井清は、出版社を経て新聞社での海外赴任時代に病死した。文学や絵に造詣が深い、嵩が大好きな父。清は既に他界しているところから物語は始まる。

　連続テレビ小説初出演の二宮は、オファーを受けた際の気持ちを「朝ドラには呼ばれることはないんだろうなと思っていたので、びっくりしました。発表されてからはどこに行っても『おめでとう』と言っていただき、主役かと思うほどの祝福を受けました（笑）」と明かした。

　息子役の北村匠海、妻役の松嶋菜々子については「僕がオファーを受けたときは、まだ嵩役が発表されていなかったので、あとから北村くんだと知ったんですよ。ドラマで同じ作品に出るのは初めてですが、バラエティー番組でお会いしたときは、クールな印象で、すごく器用な方だと感じていて。割と性質としては同じ属性にいる人間なのかなと感じていたので、親子というのはしっくりくるものがありましたね。そして、妻役が松嶋菜々子さん。この人生はもう勝ちですね、みんなに自慢します（笑）」と話した。

　清の人物像については「嵩が進んでいく道のきっかけを作った人だと思うので、なるべくやさしさとあたたかさを嵩の心に残せるようにしたいと思っています。

生前もきっと、嵩のやりたいことに対して選択肢を与えながらも強制はしないような、当時にしては柔和なお父さんだったんじゃないかなと。ただ、嵩が小さいころに亡くなっていて、思い出にも限りがあるので、嵩にはなるべく思い出してほしいですね（笑）。人間というのはやっぱり苦しいときに楽しい記憶を思い出すもので、本来ならば嵩にとっては思い出さない方が豊かな人生なんだと思いますが……。僕、二宮個人としては、いっぱい思い出してほしいです（笑）」と二宮。

　最後に本作の見どころを「物語はもちろん、キャストの方々がすごく豪華ですよね。それぞれのキャラクターが濃いので、まさに実写版“アンパンマン”のような感じで、ワクワクします。出演者ではありますが、僕も視聴者の皆さんと一緒に放送を楽しみにしています！」と語った。

　連続テレビ小説『あんぱん』は、NHK総合にて毎週月～土曜8時ほか放送。

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