アニメ映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』のゲスト声優として、ルパン最大の敵ムオムを片岡愛之助、ミステリアスな少女サリファを森川葵が演じることが発表された。併せて本予告と本ビジュアルが解禁された。
【動画】『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』本予告
“ルパン三世”約30年ぶりの2D劇場版アニメーション・完全新作となる本作。舞台は地図に載っていない謎の島。お宝を狙って乗り込んだルパン一行を待ち受けていたのは、“不死身の血族”と呼ばれる正体不明の存在だった。前代未聞のスケールとドラマで描かれ、全ての「ルパン三世」につながる、原点ともいえる究極の物語が幕を開ける。
ルパンに立ちはだかる最強の敵、不死身の男ムオム役を演じるのは片岡愛之助。「歌舞伎『流白浪燦星』(ルパン三世)からのご縁で今回のお話をいただきまして、驚いたと同時にとても嬉しかったです。子供の頃から観ていたルパン三世。30 年ぶりとなる2Dアニメーション劇場版に携わることができ光栄でございます」と歌舞伎に続き、思い入れのあるルパンシリーズに参加できる喜びを語った愛之助が、墓場のような謎の島でおそろしい計画を推し進めている得体の知れない最強の敵ムオムを妖しく演じあげる。
さらに、ムオムに仕え、予測不能な物語の鍵を握るミステリアスな少女サリファ役には森川葵。声優経験も豊富な森川は、今回の抜てきに喜びと同時にプレッシャーを感じていたことを明かし、「お話をいただいた時に飛び上がるほど嬉しかったです。しかしアフレコの本番日が近づくにつれて、ルパンという名作への参加という重みに不安とプレッシャーが襲いかかりました。ムオムとサリファとのやり取りもぜひ目を離さず見ていただきたいです!」と意気込む。
本予告では、冒頭から歴代の劇場作品『ルパンVS複製人間』(1978)、『カリオストロの城』(1979)、『バビロン黄金伝説』(1985)、『くたばれ!ノストラダムス』(1995)、『DEAD OR ALIVE』(1996)の名シーンが次々に映し出され、約30年ぶりの2D劇場版アニメーション最新作という期待値を盛り上げるとともに、ニヤリと笑うルパンの「待ちくたびれただろ?」の一言。
地図にない謎の島に眠る莫大な財宝を狙い、まるで島に導かれるようにして辿り着いたルパンたち。敵を倒し財宝を盗み、24時間以内に脱出しなければならない。ルパンとその一味を徹底的に追いつめる不死身の敵ムオム(片岡愛之助)、謎の少女サリファ(森川葵)の見事な快演もお目見えとなり、サリファの「あなたの一族はあなたの代で終わるの」という不穏な台詞と共に、水へ沈むルパンの姿が。次元や五ェ門といったおなじみのメンバーによる銃撃戦やカーチェイスの迫力ある映像にB’zの主題歌「The IIIRD Eye」が絡み合い、エネルギッシュな予告編となっている。
果たして、ルパンは24時間以内にすべてを盗み出し、生きて島を脱出できるのか─。最後に銭形が満身を込めて叫ぶ「ルパン!」の裏側とは。そして、数々の名作・名エピソードが生み出されたルパン三世 劇場版の系譜に新たな1ページを刻むがごとく、「奴はまた、とんでもない物を盗もうとしている」に隠された意味は?
本ビジュアルは、今や「小池ルパン」とも称されるほど、ハードボイルドかつ迫力のあるタッチでルパンファンを魅了し続けている小池健監督自らの描き下ろし。ルパン、次元、五ェ門、不二子が顔をそろえ、背後には本作の最大の敵ムオム(片岡愛之助)と物語の鍵を握る謎の少女サリファ(森川葵)。また、中央には苦悩の表情を浮かべる銭形警部。待ち受ける謎の島の不気味さがうかがえ、圧倒的な存在感を放つ。
アニメ映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』は、6月27日より公開。
※片岡愛之助と森川葵のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■片岡愛之助
歌舞伎「流白浪燦星」からのご縁で今回のお話をいただきまして、驚いたと同時にとても嬉しかったです。子供の頃から観ていたルパン三世。30年ぶりとなる2Dアニメーション劇場版に携わることができ光栄でございます。
収録も「あ、ルパンと喋ってる!」と本当に夢のような時間で信じられなかったです。今回務めさせていただいたムオムというキャラクターは、不死身の生き物というのか、人工的に作られた最強な不死身の生物というのか。言葉であって言葉でないような、唸るような、ハッキリと何かを言っているでもないセリフもあり、謎が多いので深みを出したいと試行錯誤しながら作り上げていき、「よし、これがいい!」というところで落ち着きました。僕の中では出し切りました!
また主題歌には僕が昔から大好きなB'zさんということもあり色々なご縁を感じております。ぜひ劇場の大スクリーンで体感いただきたいです。
■森川葵
お話をいただいた時に飛び上がるほど嬉しかったです。しかしアフレコの本番日が近づくにつれて、ルパンという名作への参加という重みに不安とプレッシャーが襲いかかりました。今回の『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』ではこれまで私がイメージしていたユーモア溢れる姿よりも男前なルパンの姿がありました。
きっと皆さんの目にもそんなルパンの姿が魅力的に、そして新鮮に映るのではないかと思います。
サリファを演じる上で、感情を抑えつつも、常に明るく天真爛漫な雰囲気を保つことに気を付け、ルパンと対等な立場に立つのではなく、さりげなくルパンを振り回すような存在感を出すように心がけました。サリファ自身の軸を大切にしながら演じることができたと思います。
ムオムとサリファとのやり取りもぜひ目を離さず見ていただきたいです!
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