麻雀のプロリーグ『Mリーグ2024‐25』シーズンがファイナルを迎え、閉幕イベントが16日、開催された。本稿では、閉幕イベントで合同取材に応じた今シーズンセミファイナルまでで敗退した下位5チームのコメントを紹介する。
【写真】合同取材に応じるMリーガーたち
【第9位】BEAST X
鈴木大介「最高スコア賞を受賞できたのは、自分の雀風を考えた時はうれしかったですが、シーズン終わってみると、やはり自分自身不甲斐ない部分がありましたし、チーム力が至らなかった点というのはすごく痛感しました」
中田花奈「昨シーズンよりもさらにマイナスを増やしてしまって、個人のスコアとしても不甲斐ない気分です。今季も昨シーズンからスタイルをかなり攻撃的に変えたんですけど、次のシーズンにもやっていきたいとは思っています」
【第8位】EX風林火山
勝又健志「結果的に放銃がすごく多かったところがポイントを失ってしまった要因に直結しました。相手のことが研究できていなかったとは思ってはいないんですけど、勝負どころの見極めが甘かった」
二階堂瑠美「やっぱりそうですね。体調がコントロールできるものでもないんですけど、やっぱりの体の面で、チームメイトにもそうですし、応援してくださるファンの方にもたくさん迷惑とご心配をおかけしてしまったなっていう。」
二階堂亜樹「今季はバランスを変えるなど、試行錯誤の1年でしたが、今後も模索していくのだろうと思います。風林火山は1度優勝しましたが、この4人でもう一度勝ちたかったので、そこは申し訳なく思っています」
松ヶ瀬隆弥「一言で言うとやっぱ弱かったなと思います。自分の麻雀が全く打てなかったのが結果につながったと思います。今後は『Mリーグ』とは別の形で麻雀界に貢献したいです」
【第7位】KADOKAWAサクラナイツ
堀慎吾「応援してくださっている皆様を最後まで楽しませることができなかったことが非常に悔しいです。個人的には序盤は調子よかったので、そのまま走りきれていたら結果は変わっていたかもしれません」
岡田紗佳「チームに何も貢献できなかった。麻雀プロとしては勝てなかったことが結果だが、最後の最後でようやく初トップがとれて、『感動した』と言ってもらえたのはうれしかったです」
内川幸太郎「思い切ってやろうとしたが、結果がついてくるのが遅かった。もう少しチームに貢献したかったです」
【第6位】渋谷ABEMAS
日向藍子「個人としては4着回避率のタイトルは取れてうれしい反面、チームとしては昨季に続いてセミファイナル敗退と苦しいシーズンでした。私達のチームは前向きな雰囲気で、明るく声をかけあえていたと思います」
白鳥翔「個人としては、最終的なプラス400ぐらいできたのは良かったかなと思います。序盤で大きくマイナスし、内容も褒められたものではなかったので、そこは課題だと思っています」
松本吉弘「今シーズンは本当に厳しい戦いが続きました。
多井隆晴「いつかは僕も大きくマイナスするシーズンが来るだろうと思っていましたが、まさかこんなに200ポイント以上も負ける年が来るとは思いませんでした。今季負けた僕を見て、『ああ、多井の強さの裏にはあの時の負けがあったんだな』といつか記事に書けますから、皆さんラッキーですよ(笑)。僕たちは気合を入れ直して、来季びっくりするような麻雀をお見せします」
【第5位】KONAMI麻雀格闘倶楽部
伊達朱里紗「考えられることを増やしたい思って臨んだシーズンでした。ただ、考えることを増やした結果、今度は基本的なことがおろそかになってしまったり、メンタル面で引っ張られた面があったりなど、改めて難しい競技だなと実感いたしました」
滝沢和典「ポイント以上に内容が良くありませんでした。無理やり変えようとして、間に合っていなかったという感じです。今、シーズンが終わってすぐに絶好調な感じになってしまっているので、少しもどかしい気持ちです」
高宮まり「今季はスタートが重く、それで焦ってしまった気持ちもあって、少し木を見て森を見ずというか、細かいところにばかり目が行ってしまっていたなと振り返って思います」
佐々木寿人「 今季は参加率を上げるということを掲げて取り組みましたが、比較的うまくいったかなと思います。最終日、我々は控え室にいましたが、控え室であれだけ盛り上がるのですから、会場ではそれはすごい盛り上がりだったのだろうと思います。自分たちの麻雀でなんとか盛り上げられたらいいなと改めて思いました」