伊藤沙莉が主演する映画『風のマジム』より、高畑淳子、富田靖子、染谷将太らメインキャスト13名が発表された。併せて、主人公の伊波まじむ(伊藤)の性格が垣間見える、おばあ(高畑)とおかあ(富田)との日常がわかる特別映像2種が解禁された。



【動画】主人公の伊波まじむ(伊藤沙莉)のおばあ役に高畑淳子、おかあ役に富田靖子 キャラクター超特報2種

 「南大東島の風に吹かれて育つサトウキビからラム酒を作りたい」と思い立ち、社内のベンチャーコンクールを活用してビジネスを立ち上げた金城祐子氏をモデルに、原田マハが書き上げた『風のマジム』。この小説を映画化した本作は、平凡に生きてきた契約社員の主人公・伊波(いは)まじむが、思いつきで出した企画が勝ち残ったことで、周囲の人々を巻き込みつつも、家族に支えられて夢を実現する、主人公の成長と関わる人々の真心の物語となっている。

 伊波まじむ役は、伊藤沙莉。柔らかで温かみのある沖縄の方言で瑞々しく演じる。監督は、本作が映画初監督ながら、広告やショートフィルムで非凡な才能を発揮し続け、常に新たなチャレンジを試みる芳賀薫。

 伊波まじむ(伊藤)は那覇で豆腐店を営む祖母カマルと母サヨ子と暮らしながら、通信会社・琉球アイコムの契約社員として働いている。いつも祖母と一緒に通うバーで、ラム酒の魅力に取り憑かれたまじむは、その原料がサトウキビだと知る。折しも社内ベンチャーコンクールが開催され、まじむは、南大東島産のサトウキビからラム酒を作る企画で応募するが、それはやがて家族、会社、島民をも巻き込む一大プロジェクトへと発展していく。

 このたび、本作に出演するメインキャスト13名が解禁。

 まじむの祖母・伊波カマル(おばあ)役に高畑淳子、まじむの母・伊波サヨ子(おかあ)役に富田靖子、まじむが常連のバーのバーテンダー・後藤田吾郎役に染谷将太、沖縄の酒造りの名手・醸造家、瀬名覇仁裕(せなは・じんゆう)役に滝藤賢一。

 琉球アイコム 新規事業開発部部長・儀間(ぎま)鋭一役に尚玄、新規事業開発部の社員・糸数啓子役にシシド・カフカ。同じく社員役に橋本一郎、同社で働くまじむの先輩・知念冨美枝役に小野寺ずる。


 売れっ子醸造家、朱鷺岡明彦(ときおか・あきひこ)役に眞島秀和、まじむの後輩・仲里一平役になかち(仲地勇一朗)、一平の妻・仲里志保役に下地萌音。
郵便配達員・友利役に川田広樹(ガレッジセール)、南大東島 商工会議所・会長 東江大順(あがりえ・だいじゅん)役に肥後克広(ダチョウ倶楽部)。

 併せて、主人公まじむの家族との日常をピックアップした特別映像2種が解禁。

 「おばあ編」は、まじむとおばあが毎晩のように出かけるバーでの時間をピックアップ。お酒を呑むのが大好きな孫と祖母は、いつもたわいもない会話を繰り返す。このバーで、まじむの人生をかえる、運命の特別なラム(アグリコールラム)と出会う。

 「おかあ編」は、まじむとおかあの自宅での朝の時間が映し出される。毎晩のようにおばあと呑みすぎて帰ってくるまじむは、いつも出勤ギリギリまで寝ている。そのことを母にたしなめられながらも、毎朝必ず、ご先祖様へのウートートー(お祈り)は欠かさない。そんなまじむの性格や沖縄の日常がわかる映像になっている。

 映画『風のマジム』は、9月5日より沖縄県先行公開、9月12日より全国公開。

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