大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演する7月9日スタートのドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』の撮影現場を、同枠で現在放送中の『特捜9 final season』で主演を務める井ノ原快彦が訪問。4月クールの『特捜9』から7月クールの『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』へのバトンタッチ会が行われた。
【写真】井ノ原快彦、『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』チームに東映撮影所食堂で使える210食分のチケットをプレゼント!
『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』のメイン舞台でもある「SSBC=捜査支援分析センター(Sousa Sien Bunseki Center)」のセットにて行われたバトンタッチ会。
2006年に放送が始まった渡瀬恒彦主演の『警視庁捜査一課9係』から、自身が主演を務める『特捜9』(2018年~)まで、通算20シリーズにわたり“浅輪直樹”として出演してきた井ノ原。現在放送中のシーズンをもってファイナルを迎えることもあり、10年ぶりに同じ水曜21時枠に新作として誕生する『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』にバトンを渡すことに感慨も深い様子。
「実は『特捜9 final season』はもうクランクアップしてしまっていたので、こんなに早くまたこの(衣装の)スーツを着られるとは思っていなかったです。いい時間を持たせていただいてありがとうございます!」「大好きな3人なので、バトンタッチできることにワクワクしています」と心境を明かし、「警視庁の中にこんな最先端の場所があったんですね、20年いたのに知らなかった(笑)」と興味深そうに“SSBC”のセットを眺めていた。
警視庁を描いた刑事ドラマはさまざまあり、「それがみんな同じ世界線の中で生きていて、みんなが同じ建物の中にいると思うと面白いですよね」と井ノ原が話すと、「いつか井ノ原さんが演じる浅輪直樹が『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』に出てくる、という可能性もなくはないよ」と大森。すかさず相葉も「それ、いい!」と賛同し、両ドラマのファンにとってうれしくも待ち遠しいプランが持ち上がった。
同枠は井ノ原の『特捜9』、東山紀之主演の『刑事7人』と、相葉にとっては尊敬する先輩たちが長くシリーズを続けてきた、思い入れの強い枠。そんな思いも胸に抱き、井ノ原からバトンを引き継いだことには「子どもの頃からずっとお世話になっている先輩方から引き継いだバトンにはプレッシャーも感じますが、全力で挑むだけだなと思っています!」と、気合も十分にみなぎっている様子だった。
大森、相葉、松下とはそれぞれに親交も深い井ノ原。SNSでの「Tシャツ被り隊」で知られる井ノ原と大森は「共通の友人が多いこともあって、毎月何かしらでは会ってますね(笑)」と意外な告白も。「つい先日も『特捜9』終わっておつかれさま!」の乾杯をしましたね」と大森からは秘話も飛び出した。
そして井ノ原と松下は以前に夫婦役を演じたことも。今作ではその松下が大森と“元夫婦”という関係を演じると聞き、「15年くらい前に夫婦だったんですよね」と懐かしみながら、「僕の後に大森さんと結婚したってことなのかな(笑)」と笑わせていた。松下からも「いつも明るくて、みんなを楽しませてくださる雰囲気は変わらなくて、大好きな方です」とのコメントが。旧知の仲である3人と井ノ原の、和やかで笑いの絶えない時間が流れていた。
長きにわたり、東京・東映撮影所での撮影をしてきた井ノ原ならではのアドバイスも。「周辺の道路(環状八号線)が混むから、都心からは1時間半くらいはみて来たほうがいい」ということ、そして「食堂がおすすめ。お蕎麦がおいしい」「スーパー戦隊シリーズのキャストにたまに会える」「(撮影所の)目の前にコンビニがあるのはうれしい」と、さまざまな秘話が飛び出した。
大森からは「『特捜9』チームはみんな仲が良かったんですか?」と質問が出ると、「仲良かったです! 撮影がない期間にも食事会をしたり、個別で飲みに行ったり…」と井ノ原が懐かしそうに振り返る場面も…。まだ一緒に食事などには行けていないという大森、相葉、松下は「行くときは3人で行きましょうね! 抜け駆けはなしで!(笑)」と約束を交わしていた。
そしてラストには、相葉から井ノ原へ「『特捜9』おつかれさまでした」の気持ちを込めた花束のプレゼントが! すると、井ノ原からは「これ、『特捜9』から…」と、東映撮影所食堂で使える210食分のチケットが贈られ、思いがけないサプライズに大森、相葉、松下も「すごい!」と感激。暑い夏の撮影へと向かっていく『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』チームにとっても、大きな励みとなるバトンタッチ会になった。
ドラマ『特捜9 final season』最終回は、テレビ朝日系にて6月11日21時放送。
井ノ原、大森、相葉、松下のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■井ノ原快彦(『特捜9』:浅輪直樹役)
――『警視庁捜査一課9係』から『特捜9』まで、通算20シリーズ《浅輪直樹》として出演されてきた井ノ原さんから、10年ぶりの水曜9時新作としてスタートする『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』の御三方にバトンタッチをするという心境は?
実は『特捜9 final season』は、もうクランクアップしているので、まさかもう一度このスーツを着られるとは思っていなかったし、東映撮影所にこんなに早くまた来られるとは思っていませんでした(笑)。それがものすごくうれしかったですし、みなさんととこういう形でお会いできたのもうれしいです。大好きな3人なので、バトンタッチできることにワクワクしています。
――長く東映撮影所で撮影してきた先輩として、「これは知っておいたほうがいい!」というアドバイスは?
今日は撮影ではなくみなさんとおしゃべりできるんだ、という軽い気持ちで来てしまったんですけど(笑)、撮影のときは周辺の道路(環状八号線)も混むし、1時間半くらいはかかるつもりで来ていましたね。
あと、食事はお弁当(ロケ弁)も多いかと思いますけど、食堂も結構おすすめです。お蕎麦がおいしいです! トッピングとかもできるから、いろいろ楽しめます。コンビニがすぐ目の前にあるのもうれしいかな。あと、あんまり言えないですけど(笑)、スーパー戦隊シリーズのキャストにたまに会えるのがうれしかったです。横浜流星くんにあいさつしたこともありました(笑)。
――『特捜9 final season』もいよいよ最終回を迎えます。
実は一足先に昨日最終回を見ました。「これが20シリーズやってきた最後なんだな」って思うと、すごくやりきった気持ちもあり、ストーリー的には意外なこともあり…。いくつか、監督から「ここは井ノ原さんの気持ちで言っちゃってください」っていうシーンもあって、20年のドキュメンタリーのような部分もあると思います。
その思いが結実した最終回になっていると思いますので、ぜひ見ていただけたらうれしいです。
■大森南朋(『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』:伊垣修二役)
――井ノ原快彦さんからバトンを受ける心境は?
非常に伝統的な枠である水曜9時。いろんな方がやられてきて、そのシリーズの長さなども見てきて存じ上げているので、こうやってバトンを受けられるのは光栄です。僕たちのドラマはまだ始まったばかりですが、どうなっていくのか、とても楽しみにしています。
――井ノ原さんとはSNSでの《Tシャツ被り隊》などでの親交も知られていますが…?
共通の友人が多いこともあって、毎月何かしらでは会ってますね(笑)。つい先日も、『特捜9』終わっておつかれさま、って乾杯を…。Tシャツもよく同じものが被るので、そのたびに写真を撮っているんです(笑)。
――7月9日スタート、『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』の見どころ、注目ポイントを教えてください。
今までの刑事ドラマの面白いところを踏襲しながら、また新しい一面も見せられるような、素晴らしい作品になっていくと思います!
■相葉雅紀(『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』:名波凛太郎役)
――事務所の先輩でもある井ノ原さんからバトンを受ける心境は?
嵐としてデビューする前は、ずっと井ノ原さんたちV6のバックにつかせてもらっていたので、本当に「直属の先輩」という存在なんです。その感覚はいまだに抜けないですね。
井ノ原さんもそうですが、東山紀之さんも同じ枠で『刑事7人』をやられていて、子どもの頃からずっとお世話になっている先輩方から引き継いだバトンにはプレッシャーも感じますが、全力で挑むだけだなと思っています!
――7月9日スタート、『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』の見どころ、注目ポイントを教えてください。
重厚な事件も描きながら、皆さんのキャラクターが立っているので、コミカルな部分も多くあると思います。住居に付いている防犯カメラ、お店に付いている防犯カメラ、車に付いているドライブレコーダー…そういったもの全てのものを駆使して事件を解決していきます!
■松下奈緒(『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』:青柳遥役)
――井ノ原快彦さんからバトンを受ける心境は?
時代とともにいろいろな刑事ドラマが生まれ、設定などもハイテクになっていったりと変化していますが、どの作品も長く皆さんに愛された作品だという印象的です。私たちも長く、面白いものを作っていけたらと思います。
――井ノ原さんとは以前に夫婦役でご一緒してから親交などは?
あれは13年前になりますね。その後も私のライブに来ていただいたり、バラエティー番組でご一緒したり、という感じでお会いしていました。いつも明るくて、みんなを楽しませてくださる雰囲気は変わらなくて、大好きな方です。
――7月9日スタート、『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』の見どころ、注目ポイントを教えてください。
事件を解決するのはもちろん大前提として、そこに出てくるキャラクターが皆さん魅力的で愛される人たちばかりなので、人間ドラマとしても楽しめる、そんな刑事ドラマになっていると思います。