藤木直人が主演し、白石麻衣が共演する7月9日スタートのドラマ『最後の鑑定人』(フジテレビ系/毎週水曜22時)に、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類の出演が決定した。
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小説家・岩井圭也の同名小説をドラマ化した本作は、かつて科捜研のエースとして活躍した主人公が科学捜査を用いて難事件を解決へ導いていくサイエンス×ミステリー作品。
かつて科捜研のエースだった土門誠は、その鑑定技術の高さから「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめ、科学捜査最後の砦として“最後の鑑定人”との異名で呼ばれていた。ある事件をきっかけに彼は科捜研をやめ、現在は自ら開設した土門鑑定所を営んでいる。有能ではあるものの、人に興味がまったくなく合理的、時には依頼人にも心ない言動で不快にさせてしまうことがたまにキズ…。今回、そんな偏屈科学者・土門に振り回される人々を演じるキャストが発表された。
迫田孝也演じる相田直樹(あいだ・なおき)は、土門に科学鑑定を初めて依頼する弁護士。優しくて人当たりがよく、弁護依頼をどんどん受けてしまいがち。信頼する先輩弁護士に勧められて土門鑑定所を訪れ、それ以降ことあるごとに鑑定協力を頼むようになる。クセのある土門に圧倒されるも、現場に同行するなど事件の真相に近づいていく土門を信用している。
中沢元紀は捜査一課のやる気溢(あふ)れる刑事・都丸勇人(とまる・ゆうと)を演じる。刑事に憧れて神奈川県警に入庁した若手で、上司の三浦に土門と捜査現場の橋渡し役を命じられる。土門のとっつきにくく何を考えているのかわからない様子に翻弄され、イライラしつつも、依頼を引き受けてもらえるよう説得する。
阿部亮平演じる三浦耕太郎(みうら・こうたろう)は、都丸と同じく捜査一課に所属する係長。科捜研で活躍していたころの土門を知る人物で、土門の鑑定技術に絶大な信頼を置く。部下の都丸に土門を紹介し、科学捜査を依頼させる。
栗原類は科警研(科学警察研究所)に所属する嵐山信幸(あらしやま・のぶゆき)役に決定。嵐山は科警研の法科学部副部長・尾藤宏香(びとう・ひろか)の助手。躊躇なく慣例外の鑑定協力を依頼してくる土門を不快に感じている。
また、放送スタートに向けて着々と撮影が進む本作の現場に、原作を手がける岩井圭也が訪問。土門鑑定所のセットが立つスタジオを訪れ、藤木や白石らが演じる姿を間近で見学した。撮影の合間にはキャストやスタッフらと談笑する姿も見られ、撮影現場を盛り上げた。
自ら作り上げた土門と高倉に“初対面”した岩井は、「藤木さんと白石さんに直接お会いすることができて、ビックリです…! 実際に現場で演じている姿も見させていただき、“こうだったらいいな”という自分のイメージ以上の形で演じていてだいているなと感じました。専門用語などのせりふが多く、すごく難しい部分もあると思うのですが、お2人は本当にうまくご自身の言葉のように話されていて“土門と高倉が生きてる!”と感動してしまいました」と明かした。
藤木の“土門っぷり”に関しては、「原作と同じくベージュのジャケットを着ていただいて、すごく似合っておりました。
ドラマ『最後の鑑定人』は、フジテレビ系にて7月9日より毎週水曜22時放送(初回15分拡大)。
※迫田孝也、中沢元紀ほかのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■迫田孝也
――オファーを受けた際の率直な思いを教えてください。
たくさんの想像をかき立てられる人物だなと思いました。自由と責任をしっかり背負って、人間力の強い相田弁護士を演じたいと思います。
――台本や原作を読まれていかがですか?
毎話起こる事件に対して、登場人物がそれぞれ違ったアプローチをして解決していくところがワンチームを感じられました。自分の役割をしっかり果たそうと思います。
――撮影で楽しみにしていることがあれば教えてください。
今回の作品は自分にとって新たな分野が広がる予感がしております。さらに今まで以上に関わる意義というものを強く意識したいと思っております。週の半ば、水曜の夜が待ち遠しくなるような作品を作り上げていきます。どうぞお楽しみに。
■中沢元紀
――オファーを受けた際の率直な思いを教えてください。
ずっと刑事役に挑戦したい気持ちが強くあったので、今回お話しをいただけて素直にうれしかったです。土門先生に振り回されながらも、若手刑事らしく熱い気持ちをもって事件解決を目指していこうと思います。
――台本や原作を読まれていかがですか?
クセのある変人バディによるサイエンス×ミステリーの世界観に一気に引き込まれてしまいました。1話は、都丸目線で物語が進んでいく部分があるので、視聴者の皆さんも都丸といっしょに事件を解決していく目線にたっていただけたら、より楽しんでいただけるのではと思います。
――撮影で楽しみにしていることがあれば教えてください。
初めて共演させていただく方たちばかりで、皆さんが演じる人物も魅力的なキャラクターなので、お芝居をした時の化学反応がとても楽しみです。
■阿部亮平
――オファーを受けた際の率直な思いを教えてください。
今回『最後の鑑定人』に参加できることを大変光栄に思います。 刑事役として、後輩刑事の面倒も見つつ、しっかりと事件と向き合っていこうと思います。
――台本や原作を読まれていかがですか?
ただの刑事ドラマではなく、一癖も二癖もある人物がどう絡んでいくのか、一つの事件に対しても細かなところまで描かれていて、最後まで気になり一気に読み終え、さらに見直すくらい。ぜひ皆さんにも最後までどうなるのか楽しみながら見て欲しいです。
――撮影で楽しみにしていることがあれば教えてください。
お会いしたことある方もいますが初めましての方も、お芝居でどんな“化学反応”が起こりどんな役が出来上がっていくのかが楽しみです。
■栗原類
――オファーを受けた際の率直な思いを教えてください。
オファーをいただいた時は純粋にうれしかったです! でも同時に“行き違いじゃないよね?” “ドッキリとかじゃないよね?”と、間違った意味でのドキドキ感がありましたが、衣装合わせまでたどり着いて安心できました。僕が演じる嵐山は見た目通り真面目そうな男です。真面目な人を演じるのは久しぶりなので挑戦ではあります。
―― 台本や原作を読まれていかがですか?
ミステリーの中に含まれている異質な空気感を作り出すキャラクターたちが生み出す光景が面白いなと読んでいて感じました。
――撮影で楽しみにしていることがあれば教えてください。
極上の役者の方々、スタッフさんたちがいらっしゃる現場なので、どのような空気感が作られるのかが楽しみでありつつ、僕も僕なりに刺激を与えられるように頑張ります。