先日、10代から活躍する“くみっきー”ことモデル・タレントの舟山久美子がインタビューに応え、10代の頃に父親が事業の失敗など総額4000万円の借金を作ってしまい、家族みんなで働き完済した、というエピソードを語り、話題になった。舟山のほかにも有名人の中には、若い頃になんらかの理由で多額の借金を抱えて苦労した人も少なくない。
【写真】有名人「借金返済」壮絶エピソード(7人)
■ 博多華丸・大吉
珍しくコンビで借金していたエピソードを明かしたのが、THE MANZAI2014王者で、最近では『あさイチ(NHK総合)メインキャスターとしてすっかり“朝の顔”になったお笑いコンビ、博多華丸・大吉。かつて『マルコポロリ!』(カンテレ)に出演した際に、養成所時代から借金を積み上げていたことを告白している。
1990年にコンビを結成し、福岡吉本の1期生としてデビューした2人。当時、実家から通っているタレントにはアルバイト禁止令が出されており、さらに福岡吉本の社員から「芸人は遊べ。ナンパしろ」と指導を受け、真に受けた2人は毎晩のように中洲でどんちゃん騒ぎをし、気づけば2人の消費者金融からの借金は華丸が500万円、大吉が250万円にまで膨れ上がっていた。
身動きがとれなくなった2人は吉本に相談したというが、借金騒動は思わぬ形で終わりをとげる。大吉によると「結果的に(借金していた消費者金融のうち)半分ぐらいの金融会社がつぶれた」と明かし、「こんなエンディングがあるんだ、向こうが倒れるんだ、あんなに追われてたのに」と振り返っていた。
■ ウド鈴木
お笑いコンビ、キャイ~ンのウド鈴木も、若いころに借金地獄にあえいでいた1人。芸人デビュー後、キャバクラ通いにハマってしまったウドが消費者金融にした借金額は最大で800万円。払えずに所属事務所に肩代わりしてもらい、2度と借金しないと約束したにも関わらず1年後にはまた借金を作っていたウドに相方・天野ひろゆきが激怒。「今度、もし借金したらコンビ解散だ!」と通告され、「本当に困った時はオレに言え」と告げられ、その通り天野に借りていた時期もあったという。
■ 林修
「いつやるか? 今でしょ!」のフレーズでおなじみの予備校講師・林修も、かつて多額の借金を背負っていたことをテレビ番組で明かしている。
東大卒業後、大手銀行に就職するも「ここは潰れる」と直感し、わずか5ヵ月で退職した林。その後、さまざまなビジネスに手を出すも軒並み失敗し、借金が2000万円にまで膨れあがってしまったが、予備校講師として働き始めると人気講師となり、40歳ごろに完済。借金を抱えていたころも「負ける確率が非常に高いチャレンジ」に実験的に挑んでいた意識があったため「焦りは一度もなかった」というのは、いつも冷静な林らしいコメントだ。