映画『フラッシュ』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズなどに出演するも、一時期スキャンダルが相次いだエズラ・ミラーが、久しぶりに公の場に登場し、近年の「厳しい試練」についてコメントした。 

【写真】独創的な雰囲気は変わらずのエズラ

 JustJaredによると、現地時間6月19日、伊サンタ・マルゲリータ・ディ・プーラのフォルテ・ビレッジ・リゾートにてFilming Italyが開催され、エズラが来場。

プロジェクトコーディネータ―のミラ=アレクシア・ゴイコビッチと並んで写真撮影に応じたほか、イベントを主催するティツィアナ・ロッカと面会するなど、いくつかのイベントに顔を出したようだ。

 イベント中、いくつかメディアの取材に応じたエズラはLo Speciale Giornale誌に対し、「試練を乗り越えられた時、僕の場合は実際乗り越えられるかどうかも分かりませんでしたが、人は同じように試練の最中にいる人々に目を向け、手を差し伸べることが出来るようになります」とコメント。

 「僕らの世界では、そういった余裕、そうしたいと願う気持ち、実行する力が希薄になっていると思います。思い込みや自己認識、世界からどう見られるかといった概念に憑りつかれてしまっています。過去を乗り越えることで、人と繋がる事が出来ると信じています。そして、僕にそうしてくれた人々には、生涯かけて報いていきたいと思います」と語ったそう。

 また、「そうしてくれなかった人が誰なのか、わかったことにも感謝しています。この業界で働くと、自分のことや、自分の幸福のことなど一切気に掛けない人にも出会います。当時の自分の行いを後悔し、嘆いていますが、あのどん底の経験から得た学びについては心から感謝します」と続けた。

 エズラは、2020年にアイルランドの路上で女性の首を締める様子を撮影された動画が流出。そして2022年3月にハワイのカラオケバーにて逮捕されたのを皮切りに、女性にけがをさせて再び逮捕されたほか、6月には当時12歳の少女をグルーミングしたと両親から訴えがあり接近禁止命令を申請されたことが発覚。8月には、バーモント州の留守宅に侵入し酒瓶を盗んだとして、重罪住居侵入と軽窃盗罪でついに起訴された。
同月エズラは謝罪声明を発表し、メンタルヘルスに問題を抱えているとし、ワーナーブラザースのサポートを受けて治療を開始した。

 なおエズラは、写真に撮られなかったものの、5月に開催されたカンヌ国際映画祭でも姿をキャッチされていたそうだ。

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