今田美桜が主演する連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)の第13週「サラバ 涙」(第65回)が27日に放送され、津田健次郎演じる東海林が新聞社の入社試験を受けたのぶ(今田)の採用を後押しすると、ネット上には「いい人」「東海林さん良き…」「熱くてカッコいい」などの反響が寄せられた。
【写真】面接官を務める東海林(津田健次郎) 『あんぱん』第65回場面カット
闇市の屋台で渡された名刺を頼りに、高知新報にやってきたのぶ。
受験を決意したのぶは数日後、筆記試験と実地試験にのぞむ。そして迎えた面接でのぶは、面接官の霧島(野村万蔵)から、かつて愛国の鑑として記事になったことや教師を辞めたことを指摘され“思想はそう変わらないのでは?”と問い詰められる。
のぶは「私が信じていた正義は間違っていました」と答えつつ、これからはひっくり返らない確かなものをつかみたいと訴える。しかし面接官たちの表情は厳しいまま。のぶは肩を落として退室する。
霧島が「過去はぬぐえんき…」とつぶやくと、面接官を務めていた東海林が「ちょっと待ってください!」と切り出す。東海林はのぶを“いまの女性の代表”と評すると、戦前の教育で軍国少女となった女性たちは敗戦を迎えたことで「自分自身を墨で塗りつぶされたがです!」と語る。そして「世の中も、俺も、あんたらも…変わらんといかんがじゃないですか!」と霧島に言い放つと、真剣な表情で「責任は俺が持ちます」と断言するのだった。
初対面を覚えていなかったものの、のぶの採用を後押しする東海林。