Amazon MGMがプロデュースを手掛ける『007』シリーズの最新作の監督に、『DUNE/デューン 砂の惑星』などを手掛けた仏系カナダ出身の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴの起用が発表された。
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Varietyによると、この度Amazon MGMスタジオが、ヴィルヌーヴの監督起用と、彼の公私にわたるパートナーであるタニヤ・ラポワントの製作総指揮就任を明らかにしたそう。
「私にとって彼は神聖な存在です。伝統を尊重しながら、新しいミッションの道を切り開いていきたいと思います。大きな責任を感じるとともに、喜ばしくもあり、名誉でもあります。(プロデューサーの)エイミー(・パスカル)とデヴィッド(・ハイマン)、私は、ボンドをスクリーンに呼び戻すことを楽しみにしています。僕を信じてくれたAmazon MGMスタジオに感謝します」と続けた。
アカデミーノ賞ミネート経験を誇るヴィルヌーヴ監督は、フランク・ハーバートの同名SF大河小説を映画化した『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズのほか、『ブレードランナー 2049』や『メッセージ』、『ボーダーライン』などで知られる。現在『DUNE/デューン』の第3弾となる『Dune Messiah(原題)』に取り組んでおり、同作は2026年に公開を予定している。
イギリスを代表するスパイ映画「007」シリーズは、1962年公開の『007/ドクター・ノオ』以来、制作会社イーオン・プロダクションズが手掛け、同社のマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリが、キャスティングや監督、脚本の決定など、クリエイティブ面で全権を握ってきたが、今年2月、Amazon MGMスタジオがこの権利を10億ドル(約1450億円)を払って手にした。
新ボンド役俳優に注目が集まるなか、同社は3月に、エイミー・パスカルとデヴィッド・ハイマンをプロデューサーに起用したと発表。