人気ゲーム『Until Dawn ‐惨劇の山荘‐』を実写映画化した『アンティル・ドーン』(8月1日公開)より、山荘に集まった登場人物の相関図と、不穏さがにじむキャラクター写真が解禁された。
【写真】顔半分の様子がおかしい主人公 『アンティル・ドーン』不穏さがにじむキャラクター写真
本作は、『ヴァチカンのエクソシスト』、「ドント・ブリーズ」シリーズなどを手がけた映画スタジオ、スクリーン・ジェムズが放つホラームービー。
PlayStation(R)5/PC用人気ゲームを、“タイム脱出型“スラッシャーホラーとして実写映画化した本作。ゲーム版では8人の若者が「全員生存」から「全員死亡」まで256通りの結末に向かって運命を左右されるが、映画版では5人の若者が惨劇に見舞われ、残酷な生き残りゲームを繰り広げることになる。
今回、そんな人気ゲームを原作とする本作から、ゲーム版を彷彿とさせる波乱の予感に満ちた、5人の若者を取り巻く相関図とキャラクター写真が一挙解禁された。ゲーム版のファンでもあるデヴィッド・F・サンドバーグ監督の制作秘話を交えつつ、死の恐怖と謎に満ちた物語の全貌に迫る。
■STORY:1年前に失踪した姉を探す旅が、新たな惨劇を呼ぶ
主人公クローバーと友人たちは、1年前に失踪した姉のメラニーを探すために訪れた山荘で突然現れた覆面の殺人鬼によって惨殺される。一度は死んだはずの彼らだったが、目が覚めると驚くべきことに殺される前の時刻に戻っている。そして再び命を狙われ、残酷に殺され、また時間が逆戻りして生き返る…。追体験の度に異なる殺人鬼が現れ、殺され方も変わり、惨劇が倍増加速していく。やがて彼らは、この<恐怖のタイムループ>から抜け出す唯一の方法は、死を繰り返しながら謎を解き、夜明けまで生き残ることだと気づくが…。
原作ゲームタイトルでもある『Until Dawn』とは、「夜明けまで」という意味。砂時計がリセットまでのタイムリミットを刻む中、砂が落ちきる前に殺人鬼に殺されてしまえば、生き残りゲームは再び振り出しに戻ってしまう。
大人気ゲームを、“死んでも死んでも終わらない”<殺戮タイムループハウス>を舞台に実写映画化したサンドバーグ監督は、「いくつものホラー映画が一つの作品になっていることに惚れ込んでしまいました。ホラーという道具箱を丸ごと使って遊ぶことができました。毎晩別の物語に変わるようで、次に何が起きるのかまったくわからないんです」と、本作の物語を楽しみながら作り上げたことを明かしている。
生きて山荘を抜け出すには、死を繰り返しながら謎を解き明かさなければならないが、やがてクローバーたちは、姉の失踪や山荘に隠された恐ろしい真相を知ることになる。
■CHARACTER:友情と恋愛の間で揺れ動く、山荘に閉じ込められた5人の若者たち
◆クローバー(エラ・ルービン)
1年前に届いた連絡を最後に失踪した姉メラニーを探して旅に出た主人公。元カレのマックスや友人たちとともに、姉が最後に目撃された情報を頼りに山奥の山荘へ向かう。母を亡くしたすぐ後に姉と喧嘩別れのまま会えないでいる悲しみと責任感を抱えながら、恐怖のタイムループに巻き込まれていく。
◆マックス(マイケル・チミノ)
クローバーの元カレ。別れた後も友人としてクローバーを気遣い、クローバーの姉探しの旅に同行する。気さくな性格で場を和ませるムードメーカーだが、今もクローバーへの恋心は整理できていないよう。ミーガンとは訳アリな関係。
◆ニーナ(オデッサ・アジオン)
クローバーの親友で、エイブの恋人。
◆ミーガン(ユ・ジヨン)
クローバーとニーナの友人で、ニーナの恋愛遍歴にも詳しい。霊的な力を感じ取る不思議な能力を持つ、心優しき女性。この旅の間もひそかにクローバーとマックスの関係を気にかけている。
◆エイブ(ベルモント・カメリ)
ニーナの恋人。クールにふるまっているが子供っぽい一面もあり、マックスを冷やかして怒らせてしまうことも。そんな言動をニーナに咎められることもあり、死んでも死んでも終わらない<恐怖のタイムループ>の果てに、2人の関係はどのように変わっていくのか。
◆メラニー(マイア・ミッチェル)
クローバーの姉で、1年前に謎の失踪を遂げた。母を亡くして家を出た後にクローバーたちがたどり着くガソリンスタンドを訪れたようだが、その後彼女の身に何が起きたのか。クローバーたちの身に降りかかる惨劇との関係は? その安否が気遣われる。
◆ドクター・ヒル(ピーター・ストーメア)
ガソリンスタンドの店員として登場しクローバーたちに山荘の存在を知らせる人物。山荘で起こる不可解な現象やタイムループに関する重要なカギを握る。今回の実写化において原作ゲームから登場する唯一のキャラクターである。
■SYSTEM:些細な選択が死につながる! <殺戮タイムループハウス>のルール
夜ごとに現れる殺人鬼と殺され方が変化していき、前回の死からは予測不能な死が主人公たちを襲う<殺戮タイムループハウス>のルール。生きて<夜明け>を迎えることでしか、この恐怖の夜から抜け出すことはできない。さらに、死ぬたびに身体は弱っていき、死ぬことができるのは<13回まで>。いつもの仲間と変わらない毎日を送っていたはずの5人の若者は、繰り返す死の恐怖を前に変わらぬ友情を貫くことができるのか。
ただ同じ死を繰り返すだけではない、恐ろしいルールのもとに若者たちを引きずり込んだサンドバーグ監督は、「彼らを地獄さながらの状況に置いてひどい目に遭わせましたし、彼らを殺す方法にもいろいろと創意工夫をこらしました」と語る。その言葉からは、彼らのたどる悪夢のような運命と残酷なストーリーの充実ぶりがうかがえる。
果たして、山荘で繰り返される死の恐怖から、主人公たちは生きて朝を迎えることができるのか。映画版で迎える結末は「全員生存」なのか、「全員死亡」なのか。それとも…?
映画『アンティル・ドーン』は、8月1日より全国公開。