9月14日放送・配信開始となる吉岡秀隆主演『連続ドラマW 夜の道標 -ある容疑者を巡る記録-』(WOWOW/毎週日曜22時)の追加キャストとして、瀧内公美、高杉真宙、和田正人、キムラ緑子らの出演が発表された。併せて、衝撃の真実を暗示するポスタービジュアルと本予告が完成した。



【動画】刑事・吉岡秀隆が犯人の足取りを追う 『連続ドラマW 夜の道標 -ある容疑者を巡る記録-』本予告

 ミステリー作家・芦沢央が作家生活10周年記念として手掛けた小説『夜の道標』(中公文庫)を連続ドラマ化した本作は、1996年に起こった殺人事件の担当刑事・平良(吉岡)が、2年間逃亡する容疑者の足取り、殺人の理由を捜査しながら事件の“真実”に迫っていく本格社会派ミステリー。各登場人物のバラバラに思えた点と点が“ある容疑者”を巡ってつながったとき、思いもよらぬ“社会の闇”が浮き彫りとなっていく。

 そんな事件に関わっていく重要な役どころとして、殺⼈事件の容疑者・阿久津の同級⽣で、阿久津をかくまう⻑尾豊⼦役を瀧内公美、また刑事・平良とバディを組み、真相究明に奔⾛する若⼿刑事・大⽮啓吾役を高杉真宙が演じ、物語を大きく動かしていく。

 瀧内公美は「脚本を読み終えたとき、取り扱う題材の重さに心が痛み、登場⼈物たちが⽣きる時間の流れに、引きずり込まれていくような感覚に陥りました。現場では、この感覚に引っ張られぬようにと踏ん張れば踏ん張るほど、重くのしかかり、苦しい⽇々でした。かすかな幸せも、すぐにこぼれ落ちそうになる。それが何より怖かったことでした。真摯に導いてくださった森淳⼀監督、⾒守りつづけてくださったスタッフ・キャストの皆さまに、心から感謝申し上げます。この作品が描く社会の光と影を、皆さまがどう受け取ってくださるか。息づく“⼈間のさま”を、ぜひ⾒届けていただけると幸いです」とコメント。

 高杉真宙は「この作品で大⽮という⼈物は犯⼈を追う⼀⼈の警察官ですが、⼈らしく葛藤する様は⾒ている⽅達と同じ心情でいる存在だと思います。今回僕は台本をいただいてから読み終わった後の世界は、また⼀つ⾃身の中で変化があったように感じました。
それほど心を揺さぶられる台本で、読んでからも現場に⼊ってからもずっと彼らのことを考えている時間を過ごしていました。多くの⽅に⾒ていただきたい作品です。⾒ていただいた⽅の数だけ、どのように感じたかを聞けるので。皆さんの声が聞きたい作品です」としている。

 このほか、容疑者・阿久津と“あるきっかけ”で出会う小学6年⽣・橋本波留役に小谷興会。波留のクラスメート・仲村桜介役に小林優仁。刑事・平良の妻・澄⼦役に映美くらら、平良夫婦の⼀⼈息⼦で悩みを抱える⾼校⽣・孝則役に坂元愛登。波留の父親・橋本大洋役に吉岡睦雄。阿久津の元妻・真木実和役に朝倉あき。学習塾の講師で、阿久津に殺害された被害者・⼾川勝弘役に宇野祥平。平良と大⽮の上司の刑事課⻑・井筒勲役に和田正人。そして物語の鍵を握る阿久津の⺟親・栄⼦役をキムラ緑子が演じる。
ほかにも野⽥演じる阿久津の少年期を原田琥之佑、波留らの担任教師を柾⽊玲弥が演じる。

 ポスタービジュアルは、夜の闇に紛れた犯⼈と追い求める刑事ら、そして犯⼈を匿う⼥性。四つの断片に分かれた登場⼈物の内在している感情を表現。また光の境界線がそれぞれの関係性や緊張感を示し、キャッチコピーの「この罪を、誰が責められるのか。」とともに衝撃の真実を暗示させるビジュアルとなっている。⽴場も境遇も異なる4⼈とさまざまな関係者が、どんな思いを抱えて、この事件、そしてその先の“社会の闇”と向き合い、関わるのか。

 『連続ドラマW 夜の道標 -ある容疑者を巡る記録-』は、WOWOWにて9月14日より毎週日曜22時放送・配信(全5話)。

編集部おすすめ