映画監督のギャレス・エドワーズ、デヴィッド・コープ(脚本家)が23日、都内で開催された映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』日本最速上映ファンイベントに出席。エドワーズ監督はスティーヴン・スピルバーグ監督との秘話を明かし、映画業界を志す人々へのアドバイスを語った。



【写真】日本語吹き替えキャストを務めた松本若菜、吉川愛も登場

 本作の舞台は、前作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)から5年後の世界。生態系のバランスが破壊された現在の地球になじめない恐竜たちは、かつて彼らが繁栄していた環境と似た気候の赤道直下の隔離された場所に生息し、その熱帯生物圏の中で最も巨大な三大恐竜が、人類に奇跡的な救命効果をもたらす薬の鍵を握っている。

 エドワーズ監督は「8回目の来日になります。実は3年前には東京で映画の撮影もしているんです。とにかく日本が大好きなのは昔からなのですが、ゴジラ映画も監督しましたし、今日こうやって『ジュラシック・ワールド』をここで公開するというのは、本当に自分の夢が叶ったような気持ちです」とにっこり。

 そんなエドワーズ監督は、本作の監督を務めるにあたって、スピルバーグ監督にプレゼンをしたそうで「彼は僕の英雄なんです」「非現実的な体験で、彼は気に入ってくれるのかとずっと思いながら最後までいったら、誉め言葉をいただいて、死んでもいいと思うくらい嬉しかったです」と振り返っていた。

 『ジュラシック』シリーズに携わるための助言を求められると、『ジュラシック・パーク』が映画業界に携わりたいと思ったきっかけだったと言い、映画学校に通ったことや、起用してもらえない仕事もあったとコメント。そして「今日この舞台で『ジュラシック・ワールド』を皆さんに公開できます。私は今50歳です。アドバイスとしては、絶対にギブアップしないこと。夢は叶うものだと思います」と呼びかけていた。

 この日は、ゾーラ・ベネットの吹き替えを務めた松本若菜、テレサ・デルガドの吹き替えを務めた吉川愛、ダンカン・キンケイドの吹き替えを務めた楠大典も出席。
松本と吉川はエドワーズ監督とデヴィッドに法被をプレゼントし、一同は壇上の巨大な絵馬に願い事を記していた。

 映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は8月8日より公開。

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