Amazon MGMスタジオが手掛けるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による新作『007』の脚本家に、ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』で知られるスティーヴン・ナイトが起用された。Varietyが報じた。
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ナイトは、キリアン・マーフィー主演の英国アカデミー賞受賞ドラマシリーズ『ピーキー・ブラインダーズ』のクリエイター、製作総指揮、脚本家として知られ、映画の世界でも2002年公開の『堕天使のパスポート』でアカデミー脚本賞候補となったほか、デヴィッド・クローネンバーグ監督の『イースタン・プロミス』、パブロ・ラライン監督の『スペンサー ダイアナの決意』や『Maria(原題)』などの脚本を手掛け、ジェイソン・ステイサム主演の『ハミングバード』、トム・ハーディ主演の『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』などでメガホンもとっている。
この後、ファン待望の映画版『ピーキー・ブラインダーズ』がNetflixで配信を控えるほか、アンソニー・ボイルやルイス・パートリッジ出演の歴史ドラマシリーズ『House of Guinness(原題)』が同じくNetflixで配信予定となっている。
イギリスを代表するスパイ映画「007」シリーズは、1962年公開の『007/ドクター・ノオ』以来、制作会社イーオン・プロダクションズが手掛け、同社のマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリが、キャスティングや監督、脚本の決定など、クリエイティブ面で全権を握ってきたが、今年2月、Amazon MGMスタジオがこの権利を10億ドル(約1450億円)を払って手に入れた。
同スタジオは6月、第26作品目となる『007』の新作の監督に、『DUNE/デューン 砂の惑星』などを手掛けた仏系カナダ出身の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴの起用が発表した。Varietyによると、同スタジオでは2028年公開を視野に入れているようだ。